イントロダクション
累計売り上げ数40万部を突破した中村淳彦著「名前のない女たち」シリーズの最新刊「名前のない女たち貧困AV嬢の独白」を完全映画化。
いまや社会問題化しているAV業界の中で生きる男と、企画AV女優として生きる女性。そこに関わる者たちの生々しい生き様を描く青春群像劇。
主人公のルポライター・志村役を演じるのは名優で名高い吹越 満。企画AV女優の葉菜子役を演じるのは多摩大初代ミスコングランプリを経てモデル・女優活動をしている城アンティアと、葉菜子の妹役にアイドルグループ CANDY GO!GO! の元メンバー、円田はるかがハードな濡れ場に初挑戦。若手実力派の笠松 将と小南光司、そして、ベテランの吉岡睦雄、不二子、クノ真季子、川瀬陽太が脇を固める。
監督はピンク四天王のサトウトシキが務める。
ストーリー
ルポライターの志村篤(吹越 満)は、主にAV女優を専門に取材をしては本にしていた。AV女優を「人前で裸になってセックス売ってるだけの社会の底辺」と内心バカにしつつも、彼女たちの前では「尊敬している」と言ってみたりしていた。
自分が心底見下している対象であるはずのAV女優たちに、なぜ彼は執着し、追い続け、そして取材し続けるのか。彼はある種の矛盾を抱えていた。彼をそこまで惹きつけて止まないAV女優とは何なのか。
そんな中、企画AV女優である前田葉菜子(城アンティア)と取材を通して出会う。いつものパターンだと思った。惨めなくせに、そこを直視することなく、「充実している」「幸せ」「AV女優は夢だった」などと言っては明るく振る舞い、空虚な嘘で作り固められた今までのAV女優と同じだと思っていた。しかし、葉菜子は何かが違っていた。
一方で、葉菜子の妹の前田明日香(円田はるか)は、高校を中退し、若さも時間も持て余していた。実家に全く帰ってこない葉菜子に会いに、田舎から親に内緒で出てきてしまう。そんな時、ワケありのホストとして働き始めていたツバサ(小南光司)と出会う。
それぞれが、それぞれに、切ない人生を日々生きていて、心にある闇や、葛藤、矛盾、言いようのない何かを抱えて、それでも生きて……。
(2018年、日本、上映時間:86分)
キャスト&スタッフ
監督:サトウトシキ
脚本:加瀬仁美
主題歌:アクメ「CALL MY NAME」
出演:吹越 満、城アンティア、円田はるか、笠松 将、小南光司、吉岡睦雄、不二子、クノ真季子、川瀬陽太ほか
ギャラリー
公開表記
配給・宣伝:渋谷プロダクション
2018年2月3日(土)から3月2日(金) 新宿K’s Cinemaにて公開 他全国順次公開
(オフィシャル素材提供)