イントロダクション
人気コミック「軍鶏」の原作者であり、80年代に一大ブームとなったドラマ「スケバン刑事」シリーズの脚本家である橋本以蔵が、自ら脚本を担当。心に闇を抱えた少年の熱く悲しい闘いを、『ドッグ・バイト・ドッグ』で注目された“香港映画界の三池崇史”、ソイ・チェン監督が独自の世界観で映像化。日本・香港の才能が集結し、新たなバイオレンス・アクションを誕生させた。
主人公・成嶋 亮を演じるのは、『インファナル・アフェア』『かちこみ/ドラゴン・タイガー・ゲート』のショーン・ユー。最新作『I Come with the Rain』ではジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホンらと共演。まさに香港映画界を代表する若手俳優No.1である彼が、これまでの好青年イメージを一新。貧弱な少年が次第に凶暴な<軍鶏>に変貌していく、孤独かつ狂気に満ちた演技に挑戦している。
ストーリー
裕福な家庭に育った優等生、成嶋 亮の将来は約束されていたはずだった……。そんな16歳の少年が両親を殺害した事件は、瞬く間に大きなニュースとなった。世間の批判を浴びながら少年院に送られた亮を待っていたのは、地獄のような日々。身も心もボロボロになった亮がその命を絶とうとした時、伝説の空手家・黒川に助けられる。全てを失った亮だったが、彼の中の何かが生き延びる術を求めていた。自己防衛本能をむき出しにした亮は、自らを鍛えることで毎日を生き抜いていく。2年後、少年院を出てきた亮に、かつての気弱な少年の面影はなかった。喧嘩で受けた傷の痛みにより、唯一生きている実感を得られる亮だが、ある日、総合格闘技大会リーサル・ファイトで戦う菅原の姿を目にする。金も名誉も、全てを手に入れたかのように見える菅原に、亮は闘志を剥き出しにする……。
(2007年、日本・香港、上映時間:105分、PG-12)
スタッフ&キャスト
監督:ソイ・チェン
原作:橋本以蔵
出演:ショーン・ユー、魔裟斗、ディラン・クォ、ブルース・リャン、石橋 凌ほか
ギャラリー
公開表記
配給:アートポート
2008年5月3日(土)より、新宿トーア、シアター・イメージフォーラムほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)