作品紹介

『ミセス・ノイズィ』

©「ミセス・ノイズィ」製作委員会

イントロダクション

 ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2つの家族の運命を狂わせてしまう。まさに今、誰の身にも起こり得る「SNS炎上」や「メディアリンチ」などと共に、社会事情も絡みつつ、後半思わぬ方向に事態が進んでいくサスぺンスフルな展開は、最後まで目が離せない。構想は3年。あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野千尋監督によるオリジナル脚本。すでに第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部門のワールドプレミアでは大反響を呼び、劇場公開が熱望された衝撃の問題作。

 主人公の小説家・吉岡真紀を演じるのは『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』『楽園』などの篠原ゆき子。本作の好演で第59回アジア太平洋映画祭主演女優賞を受賞した。また、存在感のある芝居が評判の謎の隣人夫婦役をオーデション選出の大高洋子と宮崎太一、ほか長尾卓磨、米本来輝、和田雅成そして、田中要次、洞口依子、風祭ゆきと、名優が脇を固める。また、真紀の娘は「パプリカ」を歌う人気ユニット「Foorin」のメンバー“ちせ”こと、新津ちせが演じているのも話題だ。

©「ミセス・ノイズィ」製作委員会

ストーリー

 小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(36)。スランプ中の彼女の前にある日突如立ちはだかったのは、隣の住人・若田美和子(52)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々だった。

 それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一方。執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていく。そんな日々が続く中、真紀は、美和子を小説のネタに書くことで反撃に出る。だがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまう。

 2人のケンカは日増しに激しくなり、家族や世間を巻き込んでいき、やがてマスコミを騒がす大事件へと発展……。果たして、この不条理なバトルに決着はつくのかーー!?

 (2019年、日本、上映時間:106分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:天野千尋
 撮影監督:田中一成
 音楽:田中庸介&熊谷太輔
 主題歌:植田真梨恵「WHAT’s」(GIZA studio)
 出演:篠原ゆき子、大高、長尾卓磨、新津ちせ、宮崎太一、米本来輝、洞口依子、和田雅成、縄田かのん、田中要次、風祭ゆき ほか

ギャラリー

予告編

公開表記

 配給:アークエンタテインメント
 TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開中

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました