『未来は裏切りの彼方に』は、閉鎖的な軍需工場のある小さな村を舞台に、生き延びるために奔走する男女を描いたサスペンス・ドラマ。ナチス・ドイツの支配に対して起こったスロバキア民衆蜂起を背景に、「小さな王国(原題)」とも言うべき傲慢な男が独裁的に経営する軍需工場で、生存を懸け繰り広げられる愛憎劇、パワハラ、裏切り、忍び寄る戦争の暗い影。衝撃のラストが胸を打つ。
4月14日(金)よりアップリンク吉祥寺、シネ・リーブル梅田、アップリンク京都、あつぎのえいがかんkiki、4月15日(土)より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開されるのを前に、予告編、追加場面写真が解禁となった。
また、流産したばかりの妻・エヴァ役を演じた、スウェーデン生まれの『ザ・クーリエ』(2019)出演のアリシア・アグネソン、部隊から脱走して妻の元に帰った夫・ジャック役を演じた、イギリス出身で『リジェネレーション』(2015)でも主演したラクラン・ニーボア、主題歌『人間らしくありたい』(”Zachovám si svoju tvár”)を担当したシモナ・マグシノヴァーのコメントが届いた。
なお、主題歌のオフィシャルMV)には、映画本編の映像がふんだんに使われており、登場人物たちの喜怒哀楽の表情が垣間見られる。
コメント
エヴァ役:アリシア・アグネソン
強い女性や、困難に負けずに生きていくことについての素晴らしい物語を描いています。
今でも、昔と変わらず重要なテーマだと思います。
ぜひ観に来てください。きっと素敵な時間が過ごせるでしょう。
ジャック役:ラクラン・ニーボア
この映画は、困難な時代に生きる人間たちについての、豊かで多層的な物語です。
私が演じるジャックは複雑なキャラクターで、戦時中の国への愛と家族への愛の間で引き裂かれ、彼は家族を選びます。
この物語は、強いキャラクターが時にどのように妥協しなければならないかを、美しく、誠実に描いています。
ぜひ楽しんでご覧ください。
主題歌:シモナ・マグシノヴァー
人間は困難な状況に陥ると、意識的あるいは無意識的に自分を失い、否定し、歪め、壊し、変化します。
でも、困難な状況でも自分をなんとか保とうとする人、あるいは立ち戻ろうとする人もいます。
この映画の主人公のそういうところや映画のテーマが好きです。
それは私の人生の励みにもなりました。だからこそ主題歌『人間らしくありたい』(”Zachovám si svoju tvár”)まで作ってしまいました。この主題歌も私にとって個人的で、リアルなものです。
この映画は、キャストたちの演技が素晴らしいのはもちろんのこと、時代の違う私たちを映しだす鏡として、見る価値があると思います。
公開表記
配給:NEGA
4月14日(金)よりアップリンク吉祥寺、4月15日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)