4月9日(日)からテレビアニメが放送されることが決定した刀鍛冶の里編の第一話が世界初公開となる『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が絶賛公開中。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は、世界95の国と地域で上映。2月25日(土)、26日(日)にそれぞれフランス・パリとドイツ・ベルリンにて待望の舞台挨拶を開催した。ワールドツアー上映と題し、先日はメキシコで開催され、来週は韓国にて舞台挨拶を行う。
会場にはそれぞれお気に入りのグッズを身につけステージの方へ熱い眼差しを送るファンに溢れ、早くも会場のボルテージは上昇している模様。今か今かとキャストの登場を待ちわびる中、音柱・宇髄天元役の小西克幸、アニメ「鬼滅の刃」プロデューサーの高橋祐馬らが登壇。入場するとともに「テンゲン! テンゲン!」という天元コールを送るファンを前に小西が「こっからはド派手に行くぜ」と宇髄の名セリフとともに挨拶すると、会場のファンたちの盛り上がりは最高潮に達し、盛大な拍手が会場全体に広がった。
今回のイベントに際し「鬼滅の刃」公式Twitterにて、現地のファンたちから二人への質問を集めたQ&Aコーナーが設けられトークが展開された。海外での舞台挨拶について「念願叶って『鬼滅の刃』のワールドツアーというステージでこんなに大勢の『鬼滅の刃』を愛するファンの皆様にお会いできて、いま非常に嬉しいです」(小西)、「現地の『鬼滅の刃』のファンの皆様と直接会えるのが初めての場なので、今日皆様にきていただけてとても嬉しいです」(高橋)とワールドツアーをすることでパリ・ベルリンのファンたちに会える喜びについてコメント。
本作で描かれる《遊郭編》では、熾烈な戦いを繰り広げている宇髄天元。宇髄役が決まった時の心境について「めちゃくちゃ嬉しかったです! 皆様と同じく『鬼滅の刃』という作品が大好きで。その中でぼくも声の仕事を生業にしていたものですから、『鬼滅の刃』という作品に出演したいという熱はありました」(小西)と当時の喜びを語り、そのキャラクターの魅力についても「物語の中で宇髄天元というド派手でとてもかっこいいキャラクターが大好きです。『鬼滅の刃』という作品は僕にとっても夢と希望と愛といろんなものがつまったとても大切な作品で、宇髄天元はとても大事なキャラクターです」「人として、柱としてとても楽しい存在であります。その彼が時折みせる弱さ、ド派手なところ、妻を大事にするところのすべてが好きです。(演じてみて)難しかったところは彼は柱ですから、皆を引っ張っていく旗印にならないといけない、とてもカリスマ性のあるキャラクターだと思っています。その宇髄天元がもっているカリスマ性を表現しなければいけないのが一番難しかったです」(小西)とド派手さの中に隠された彼の本質や生き方を演じることへの面白さと難しさについて熱弁。宇髄天元というキャラクターをどのように作っていったのか、その役作りについて聞かれると「宇髄天元というキャラクターですと柱合会議前の裁判のシーンで初登場させていただいたときにとてもテンションの高いド派手な男だなと思いました。でも遊郭編に入って宇髄天元というキャラクターがどういう人間になるかを一話進むごとにどんどん深堀されていってその中で人間・宇髄天元というキャラクターを作り上げることができました」とこだわりを明かし、演じるキャストからのアフレコ話に会場のファンは興味津々。
本作では、炭治郎たちとともに宇髄、上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘のクライマックスを描いた《遊郭編》の第十話、第十一話が劇場で初公開。戦闘シーンのアフレコについて小西は「実際アフレコに入ってみると花江くん演じる炭治郎をはじめ、善逸、伊之助がみんな心を燃やして自分たちよりはるかに強大な敵と戦っている姿を見て、自分も心を燃やして戦おうと決めました。僕にとって彼らがアフレコ現場の柱でした。これから皆さんにご覧いただく(遊郭編の)十話、十一話は本当に心を燃やしてみんなで一つの敵にぶつかっているのでぜひ楽しんでいただきたいです」と全身全霊をかけた熱いアフレコ現場の様子を振り返り、これから作品を観る観客にダイナミックな戦いに期待してほしいとプッシュ。
さらにそんな宇髄と好きな部分は、「自分の仲間たちを大切にしているところ、3人の嫁を大切にしているところ」だと明かし、宇髄天元以外で好きな「鬼滅の刃」のキャラクターを聞かれると「もちろん嫁です!!」と即答し、会場のファンを沸かせた。
そんな作品を送り出してきたプロデューサーの高橋は「ufotableという素晴らしいアニメのクリエイターたちが素晴らしい作品を作っているので、私は彼らが作るものをすべて信じ、彼らが作ったものをどうやって皆さまに届けるかを日々考えています。例えば今回のワールドツアーのように作品をどうやって一つひとつ届けるかを日々考えてそのアプローチをしています」と、世界中に作品を愛してくれるファンがいるからこそ、素晴らしい作品を届けることができると熱く語る。
さらに、そんな長年ともに力を合わせ作品を作り上げてきた「鬼滅の刃」のアニメーションを制作するufotableに高橋は「ずっとアニメ作りに対してとても真摯な方々ばかりです。彼らは常にその時の自分たちが思い浮かべたベストな映像に対してどんな努力も惜しまずに挑んでいまして、常に作品に対してベストを尽くす方たちばかりです。遊郭編でも大きなスクリーンで観ていただける素晴らしクオリティの映像になっていますし、素晴らしい愛を持った方たちばかりです。常にそのufotableの炭治郎や宇髄のように常にあきらめず心を燃やしてファンに喜んでもらうために頑張っている姿は心から尊敬できます」と敬意をもって絶賛。本作の映像でも披露されたその技術力を世界中の人々に観てもらえることへの喜びを語った。
公開されてからますます注目されている本作では遊郭編のクライマックスに加え、初公開となる《刀鍛冶の里編》第一話が公開される。圧倒的な迫力を放つ無限城での“上弦集結”から、炭治郎たちが刀鍛冶の里へ向かい、時透無一郎や甘露寺蜜璃らと出会い、新たな幕が開かれる。本作の見どころについて小西は「遊郭編には宇髄天元の戦闘シーンがあります。そのシーンは魂を込めて全力でやらせていただきました。そのシーンも含めて遊郭編の最後と、新たに始まる刀鍛冶の里編のスタートをぜひ皆さんに観ていただきたいです」と《遊郭編》の宇髄と堕姫&妓夫太郎の激闘はもちろん、《刀鍛冶の里編》で登場する霞柱・時透無一郎や恋柱・甘露寺蜜璃の柱チームの活躍をぜひ観てほしいとプッシュ。また、高橋は「遊郭編の物語を終えた後は皆様に初めて見ていただく《刀鍛冶の里編》の第一話をご覧いただきます。この新しいエピソードは炭治郎と襧豆子※が新しい場所に向かうとともに、上弦の鬼が集結し猗窩座以外の新しい上弦の鬼たちが描かれます。とても個性的な鬼たちを素晴らしいボイス・キャストに演じていただいています。それぞれのキャラクターの魅力と、鬼たちが集う場所にも注目していただけたら嬉しいです。アニメーションとして素晴らしいものに仕上がっていますのでぜひ最後まで楽しんでください」とスタッフたちが炭治郎と同じように絶対にあきらめない想いで作り上げてきた本作の見どころを語った。
ここで今回のワールドツアー上映を記念し、小西による生アフレコが実現。「“譜面”が完成した!!! 勝ちに行くぞォオ!!!」(小西)と劇中でもクライマックスのシーンでの名セリフを発すると、初めて耳にする小西の“生アフレコ”にパリ・ベルリンのファンたちは大歓喜し興奮の渦に引き込んだ。
最後に豪華プレゼントが当たる抽選会も行われ、当選者したファンたちはステージ上で小西と高橋から「鬼滅の刃」グッズとサインを2人からプレゼント! 思わぬ出来事に手渡しされたファンたちはプレゼントを手に満面の笑みを浮かばせ、最後に小西、高橋とともに記念撮影をした。小西は「こんな素敵な場所を作っていただきありがとうございました」と答え、それに続き高橋からも来場した観客たちにお礼の言葉を伝え締めくくると、会場から割れんばかりの拍手が送られた。引き続き世界中で上映される本作に胸を高鳴らせながら2人の弾ける笑顔と共にパリ、ベルリンでの舞台挨拶を終えた。
これから続々と世界の国と地域で上映される『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は絶賛公開中。ぜひご期待を!
登壇者:小西克幸(音柱・宇髄天元役)、高橋祐馬(プロデューサー)
公開表記
配給:東宝・アニプレックス
絶賛公開中
(オフィシャル素材提供)