作品紹介

『i ai』

© STUDIO BLUE

イントロダクション

 GEZAN のフロントマンであり、音楽以外でも小説執筆や映画出演、フリーフェス・全感覚祭や反戦デモの主催など、独自のレイヤーによるカルチャーを紡ぐ活動で唯一無二の世界を作り上げるマヒトゥ・ザ・ピーポー。彼が初監督を務め、2022年の東京国際映画祭<アジアの未来部門>にも正式出品された映画『i ai(読み:アイアイ)』。マヒト監督の実体験をもとに、主人公のバンドマン・コウと、コウが憧れるヒー兄、そして仲間たちが音楽と共に過ごした日々、出会いと別れ、彼らの切実な時間が綴られていく。
 主人公コウ役には、“全感覚オーディション”と 銘打たれたオーディションで約3,500人の中から抜擢された新星・富田健太郎。そして主人公の人生に影響を与え、カリスマ的な存在感を放つヒー兄役には、映画だけでなく舞台やダンサーとしても活躍する森山未來。さらにさとうほなみ、永山瑛太、小泉今日子、吹越 満ら多彩な実力派が顔をそろえる。

 マヒト監督の紡ぐ“詩”と、キーカラーでもある“赤”が象徴的に使われる、寺山修司を彷彿させる独特の映像美が融合した本作。この純文学的な味わいの作品を撮影カメラマンとして支えたのは、木村伊兵衛写真賞受賞の写真家・佐内正史。そして、美術に佐々木尚、衣装に宮本まさ江、劇中画に新井英樹など、監督の思いに共鳴したカルチャー界の重鎮たちが集結した。また、ヒー兄がフロントマンを務める劇中バンドのライブ・シーンで、実際の演奏を担うのは、監督をはじめとするGEZANのメンバーたち。ライブハウスの混沌と狂乱が臨場感たっぷりに描かれる。

© STUDIO BLUE
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ストーリー

 兵庫の明石。
 期待も未来もなく、単調な日々を過ごしていた若者・コウ(富田健太郎)の前に、地元で有名なバンドマン・ヒー兄(森山未來)が現れる。強引なヒー兄のペースに巻き込まれ、ヒー兄の弟・キラ(堀家一希)とバンドを組むことになったコウは、初めてできた仲間、バンドという居場所で人生の輝きを取り戻していった。ヤクザに目をつけられても怯まず、メジャー・デビュー目前、彼女のるり姉(さとうほなみ)とも幸せそうだったヒー兄。その矢先、コウにとって憧れで圧倒的存在だったヒー兄との突然の別れが訪れる。
 それから数年後、バンドも放棄してサラリーマンになっていたコウの前に、ヒー兄の幻影が現れて……。

 (2022年、日本、上映時間:118分)

キャスト&スタッフ

 出演:富田健太郎
    さとうほなみ、堀家一希
    イワナミユウキ、KIEN、K-BOMB、コムアイ、知久寿焼、大宮イチ
    吹越 満/永山瑛太/小泉今日子
    森山未來

 監督・脚本・音楽:マヒトゥ・ザ・ピーポー
 撮影:佐内正史
 劇中画:新井英樹
 主題歌:GEZAN with Million Wish Collective「Third Summer of Love」(十三月)
 プロデューサー:平体雄二、宮田幸太郎、瀬島 翔
 製作プロダクション:スタジオブルー

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画【i ai(アイアイ)】
映画【i ai(アイアイ)】 - さよならの定義とは?今作品は実際にGEZANと深い関わりがあった実在する人物がモデルとなっています。この作品の要となる人物、バンドマン・ヒー兄役は森山未來さんが演じます。海沿いの町(神戸・明石)で主人公のバ...

 公式X:https://x.com/iai2022(外部サイト)
 公式Instagram:https://www.instagram.com/i_ai_movie_2024/(外部サイト)

公開表記

 配給:パルコ
 3月8日(金) 渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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