『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』グランドフィナーレイベントが行われ、ウルトラマンデッカーからウルトラマンブレーザーへ光のバトンタッチが行われた。
舞台挨拶に「ウルトラマンデッカー」から松本大輝(アスミ カナタ役)、村山優香(キリノ イチカ役)、大地伸永(リュウモン ソウマ役)、仲村加弥乃(ラヴィー星人ディナス役)と谷口賢志(デッカー アスミ役)/ウルトラマンデッカー、ウルトラマンディナス、新番組「ウルトラマンブレーザー」から蕨野友也(ヒルマ ゲント役)/ウルトラマンブレーザーが登壇して、名場面の再現やクロストークが繰り広げられた。
1966年から57年もの長きにわたって紡がれてきた「ウルトラマン」の物語。「ウルトラマンデッカー」が最終章を迎え、新たに新番組として「ウルトラマンブレーザー」が上映される――。ウルトラマンデッカーとウルトラマンブレーザー、新旧ウルトラマンが顔をそろえファンにお披露目された。
「ウルトラマンデッカー」で1年に渡ってアスミ カナタ役を務め、全国上映を終え、一度きりのスクリーン上映復活に駆けつけた松本は「無事に、この日(フィナーレ)を迎えられてほっとしていますが、寂しい気持ちもあります」と挨拶。他のメンバーもそれぞれに「ウルトラマンデッカー」への熱い思いを語った。
トークセッションで好きなシーンを紹介するコーナーでは、「たくさんありすぎて選ぶのか難しいけれど、やっぱりカナタの変身シーンかな(中村)、「最後のガッツポーズのシーン」(大地)、「グレースさんと隊長が助けに来てくれるシーン」(松本)、「イチカが走ってくるときのポーズがきれいなんです」(村山)とそれぞれがお気に入りの場面をあげた。また、MCがお気に入りで、山小屋で4人が話しているシーンをあげるとそのシーンを再現して見せた。
松本、村山、大地演じるGUTS-SELECTの隊員と中村演じるディナスが強大な敵になすすべなく苦悩しながらも、仲間の絆を信じて立ち上がる感動の場面を本編さながらに披露した。
新版組「ウルトラマンブレーザー」ゲント役の蕨野が登壇。「今まで紡いできたウルトラマンは、各隊員、仲間たち、家族がずっと心に秘めてずっと応援してきてくれたおかげで今もあります。その気持ちを忘れずに、これからもウルトラマンを支え続けてください」とアピール。
蕨野の手ほどきで、全員がウルトラマンレーザーの変身アイテム・ブレーザーブレスを装着して、ポ―ズをとって見せたので客席のファンは声を上げて大喜び。
その後、サプライズでデッカー・アスミ役の谷口が登壇すると、イベントは最高潮。谷口は「ウルトラマンの歴史の一部になれたことを心からからうれしく思います。これからも皆さんと一緒に立ち上がり続けて生きていけたらいいなと思います」とコメント。当日谷口は、他のメンバーたちへ感謝の手紙を持参しており、自らが読み上げ、メンバーたちを感動させた。
劇中のシーンの再現で、村山と中村が思わず涙する場面もあった。ディナス役の中村は、「小さい頃からずっとウルトラマンになりたかっんです。今回は女の子だからということで、ウルトラマンっぽくないのが理由でなれたようです」と喜びを伝えた。
リュウモン隊長役の大地は、「ほんとに寂しいです。デッカーのチームのみんなで大きな壁にぶち当たってもみんなで頑張って生きれていることが、この作品を通してすごく分かった。本当に楽しかったです」と目には涙だった。
イチカ役の村山も涙で、「1年間ありがとうございました。皆さんの声援をいただいて、頑張ってきました。私にとっていちばんの青春でした!」とコメント。会場から大きな拍手が起った。
主人公アスミ カナタ役の松本は、「さまざまなイベントで、全国のファンの皆さんと会うことができて、すごくウルトラマンになって良かったなと感じました! 皆さんからの声援を受けて、すごく幸せでした。デッカーは笑顔で終わりたい」と話し、最後は全員で「バイバイ!」と笑顔で会場を後にした。
登壇者:松本大輝(アスミ カナタ役)、村山優香(キリノ イチカ役)、大地伸永(リュウモン ソウマ役)、中村加弥乃(ラヴィー星人ディナス役)、谷口賢志(デッカー アスミ役)/ウルトラマンデッカー、ウルトラマンディナス、蕨野友也(ヒルマ ゲント役)/ウルトラマンブレーザー
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:バンダイナムコフィルムワークス、円谷プロダクション
TSUBURAYA IMAGINATIONにて独占配信! 全国劇場にて絶賛公開中
(オフィシャル素材提供)