イントロダクション
大人気バンドのMC、フレッシュな次世代のスター、ベテラン名優陣、そして日本のカルチャー界を代表する豪華な布陣!
主人公のアキラを演じるのは大人気バンド「MOROHA」のMCとして知られるアフロ。音楽好きの若者から絶大な支持を得るMOROHAには著名人の熱烈なファンも多く、これまでドラマシリーズ「宮本から君へ」(真利子哲也監督)のエンディング・テーマ(MVは行定 勲監督)や、映画『アイスと雨音』(松居大悟監督)では劇中に登場する形で熱のこもったパフォーマンスを繰り広げたことも記憶に新しい。制作側からの熱烈オファーと、映画の熱いメッセージ性に深く共鳴し、自分がやらねばと運命を感じて『さよなら ほやマン』で映画初主演を決心した。
本作のヒロインで、都会から石巻の島にやってくるワケありの漫画家・美晴を演じるのは呉城久美。NHK連続テレビ小説や大河ドラマに数々出演し、舞台「裏切りの街」や櫻井 翔主演のドラマ「大病院占拠」などで注目される若手実力派が初のヒロイン役に挑んだ。主人公のアキラの弟のシゲルを演じるのは、本作が俳優デビューとなる黒崎煌代。2022年に実施された役者オーディション“レプロエンタテインメント30周年企画『主役オーディション』”で合格を勝ち取り、趣里主演の2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブキウギ」に大抜擢された、いま最も注目される新星だ。フレッシュな次世代のスターたちに加え、津田寛治、松金よね子といったベテラン名優陣が、若者たちを見守る島の住民に扮して作品世界に豊かな厚みを与える。
さらにNHK「あまちゃん」「いだてん」の音楽を担当した大友良英が劇伴を担当。エンディングテーマは、日本の伝説的なバンドであるBO GUMBOSの名曲「あこがれの地へ」。
ぼろっぼろだけど最高の愛――。家族の再生を描いた純度100%の感動作!
本作が長編デビューとなる庄司輝秋監督。故郷・石巻への熱い想いを胸に、宮城県石巻市網地島オールロケ撮影で挑んだ。
製作を手掛けたのは、『ぐるりのこと。』(橋口亮輔監督)『だれかの木琴』(東 陽一監督)『蝶の眠り』(チョン・ジェウン監督)などのシグロと、『岸辺の旅』(黒沢 清監督)『子供はわかってあげない』(沖田修一監督)『土を喰らう十二ヵ月』(中江裕司監督)などのオフィス・シロウズ。良質な映画を多く世に送り出してきた両社の初タッグにも注目が集まる。
ストーリー
豊かな海に囲まれた美しい島で、一人前の漁師を目指すアキラは、「ほや」を獲るのが夏の間の仕事だ。船に乗ることができない弟のシゲルと2人、島の人々に助けられてなんとか暮らしてきたが、今も行方不明の両親と莫大な借金で人生大ピンチに直面中。
そんな折、都会からふらりと島にやってきたワケありっぽい女性、漫画家の美晴が兄弟の目の前に現れた。「この家、私に売ってくれない?」その一言から、まさかの奇妙な共同生活が始まる。3人のありえない出会い、それは最強の奇跡の始まりだった――。
(2023年、日本、上映時間:106分)
キャスト&スタッフ
出演:アフロ(MOROHAMOROHA)、呉城久美、黒崎煌代
津田寛治 / 澤口佳伸、園山敬介 / 松金よね子
監督・脚本:庄司輝秋
音楽:大友良英
エンディングテーマ:BO GUMBOS「あこがれの地へ」(EPIC RECORDS)
アニメーション:Carine Khalife
企画:山上徹二郎、押田興将
製作プロデューサー:山上徹二郎、押田興将、小田桐団、波多野文郎
撮影・照明:辻 智彦
製作:シグロ/オフィス・シロウズ/Rooftop/ロングライド
制作プロダクション:シグロ/オフィス・シロウズ
後援:石巻市 文化庁芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:ロングライド/シグロ
11月3日(金・祝)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)