イベント・舞台挨拶アニメ

『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』公開記念舞台挨拶

©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2023

 1988年10月からTVアニメがスタートし、翌年の1989年3月には劇場版が初公開。昭和、平成、そして令和と3つの時代を通じて日本中に「愛と勇気」を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマン。映画&テレビ35周年、絵本『あんぱんまん』誕生50周年というアニバーサリーイヤーにあたる今年、“思いやり”と“笑顔”の大切さを描いた劇場版最新作『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』が大ヒット上映中。
 7月1日(土)、みんなのヒーロー〈アンパンマン〉役の戸田恵子、〈ばいきんまん〉役の中尾隆聖、数多くのアンパンマンの楽曲を歌うドリーミング、本作のゲスト声優を務める〈いつも明るく元気いっぱい、なんでも作れるロボットの女の子・ロボリィ〉役の桐谷美玲、〈ロボ彗星の長老・ロボじい役〉役のトレンディエンジェル斎藤 司、〈ばいきんまんとロボ彗星で大暴れするロボ・カビルンルン役〉のトレンディエンジェルたかしが揃って登壇、超豪華“アンパンマンファミリー”が大集結し、公開記念舞台挨拶を実施した!

 イベントが始まり、映画を観たばかりのお客様は待ちに待ったアンパンマンの登場!と思いきや、なんと登場したのはばいきんまん! 「ハヒフヘホ〜!」とお決まりのセリフで乱入、会場の子どもたちがざわつく中、本作で声優出演も果たしたMCのラルフ鈴木アナウンサーの掛け声に合わせて会場のみんなが大きな声で「アンパンマーーーン!」と呼びかけると、ついにみんなのヒーロー・アンパンマンが登場、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こり大盛り上がりを見せた。

 アンパンマンとばいきんまんの楽しい掛け合いの後、改めてMCの呼び込みで戸田恵子、中尾隆聖、ドリーミング、本作のゲスト声優を務めた桐谷美玲、トレンディエンジェルが登場! 映画の公開を迎え、1988年の放送第1回からアンパンマンの声を担当している戸田は「今年は周年ということで、本当に感慨深いです」とコメント、ばいきんまんの声を担当する中尾は「映画そしてテレビ・シリーズ35周年、そして絵本『あんぱんまん』誕生50周年記念作品の公開に、こうして皆さんと一緒にお祝いできることがとても嬉しいです」と二人揃って長年作品に込めてきた思いを明かした。さらに、ドリーミングも「今年はいよいよ映画館でお友達の元気な声を聞けるようになり、楽しみで仕方ありません!」と喜びを語った。そして、本作のゲスト声優を務める桐谷は「自分が子どもの頃からアンパンマンを見て育って、そして自分が母になってアンパンマンに助けられて子育てをしている中でこうやってアンパンマンの世界に参加することができて本当に本当に嬉しいです!」とアンパンマン・ファミリーに参加できた思いを語った。MCのラルフ鈴木アナウンサーが次のトークに移ろうとすると、「ちょっとちょっと! まだ僕らが居ます! こんなに光輝いてるだからお願いしますよ、ラルフ!」とトレンディエンジェルの二人からツッコミが入り、会場が笑いに包まれるシーンも。ロボ・カビルンルン役で出演したたかしは「僕の出演シーン分かりました?」とセリフを生披露しなかなか自分の声だと気づいてもらいにくいシーンをアピールしていると、「実は私も少し出演してまして……」とラルフ鈴木アナウンサー。劇中、ロボ彗星のみんなに危険をお知らせする声を担当したラルフのまさかの出演に驚く会場と出演陣だった。

 小さいお子さんの映画館デビューを応援している本作。映画館デビューを検討しているお客様へ、本作のおすすめポイントを聞かれた桐谷は「劇場が真っ暗にならないので、怖くないと思います。みんなで歌ったり手拍子したり楽しめるシーンがたくさんあるので本当に映画館デビューでぴったりな作品です! 実は昨日、私も息子と一緒にこの映画でデビューしてきたんです! 本人めちゃくちゃノリノリで楽しんでいました!」と2歳の自身のお子さんとのエピソードも交えて小さいお子さんと一緒に楽しめる魅力をたっぷり語った。「お子さんはロボリィが桐谷さんだと気づいていましたか?」とMCに聞かれると、「そこはあんまり気づいてなかった気はするんですけど、夜寝かしつけをした時に、ふと『ママってロボリィなの?』と聞かれて。気づいたのかな?」とその様子を明かした。

 ここで、長年アンパンマンの楽曲を歌ってきたドリーミングによる「ドレミファ アンパンマン」の生歌が披露され、会場の子どもたちも歌に合わせてリズムを取ったり手拍子で参加して大盛り上がり! 桐谷も「私もすごくテンション上がっちゃいました! いつも聞いている曲を生で聞けることなんてないので、すごい楽しかったです! みんなも楽しそうでいい時間でしたね!」と満面の笑みを見せた。

 映画&テレビ35周年、絵本『あんぱんまん』誕生50周年というアニバーサリーイヤーを迎えた本作。35年間、アンパンマンを演じてきた戸田は、アニメ「それいけ!アンパンマン」の第1話の収録を回顧し「最初に1年やり、2年やり、5年くらいになって、どのくらい続けられるんだろうねって。もう今や誰も言わなくなりました(笑)。ずっとやっていくんだろうなって思います」と語り、ばいきんまん役の中尾も「スタッフ・キャストは家族みたいなものです。35年も一緒にやってますといろんなことがありますけども、やっぱり一番最初の第1作目の時に、やなせ先生から、ばいきんまん役がもしいなかったら、僕がばいきんまんをやるつもりだったんだよ、という言葉は今でも忘れません。先生の意思を継いで、スタッフ・キャストみんなでより一層いい番組を作ろうという気持ちはより一層高まっているので、これからもいい番組を作っていけたらなと思っています」とやなせたかし先生との思い出と一緒に当時を振り返った。

 MCから最近印象に残っている「アンパンマン」の思い出について聞かれると、「最近はご飯を食べるのに、アンパンマンのふりかけをかけないと食べません。本当に0歳の頃からアンパンマンのおもちゃを振ったりしながら育っていて、お風呂入るのもアンパンマンのバスボムがあるとスムーズに入りますし、本当に助けられています」とお子さんとのエピソードを明かす桐谷。斎藤は「今見ているちびっ子たちが大きくなって、彼らの子どもたちがアンパンマンを見てさらにその子どもたちがアンパンマンを見るという。どんどん引き継がれていくんだろうなと思います。これから70年、80年、100年と戸田さんと中尾さんには頑張っていただきたいです!」とレギュラー声優陣にエールを送った。

 最後に、戸田が「桐谷さん、トレンディエンジェルのお二方をゲストに迎えて35周年で本当に素晴らしい作品ができました。本当に優しくて温かい作品ができました。やなせ先生がいつもおっしゃってたのが、『人生は喜ばせごっこです』と。だから私たちは、みんなが喜んでくれることをこれからもずっと胸に秘めてですね、番組を続けていきたいと思います。35周年でいい作品ができて、きっと36周年も同じこと言ってると思いますけれども、もっともっといい作品ができると思うので、今後ともよろしくお願いします」とコメントし、イベントは、終始温かい空気に包まれて大盛況のうちに幕を閉じた。

 登壇者:戸田恵子、中尾隆聖、ドリーミング、桐谷美玲、トレンディエンジェル、アンパンマン、ばいきんまん

 (オフィシャル素材提供)

公開表記

 配給:東京テアトル
 大ヒット上映中

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました