イントロダクション
オランダの自閉症男性、ケース・モンマを8年間にわたり追ったドキュメンタリー映画『マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち』が、11月25日(土)より新宿K’s cinemaにて公開する。
実家の離れで長年“半分自立”した暮らしを送ってきた自閉症のケース・モンマ(42歳)。365日両親のサポートのもと生活してきたが、かいがいしく世話をしてくれる両親はいつしか80代に。“本当に自立”すべく一人暮らしをすることにしたが、その道は前途多難……モンマ家で起こるさまざまな出来事を8年間にわたり丹念に描きながら、親子が〈自立〉すべく奮闘する姿を追ったヒューマン・ドキュメンタリー。
モニーク・ノルテ監督とケースの出会いは1997年。以来、26年間にわたり交友関係を続け、ケースと両親の関係を撮り続けてきた。
ケースを追った前作『ケースのためにできること』(EUフィルムデーズ2020上映時邦題)は、本国オランダで延べ450万人が観、ケースは一躍“時の人”となり、自閉症がメディアの注目を集めた。同作はのちにTVシリーズ化される程人気を呼んでいる。本作では、長年の信頼関係があるからこその視点から、ケースの魅力的な人柄、親密な家族関係も描き出している。
ストーリー
2008年。自閉症のケース・モンマ(42歳)は、実家の隣の離れで“半分自立”した暮らしを送っている。しかし、高齢になってきた両親はいつかは先に逝ってしまう。彼の両親は、ケースに完璧な家庭環境を与えることに人生を捧げてきたが、ケースの将来はどんどん不透明になっていく。そこでケースは、“本当に自立”するべくひとり暮らしをすることにした。父は応援してくれている。母は穏やかに見守っている。本作は、ケース・モンマと家族の紆余曲折の「自立を目指す日々」を、ありのままのケースの姿、そして家族との生活に寄り添いながら丹念にすくい取る。母親に激怒したり、自分に落胆したりしながらも撮影中に50歳を迎えたケース。果たして彼の〈自立〉は実現するのだろうか。
(原題:Kees vliegt uit、2023年、オランダ、上映時間:83分)
※ 監督の許可を得てオリジナル版(105分/EUフィルムデーズ2023上映版)より短縮しています。
キャスト&スタッフ
監督・脚本:モニーク・ノルテ
出演:ケース・モンマ、ヘンリエッテ・モンマ、ヴィレム・モンマ、ヤスパー・モンマ
後援:オランダ王国大使館
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:パンドラ
11月25日(土)より新宿K’s cinemaにてロードショー‼
(オフィシャル素材提供)