イベント・舞台挨拶

映画『白石晃士の決して送ってこないで下さい』公開記念舞台挨拶

ⓒ「白石晃士の決して送ってこないで下さい」プロジェクト

 ホラー映画界の鬼才、白石晃士監督の最新作、映画『白石晃士の決して送ってこないで下さい』が10月13日(金)、ついに劇場公開! 翌日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、主演の有川舞衣子、かいばしら、小倉綾乃、清瀬やえこ、そして沖田遊戯が登壇した。

 大入り満員の観客に迎えられたこの日。主演の有川は「あんまり実感が湧いてなくて」と緊張の様子。もう一人の主演、かいばしらは、本作の怖い映像を気にかけつつ「みんな嫌な思いをした後に、どんな顔で舞台挨拶に立てばいいんだろうと思った。嫌な映画でしたか?」と観終わったばかりの観客に尋ねると、そこに清瀬も「嫌な部分が出まくっている人間たちが出ているから、嫌な気持ちになるんですかね」とユーモアを交えてフォロー。そんな中でも小倉は「昨日SNSで調べていたら、もう映画を観てくれた人が結構いてすごくうれしかった」と笑顔を見せ、会場を明るくさせた。
 過去にも白石監督作に出演している今作の女優陣。清瀬は「もう『超・悪人』から、10年になるんですね。着実に歳をとってます」としみじみ。「今回はそこまでテイクを重ねずにOKを頂けたので、少しでも成長してるって思ってもらえてたらいいな」と監督への想いを語る。それに対して沖田は、清瀬と一緒のシーンを撮影した際に「自分の気持ち悪い演技のところが、全部一発オッケーだったから俺は複雑だったけどね」と会場の笑いを誘った。現在、上映中の『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』にも出演している小倉は、「インスタのDMで監督から突然コワすぎの出演オファーが来て、“白石晃士“を改めてウィキペディアで調べたんですよ」と警戒してしまった当時を懐かしんだ。
 本作の撮影の話になると、かいばしらは「めちゃくちゃ寒くて。震えながら山に登ったんですよ」と急な崖やトイレの問題など過酷な現場であったことを懐かしく語った。仕事が動画編集である役の設定に、YouTuberとして活動するかいばしらも近さを感じていたとのことで、「(映画に出てくる)家も僕の家だし、機材も僕のだったから、やりやすかった」と撮影への協力の姿勢を明らかにした。そんなかいばしら演じる男にパワハラを受けている恋人役を演じた有川は「最初のシーンはかいばしらさん(演じる圭介)にイライラしてた」とぶっちゃける。すかさず「ごめんねー」とかいばしらはフォローを入れるも、「かいばしらさんのことを知らなかったので、本当にこういう人なのかと撮影の間ずっと思ってました」と有川は続け、「でも今はそんなことないですよ」という最後の一言を聞くまで、かいばしらは動揺しきりの様子だった。
 役作りに関して聞かれた小倉は、監督とカラメという役柄について話した際、「見た目は人間だけど、何百年も生きてるかもしれない、人間じゃないかもしれない……みたいな感じ!と言われて、(とりあえず)分かった!って言いました」と何とか設定を飲み込んだ一部始終を披露。「あと、(作中で)白石!って呼び捨てにしていいのかなって思って、恥ずかしかった」と、はにかんで見せた。清瀬は“普段から廃墟などを巡っている人“という役柄の説明を受け、「普段から山をちゃんと歩いている人に見せたかったので、持ってる登山靴を使ったり、衣装とかそばかすとか気にかけていました」と役作りへの工夫を明かし、会場を盛り上げた。
 最後に主演の二人からの挨拶にて、有川は「カップルでも、夫婦でも、ぜひいろんな方に観ていただきたいです」と素直なメッセージを観客に伝えた。そして、かいばしらからは「(本作に関する)感想は、“送ってきてほしい“ので、SNSでお好きなように語ってください」とタイトルにかけてヒットを祈願していた。

 登壇者:有川舞衣子、かいばしら、小倉綾乃、清瀬やえこ、沖田遊戯

公開表記

 配給:ユナイテッドエンタテインメント
 10月13日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開

(オフィシャル素材提供)

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