作品紹介

『バルバラ ~セーヌの黒いバラ~』

© 2017 – WAITING FOR CINEMA – GAUMONT – FRANCE 2 CINEMA – ALICELEO

イントロダクション

 「黒いワシ」「ナントに雨が降る」などの名曲で知られ、1950年代からシャンソン界の女王として君臨したフランスの伝説的歌手バルバラ。謎に満ちた彼女の人生を演じる女優とその映画監督は、いつしか愛の迷宮で彷徨う。愛に傷つき、愛に悦び、人生を駆け抜けた一人の歌手の魂の歌は、やがて二人をバルバラの人生そのものへと誘ってゆく……。

 傷ついても立ち上がり、自らの苦しみに満ちた人生を歌い上げた、孤高の歌い人、バルバラ。世界はいったいなぜ彼女に熱狂したのか? その答えをわたしたちは目の当たりにするのだ。

 監督・脚本・出演は『そして僕は恋をする』のマチュー・アマルリック。同作でも共演し、かつてアマルリックのパートナーであったジャンヌ・バリバールが、バルバラを熱演。その憑依的な演技で主演女優賞を総なめにした。実際のステージ映像を交えながら、20世紀最高の歌姫バルバラの人生をたどる、熱情の愛のドラマがついに誕生!

© 2017 – WAITING FOR CINEMA – GAUMONT – FRANCE 2 CINEMA – ALICELEO
© 2017 – WAITING FOR CINEMA – GAUMONT – FRANCE 2 CINEMA – ALICELEO

ストーリー

 フランスの国民的歌手バルバラに扮した映画の撮影を控えている女優ブリジット。彼女はバルバラになり切るため、自身の性格・歌声・ジェスチャー等すべてをバルバラに模し、自分の中に取り込もうとする。

 次第にバルバラの存在が自分の中で大きくなり、心身ともにバルバラに支配されるブリジット。そして映画監督イヴも同様、バルバラの存在にのめり込んでいく。

 果たしてイヴを支配しているのはバルバラなのか、それともバルバラに扮したブリジットなのか? バルバラの貴重なフッテージも絡めながら、一個人のアイデンティティの崩壊、そして再生 が今スクリーンに赤裸々に写し出される。

 (原題:BARBARA、2017年、フランス、上映時間:98分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本・出演:マチュー・アマルリック
 出演:ジャンヌ・バリバール、オーロール・クレマンほか

ギャラリー

予告編

公開表記

 配給:ブロードメディア・スタジオ
 2018年11月16日(金) Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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