イントロダクション
第二次世界大戦中のポーランド、ワルシャワを奇跡的に生き抜いたひとりのピアニストの実話を基にした究極の名作『戦場のピアニスト』。この度、初の4Kデジタルリマスター版で12月1日(金)より角川シネマ有楽町ほか、全国順次公開が決定した。
第75アカデミー賞®主要3部門、第55回カンヌ国際映画祭パルムドールなど、世界中で数々の栄誉に輝いた『戦場のピアニスト』。ドイツ軍の侵攻によって平穏な日常を奪われ、愛する家族を失い、たったひとりで戦場をさまよう若きユダヤ人ピアニストを描いたこの不朽の名作が、劇中でも描かれる歴史的悲劇、ワルシャワ・ゲットー蜂起から80年目の今年、初の4Kデジタルリマスター版として公開決定。壁に囲まれたゲットーで虫けら同然に殺される人々。死と隣り合わせの飢えや孤独。徹底的に破壊された町並み。ことごとく人間の尊厳を踏み潰されながらも、決して“生”を手放さず、希望を失わないピアニストの気高い姿。そんな数々の名シーンが、重厚さを増した美しい映像で蘇る。
主人公ウワディスワフ・シュピルマンによる驚くべき実話をもとに監督したのは『チャイナタウン』(74)、『ゴーストライター』(10)の世界的名匠ロマン・ポランスキー。自らも幼い頃クラクフのゲットーで過ごし、母を収容所で亡くしたポランスキーが、自身の体験に裏打ちされた恐ろしいまでのリアリズムで映像化。主演は、昨今ではウェス・アンダーソン監督作の常連としても知られるエイドリアン・ブロディ。本作でアカデミー賞®主演男優賞を史上最年少で獲得した。またショパンの名曲の数々が、まるで鎮魂歌のように全編にわたって美しい音色を響かせる。
ストーリー
ユダヤ人のウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)はピアニストとして一目置かれる存在だったが、1939年にドイツ軍のポーランド侵攻によって第二次大戦が勃発、家族とともにワルシャワ・ゲットーに強制的に移住させられる。自由を奪われ、常に死の恐怖に怯える毎日。やがて何十万のユダヤ人が強制収容所に移送される中、ゲットーを逃げ出すシュピルマンだったが、本当の地獄ははじまったばかりだった……。
(原題:The Pianist、2002年、フランス・ポーランド・ドイツ・イギリス・アメリカ、上映時間:150分)
スタッフ&キャスト
出演:エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、フランク・フィンレイ、モーリン・リップマン、エミリア・フォックス、エド・ストッパード、ジュリア・レイナー、ジェシカ・ケイト・マイヤー
原作:ウワディスワフ・シュピルマン
脚本:ロナルド・ハーウッド
撮影:パヴェウ・エデルマン
編集:エルヴェ・ド・リューズ
音楽:ヴォイチェフ・キラル
監督:ロマン・ポランスキー
後援:ポーランド広報文化センター、NPO法人ホロコースト教育資料センター、イスラエル大使館
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式Twitter(X):@SenjoPianist
公開表記
配給:KADOKAWA
12月1日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
(オフィシャル素材提供)