登壇者:ディーン・フジオカ、やす子
原作誕生80周年という節目を2025年に控えた、イギリス生まれたの絵本『きかんしゃトーマス』。その劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル』(4月19日公開)の公開アフレコ取材が都内スタジオで実施され、俳優のディーン・フジオカとお笑い芸人のやす子が参加した。
発明大好きな機関車のウィフの声を務めるディーンは、ウィフ同様に可愛らしい黒の丸眼鏡をかけて登場。大きなドリルが自慢の掘削機のダーシーの声を務めるやす子も、ダーシーのカラーに合わせた黄色い迷彩服姿で現れた。
丸眼鏡スタイルのディーンは「身も心もウィフとしてここに立っています!」と元気に宣言し「もし実写版のオファーが来たら、これでイメージが湧くのではないか」と実写化にも意欲的。一方、やす子は「最近、近所の小学生から“軍人!”と呼ばれています!」と元気に挨拶、「(この色では)敵に見つかっちゃうよ~!」と珍しい黄色迷彩服を見せつけていた。
そして二人は報道陣に向けてアフレコに挑戦。スラスラと声を当てるディーンの姿にやす子は「うわーすごいクオリティー! 耳が幸せだあ!」と大興奮。やす子自身は「はいー!」のセリフを忘れて「あ、ここで“はいー!”だった。緊張する~」などとバタつきながらも、ディーンから「素晴らしい! 一発OK」などと絶賛されていた。
改めてオファーが舞い込んだ際の心境を問われた二人。ディーンは「世界的なアニメであるトーマスからオファーをいただいて、声優として売れたな!と思いました。ここから結果を出していきたい」と謙虚に初心を語ると、初対面のやす子は「ディーンさんは舞台裏でも良い方でした。コーヒーを勧めてくれたり、羊羹をくれたりしました」と人柄を絶賛。ディーンが「うん、餌付け成功です!」とジョークを飛ばすと、やす子も「はいー!」と元気に反応していた。
一方、やす子は今回のオファーに「自分も売れたなと思った」とディーンのセリフを被せつつも、台本を確認した際に「世界のトーマスで『はいー!』というセリフはありえない。ドッキリだと思った」と疑っており、この日も「こんなにたくさんの取材なんてあり得るんですかね? 床が抜けるとか、後ろから誰かが出てくるとか。なんだかディーンさんのことも怖くなってきた。まだ信じられません。はいー!」と疑心暗鬼に陥っていた。
演じるウィフについてディーンは「人間ではないこんなに固い物質の役は初めてだったのでリサーチから始めました。ウィフはタンク機関車という種族であり、小回りが利く。しかし長距離が苦手。でもこのリサーチは役に立たなかった」と笑わせた。
自衛官時代に重機に乗っていたというやす子は、ダーシーについて「おかげで役に入り込むこともできました。ダーシーの性格は一生懸命で私もいい人なのでそのような面が似ている」と自画自賛しながら親近感を感じた様子。すかさずディーンも「ピッタリですね!」と絶賛の合いの手を入れていた。
さらにやす子がSNS上にある「やす子がトーマスに似ている説」を唱えると、ディーンは「ユーザーフレンドリーな感じが似ている!」と太鼓判。それに釣られてやす子も「確かにやす子は可愛いです。はいー!」とノリに乗っていた。
またやす子は、ダーシーが語尾に「ダーシー」と付けることから、これからは語尾に「はいー!」ではなく「ダーシー」を付けると宣言。だがディーンに「エイ!エイ!」と掛け声がかかると普通に「はいー! ……うああ、そ、そうダーシー!」と上手く対応できず「はいー!もそうだけれど、使いどころがいつも分からない……」と迷いを口にしていた。
やす子はダーシーとして劇中で歌を披露。これにディーンは「外を歩きながら歌いたい曲です。もちろん服を着てね。裸で外を走りながら歌を歌ってはいけないから」と汽車は服を着ていないという小ボケを真顔でかますも、話を振られたやす子は「ディーンさんの話を全然聞いていませんでした。今日初対面なので。こういう場が初めてなので滅茶苦茶緊張しています!」とさらに上を行くボケ具合だった。
最 後にディーンは「SDGsであったりとかダイバーシティのことであったり、冒険に向かうっていうその勇気だったり。ワクワクする気持ちっていうものを大切にしようとメッセージが説教くさくなく込められている」と語り、やす子は「この作品を観たらいろいろなことに挑戦したくなります。挑戦したくなる心がくすぐられますダーシー!」とアピールした。「そして心が疲れたら好きなだけ学校を休んでください。(今は)いろいろな手段があります」と子どもたちへエール。これを受けてディーンは「自分はこれがやりたい、でも自分が親の立場だと子どもに対してこうしたほうがいい、これはやらないほうがいい、とお互いに響き合わない時がある。共通言語が必要だと思う。そんな時に『映画きかんしゃトーマス』を家族で観て、感想を言い合うことでコミュニケーションの始まりにしてほしい。家族の催しとして世代を超えて一緒に映画館で本作を観てもらえたら嬉しいです」と呼び掛けていた。
公開表記
配給:東京テアトル
2024年4月19日(金)、全国ロードショー!
(オフィシャル素材提供)