『劇場版　美しい彼～eternal～』大ヒット御礼舞台挨拶

　『劇場版美しい彼～eternal～』の⼤ヒット御礼舞台挨拶が、４月18日(火)、都内にて開催され、主演の萩原利久が登壇。さらに、劇中に登場する＜影のMVP＞とも言われるアヒル隊⻑もサプライズで駆けつけ、萩原と一緒に鏡開きを行って大ヒットをお祝い！　満席の会場に笑顔と熱気があふれる、大盛り上がりのイベントとなった。

　「流浪の月」で本屋大賞2020を受賞し、最新作『汝、星のごとく』が2023年本屋大賞を受賞した小説家・凪良ゆうの大人気小説をドラマ化した「美しい彼」。本作は、国内のみならず世界中で「ひらきよ」ムーブメントを巻き起こしているドラマの続編を、『劇場版美しい彼～eternal～』として映画化。一人妄想世界の住人、無口で根暗な底辺“ぼっち”平良（萩原利久）と、周囲を惹きつける美しく冷酷なカリスマ“キング”清居（八木勇征）恋の行方を描き出す物語。劇場版では、大学卒業を控え、人気カメラマンのアシスタントとして働きはじめた平良と俳優としての活躍の場を拡げる清居の“その後”が描かれる。

　４月７日に全国154館で公開し、初週となる4/7(⾦)～4/9(⽇)の３日間で、300館以上の公開規模作品に並び初登場３位、TOHOシネマズの週末動員ランキングでは初登場１位の⼤ヒットスタートをきった本作。高評価を受け、日本中に“ひらきよ旋⾵”が巻き起こっている。

　大ヒットを受け、萩原は「皆さんにたくさん観ていただいたおかげで本日もまた舞台挨拶をすることができました。自分の周りでも多くの人から『観たよ！』と声をかけていただきました。本当に、本当にありがとうございます」と感謝する。会場には10回以上にとどまらず、40回観たという人もいて、驚きをかくせない萩原。

　イベントでは＜スタッフは見た！『美しい彼』萩原利久の現場での目撃談！……を本人に聞いてみよう！＞と題し、この日のために制作スタッフが情報提供した“萩原利久の素顔”を検証していこうというコーナーも。
　「シーズン１のとき、コンビニのビニール袋に私物を入れて現場に来ていた」という情報に萩原は「本当です」と素直に認め、「現場に行くときに、携帯と財布と鍵と台本くらいじゃないですか。これだけのためにバッグを持つのもなぁ……と。コンビニで朝ごはんとか飲み物を買った袋があるので、それを全部入れてくる。だから、僕にとって（その袋は）鞄ですね」とキッパリ。「今日はあそこのコンビニなんだね、今日はそのデザインみたいな(笑)」と笑顔を見せる。しかも、なんとシーズン２のときには、そのビニール袋が普通に鞄として日常に使われていたという。
　すると、萩原は「それってたぶん、事務所の先輩もやってきているんですよ。だからそのせいです。他の現場でも（松坂）桃李くんがやっていたと聞いた気がします(笑)」と代々事務所の先輩俳優から受けついでいることだと言って笑った。

　「本番の衣装でとても気に入った衣装があった」という情報には「本当です。不審くんの衣装です。やたら気に入って、その服を着ているときはいつもよりテンションが上がっていました」と述懐。撮影後、その衣装をスタッフからプレゼントされたそうだが、「ちょっと恥ずかしくて、上下別々に着ています」とエピソードも披露した。

　また「現場のスタッフの名前を全員覚えている」「アシスタントにも気さくに話かけている」「暑い日にエキストラさんたちに“お水配ってあげて”といった配慮をしていた」など、好印象の情報もたくさん寄せられ、「（現場で）台本を読んでいる姿を見たことがない」という話には「え？　みんなそうなんじゃないんですか？　でも、鞄には入れてますよ……ビニールの(笑)」と明かし会場を沸かす場面も。萩原にしてみれば当たり前な行動のようだが、誉められて上機嫌の萩原。「この情報は広めてもらいたいですね」といたずらな笑顔を見せていた。

　さらに「八木さんからの差し入れでマックの三角チョコパイがあって、黒派か白派か二人で真剣に議論していた」というお茶目な情報も。萩原は観客に「どっちですか？」と声をかけ、自身が指示する黒派が多い結果に満足気。「これは（勇征に）報告します。黒が勝ったぞ！って」とニッコリ。

　ここで、劇中にも登場、本作の裏MVPといわれるアヒル隊⻑がサプライズ登場！　大ヒットを記念して＜大きくなった＞アヒル隊長のまさかの登場に、驚く萩原。第一声は「デカくね!?!(笑)」と驚きつつ、大喜び!!　萩原が、アヒル隊長の手を引き、立ち位置までアテンドしてあげる萩原とアヒル隊長の様子に会場は「可愛い～！」の声が響き渡る。

　最後に、萩原は「皆さんのおかげでアヒル隊長と会うことができました！皆さまが『美しい彼』をたくさん愛してくれたおかげで想像もしなかったことがたくさん起きた気がします。観てくれる方がいるということは本当にありがたいことなんだと実感しました。それは作品を作るうえでもすごいモチベーションになりますし、より良いものを届けたいなと、やる気も出ます。いろいろと突き詰めて作ってきた作品なので、ぜひ、『美しい彼』の愛を周りの方にも振りまいてもらえたら嬉しいです」とメッセージを送り、アヒル隊⻑と共に、鏡開きを⾏い映画の大ヒットを祝った。

　登壇者：萩原利久、アヒル隊長