オランダの自閉症男性、ケース・モンマを8年間にわたり追ったドキュメンタリー映画『マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち』が、11月25日(土)より新宿K’s cinemaにて公開する。
この度、日本版予告編と追加場面写真が解禁された。モンマ家で起こるさまざまな出来事を8年間にわたり丹念に描きながら、親子が〈自立〉すべく奮闘する姿を追ったヒューマン・ドキュメンタリー。自閉症と共に生きながらも自立を目指すケースと家族の交流と葛藤を、あたたかくもユーモラスに捉えた予告編となっている。
8年間にわたる撮影で描き出される ある親子のかたち
撮影中に50歳を迎えたケース。両親はともに80歳を超えている。最近母には認知症の兆候が現われ始めた。かつて揺るぎない安心を与えてくれるはずだった両親。その姿が変わっていくのを目の当たりにし、パニックに陥るケース。そんな息子に、自分たち亡きあとも安心な暮らしをさせてやりたいと願う両親だったが……。“共生関係”とも言えるほど独特の信頼関係を築いてきた母子を前にして、父親さえもが“部外者”である。何よりもケースを優先することを使命としてきた家族関係には、重要な柱が一つ崩れた時、何が起こるのだろうか? 〈自立〉を目指す家族の姿を時にユーモラスに、時に赤裸々に映し出している。
『ケースのためにできること』をオランダで450万人が観たモニーク・ノルテ監督待望の新作!
監督とケースの出会いは1997年。以来、26年間にわたり交友関係を続け、ケースと両親の関係を撮り続けてきた。
ケースを追った前作『ケースのためにできること』(EUフィルムデーズ2020上映時邦題)は、本国オランダで延べ450万人が観、ケースは一躍“時の人”となり、自閉症がメディアの注目を集めた。同作はのちにTVシリーズ化される程人気を呼んでいる。本作では、長年の信頼関係があるからこその視点から、ケースの魅力的な人柄、親密な家族関係も描き出している。
公開表記
配給:パンドラ
11月25日(土)より新宿K’s cinemaにてロードショー‼
(オフィシャル素材提供)