イントロダクション
第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された『パピチャ 未来へのランウェイ』のムニア・メドゥール監督が手がけた『裸足になって』が7月21日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開となる。
主人公フーリアのダンスは、手話をモチーフにしたコンテンポラリー・ダンス。言語の壁を超えた肉体表現として、どんな台詞よりも雄弁に私たちにその想いを訴えかける。抑圧された社会の中で、手を携えて立ち上がる女性たちとの交流を通じて、尊い慈愛と生きる力強さを瑞々しく描き出す。本作を手掛けたのは第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された『パピチャ 未来へのランウェイ』のムニア・メドゥール監督。
主人公フーリアを体当たりで演じたのは、ウェス・アンダーソン監督『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』で、ティモシー・シャラメらと共演し、キュートな存在感を放ったことも記憶に新しい、アルジェリア出身の期待の新星リナ・クードリ。
そして、製作総指揮は『コーダ あいのうた』でろう者の俳優として初めてのアカデミー賞®助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーが務めることも話題に。
ストーリー
北アフリカのイスラム国家、アルジェリア。内戦の傷が癒えきらぬ不安定な社会の中でバレエ・ダンサーになることを夢見るフーリアは、貧しくもささやかな生活を送っていた。しかしある夜、男に階段から突き落とされ大怪我を負い、踊ることも声を出すこともできなくなってしまう。すべてを失い、死んだも同然の抜け殻となったフーリア。そんな失意の中、彼女がリハビリ施設で出会ったのは、それぞれ心に傷を抱えたろう者の女性たちだった。「あなたダンサーなのね。わたしたちにダンスを教えて」その一言から始まったダンス教室で、また再び“生きる”情熱を取り戻していく――。
(原題:HOURIA、2022年、フランス・アルジェリア、上映時間:99分)
ギャラリー
予告編
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公開表記
配給:ギャガ
7月21日(金) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
(オフィシャル素材提供)