● Chat GPTが注目される今! AIとAIがディベート対決したらどうなるのか!?
● AI・15体によるデス・ゲームが始まる。規則を守らなければ即シャットダウン。
● これまで観たことがない、体感したことがない、狂おしく美しい、映画体験を共に!
今年に入りChat GPTの登場など急激にAIが注目される中、AI同士が討論したらどうなるのか? AI同士のディベート・バトルロイヤルが幕を開ける。たった1人の出演キャストに抜擢されたのは、2.5次元やミュージカルなどで活躍しているspi。彼が全編英語で15体15役のAIキャラクターを演じ分ける。奇才・堤 幸彦の放つ世界観が観るものの脳を劈く劇薬エンターテイメント。果たして、どんな展開が幕を開けるのか――。最後に生き残るのは誰なのか。これまで観たことがない、体感したことがない、狂おしく美しい映画体験。
6月7日(水)、映画『SINGULA』(シンギュラ)のマスコミ向け完成披露試写会が行われ、上映後に、堤 幸彦監督、主演のspi、そして、原案原作者であり本作のプロデューサーでもある一ノ瀬京介が登壇した。
2019年2月に一ノ瀬が企画プロデュースしたAIたちによる討論劇[SINGULA]の舞台が原案となり、今回映像化となったが、堤は当時の出会いを振り返って「あまりにも志の高い舞台で驚き、誰が作ったのか興味が湧いてお会いして、これは絶対映画にしたほうがいいですよ!とアプローチした」とコメント。撮影は昨年行われたが、今年に入ってChat GPTなどAIが急激に注目されている状況について堤は「一ノ瀬さんの予言だね」とコメントし、一ノ瀬は「元々AIなどに興味があり、人間対ロボットのような構図は面白くないので、AIしか出ない内容にしようと考えて作った。AIは、5~6年前から絶対に向き合わなければいけないものだと思っていた」とコメント。
さらに、一人で15体のAIを演じる本作たった一人の出演者spiは、本作のオファーを受けたときを振り返り「朝の8:30に連絡がきて、二つ返事でやらせて下さい!と伝えました」とコメント。さらに撮影中は「英語の種類の使い分けが難しかった。15人のキャラクターの特徴を考え、さらにそれぞれのキャラを色分けしていた。観ている人が、15人1役を面白く感じるエンターテイメントになるように、と思いながらやっていた」と撮影を振り返った。撮影で気にしたことを聞かれ「撮影で気にしたのは影です。影が重ならないように気をつけた」と堤。
またプロジェクトの展開について、「とにかく変な映画なんです、なのでいつもとは違ったプロモーションをしたいと思っていた。なるべく人の手を借りず、海外で注目してくれる人にアプローチしたり、日本では内容に賛同してくれる人と一緒にやれるようにと考えていて、じっくり大事に育てて世界に届けたいと考えている」と堤がコメント。一ノ瀬から、「本来、日本映画は国内劇場公開を中心に考えていきますが、このプロジェクトでは、クラファンから、メタバース、NFTといったWEB3.0への取り組み、そして直接海外に向けて動き出しています。まず国内では現在サポーターという形で作品を応援してくれる方たちを募集するプロジェクトを『応援購入サービスMakuake』にて実施中です。4月にプロジェクトをスタートさせてから、作品や主演のspiさんに対する応援のコメントが数多く寄せられており、公開を前に映画への期待感が高まってきています。そして、8月以降からメタバース上でのイベントや上映、NFTを展開させていく予定です。現在絶賛企画中です。作品にすごくマッチするので、皆さんに発表できるように進めていきたい」と今後の展望が語られた。
さらに、今年9月に開催される「マドリード国際映画祭」で「外国語映画最優秀男優賞」「最優秀サウンドデザイン賞」の2つのコンペティション部門へのノミネートが発表がされ、堤は「これまで国際的な映画賞を獲ったことがないのに、コロナ渦で作った映画が評価されることは不思議だし、まだ頑張れと言われているように感じる」とコメント。spiは「震えるほど嬉しいです。評価が形になるのは嬉しい」とコメント。このあと国内の興行や、配信プラットフォームなども動いていく予定とのことだが、すでに、海外からは他映画祭からも問い合わせが入ってきているとのこと。
メタバースやNFTといったWEB3.0での展開と海外映画祭からスタートしていくことについて、堤は「これまで、どちらかというと映画たる映画の形とは別のやり方でやってきたので、WEB3.0などで映像を展開していくのは、遊び場が増える、伝える場所が増える、という意味ではとてもウェルカムでどんどん利用したいと思っている。ただ、出来ることとしてバージョンをそれぞれ変えていきたいという欲がある。メタバースと劇場で観るのはちょっと違っている、というようなサービスをしたいと考えている。面白いものを創造することを、まだまだAIに譲るわけにはいかないと思う。日本映画の新しい挑戦であり、いかにして世界に見つけてもらうか。を意識した展開をしていきたい」と展望を語った。
最後に、「大変に不思議で変わった作品で、いろいろな議論が巻き起こることを期待している。若い方々や、世界の方々がどう観るのか聞いてみたい。とても楽しみな作品になりました」(堤)、「他の役者が羨ましがる作品に出られたと思っている。ぜひよろしくお願い致します」(spi)、「映画を観終わった後に、ぜひ皆さんで皆さんなりに語って欲しい。議論が活発に行なわれることを祈っております」(一ノ瀬)とそれぞれからメッセージが送られた。
Makuakeでは、劇場公開に先駆けて行われる先行試写会のチケットのほか、堤監督やspiと一緒に作品を鑑賞できる特別チケットなども販売中。Makuake内で展開中の『SINGULA』応援プロジェクトにも注目だ。
※ Makuakeプロジェクト期間:4月17日(月)午前11時~7月15日(土)まで)
登壇者:堤 幸彦監督、spi、一ノ瀬京介(原案原作者・プロデューサー)
(オフィシャル素材提供)