インタビュー

『未来は裏切りの彼方に』主演・アリシア・アグネソン オフィシャル・インタビュー

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 『未来は裏切りの彼方に』は、閉鎖的な軍需工場のある小さな村を舞台に、生き延びるために奔走する男女を描いたサスペンス・ドラマ。来週の公開を前に、第二次世界大戦に歩兵部隊の一員として参加している夫・ジャックが帰るまで、田舎村の軍需工場で働くエヴァ役のアリシア・アグネソンのインタビューが届いた。

1944年の女性を演じるのはいかがでしたか?

 私はその時代を演じるプロセスをとても楽しみました。あの時代、女性でいることの意味は、もちろん今の女性とは全く違うと思います。でも戦時中、女性は初めて一人で仕事をしたり、リーダーになったり、家族を養うようになったりしました。戦前、それは通常男たちの役割でした。なので、そのような役に入っていくのはとても興味深いことでした。当時の女性たちについての本も読みましたし、リサーチもしました。とても興味深かったです。そんなに昔ではないのに、今の暮らしと比べると、特に女性たちの暮らしが全く違うものだったと思うと、謙虚になりますね。

たくましい女性像が描かれていますね?

 映画に出てくる女性たちはみんな、頑固で気も強いです。それは、戦争が続いていた1940年代と関係あるかもしれません。当時の女性たちは一生懸命働いていて、我慢の限界だったんでしょう。映画の女性たちはいろいろなことに一緒に向き合ってきたので、意志も気も強いのです。もちろん、争いや葛藤がありますが、彼女たちは協力しあって、もうくだらないことにエネルギーを向けません。それは、あの時代だからこそだと思います。個人的に、そこがとても好きです。女性たちが、やられっぱなしではなく、前に突き進んで、強くなっていく姿を描く映画が好きです。

夫のジャックを演じたラクラン・ニーボアとは撮影前からお知り合いでしたか?

  いいえ、知り合いではありませんでした。私の役柄が先に固まったので、ジャックを演じる俳優を探す過程にも参加しました。なので、彼とは、(ジャック役の)オーディションで会いました。彼が(オーディションを終えて)部屋から出た途端、私たちは顔を見合わせて、「彼がジャックね」と言い合いました。

他の共演者はいかがでしたか?

 キャストはかなり国際的でしたね。キャストの多くはスロバキア出身でしたし、イギリスの人もいました。私はイギリス在住ですが、スウェーデン出身ですし。キャストとの初めての顔合わせは、(スロバキアの最大都市)ブラチスラバでの読み合わせでした。

多国籍のキャストとスタッフとの撮影はいかがでしたか?

 多国籍性のある現場が私は大好きなんです。みんなやり方が違うから、世界中から来たクルーに会うのが好きなんですよ。チーム、特にスロバキアのクルーはとても働き者で、とてもよかったです。非常に集中していました。言語の壁はもちろんあり、お互いうまく意思疎通できないこともありました。クルーにはスロバキア語以外あまり話せない人もいましたから。でもそれはそれで楽しくて、結局、どうにかお互いを理解し合おうと努力することで、仕事もうまくいきました。むしろ、言語の壁のお陰でよりうまくいったのかもしれません。非常に努力してコミュニケーションを取らなければいけませんから。

読者にメッセージをお願いします。

 強い女性、リーダーシップや、諦めないことについての映画です。強い女性や困難に挫けず進むことについて描いています。現代にも通じるテーマを扱った作品です。映画館に足を運んで、見るべき映画だと思います。きっと気に入ると思いますよ。

公開表記

 配給:NEGA
 4月14日(金)よりアップリンク吉祥寺、4月15日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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