カカオに魅せられ、海外で奮闘する日本人を取材したドキュメンタリー映画『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』が今年秋に公開する。
制作発表会では、映画プロデューサーの鎌田雄介と、エシカルディレクターで、J-WAVEで番組も持つ坂口真生さんをファシリテーターに迎え、映画の魅力やカカオの現状の課題、課題解決に必要なことなどトークセッションが行われた。
まず冒頭でドキュメンタリー映画の冒頭映像が流れ、映画の登場者として、Mpraeso 合同会社CEO田口 愛、カカオハンター小方真弓、ミクソロジスト南雲主于三、ダンデライオン・チョコレート・ジャパンCEO堀淵清治、株式会社明治ものづくり戦略本部 技術部 参与 土居恵規がスクリーン上で紹介された。
日本に帰国中で本作の出演者である田口愛もサプライズ登場! プロデューサーの鎌田は、「ただカカオの産業のことを描いても観る人に届かないと思った。映画を作るのであれば日本人だからこその切り口で作る必要があると思い、小方さんと田口さんを中心に作れればと思った」と本作の企画意図を話した。田口は、「日本に来ているカカオの7割~8割がガーナから来ているのですが、それが意外に知られていなくて、それを伝えられたらと思ってこの映画に参加しました」と映画への想いを語った。
また、世界的なクラフトチョコレートのブームを受けて、田口は、「すごく面白いと思う。南米、東南アジアなど産地で味が違うといったことが、コーヒーの文化のように徐々にチョコレートにも来ている。それが進んでいけばワインのように生産者の顔や名前が想像できるという強い繋がりをチョコレートの世界でも感じてもらえると思う」と話した。
また、「絵本」の制作発表では、第20回日本絵本賞読者賞受賞、第28回日本絵本賞を受賞されたザ・キャビンカンパニーの阿部健太朗、吉岡紗希による『ミライ チョコレート(仮)』という「絵本」の制作の発表もされ、作品をテーマに描き下ろした絵も発表された。
これまでチョコレートの原料のイメージしかなかったカカオだったが、映画と絵本、さらにカカオを使ったチョコレートではない製品の登場などカカオの持つ可能性に注目が集まっている。
登壇者:プロデューサー 鎌田雄介(株式会社GENERATION11 代表取締役)、ファシリテーター 坂口真生(エシカルディレクター)、田口 愛(MAAHA)
鎌田雄介 プロフィール
株式会社 GENERATION11(ジェネレーション・イレブン)代表。
国内外の映画・ドラマ・ドキュメンタリーの企画制作、ハリウッド作品の日本撮影をプロデュース。主な作品は、『共に生きる 書家金澤翔子』『NetflixCarlosGhosndocumentary』『トウキョウ バイス」HBO-max TV series「唐人街探偵3 TOKYO MISSION」『犬ヶ島』『うみやまあひだ 伊勢神宮の森から響くメッセージ』『ラーメンヘッズ』「BUNGO ささやかな欲望』ほか。
坂口真生 プロフィール
GENERATION TIME 株式会社 代表取締役 エシカルディレクター。
SDGs やサステナブルの関心の高まりから、幅広い企業にエシカル/サステイナブルの ビジネスコンサルティングを行っている。
J-WAVE「ETHICAL WAVE」:ナビゲーター、東京都推進 PJ・TOKYOエシカル:アドバイザー、日本エシカル推進協議会:アドバイザー 、サステナブルコスメ・アワード:審査員、C.W.ニコル・アファンの森 :アンバサダー。
スタッフ&キャスト
監督:和田 萌
出演:田口愛、小方真弓ほか
プロデューサー:鎌田雄介
(2023年、日本)
公開表記
配給:ナカチカピクチャーズ
2023年秋公開予定