鈴木昂秀(THE RAMPAGE)初主演作『ただ、あなたを理解したい』が2024年2月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開となった。
“THE RAMPAGE”で活躍する鈴木昂秀、初の主演作。今後の飛躍が期待されている若手有望株の野村康太、新谷ゆづみ、森高 愛、比嘉秀海、伊藤千由李、山本愛香が共演する。“今が旬”の若手を取りまとめ演出し、監督を務めるのは本作が劇場映画初の監督作となる、自らも俳優として活躍する碓井将大。“MA55IVE THE RAMPAGE”が主題歌「ガーベラ」を担当、作詞作曲に鈴木昂秀が全面的に関わっているのも話題を呼ぶ事必至!!
2月23日(金・祝)、“アオハルが想い悩み/切なくそしてまた煌めく、瑞々しい青春群像劇”を生み出した、碓井将大監督を始め主演の鈴木昂秀・共演の野村康太・新谷ゆづみ・森高 愛・伊藤千由李・比嘉秀海ら、注目の若手主要キャストが勢揃いした≪公開記念舞台挨拶≫が実施致された!
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、そしてそこから派生したヒップホップユニットMA55IVE THE RAMPAGEのダンサーとして活躍する鈴木だが、俳優として主演を務めるのは本作が初となる。そこで「主演のオファーを受けた時にTHE RAMPAGEのメンバーからは何を言われた?」という質問を受けた鈴木は、「なんか言われたかな……?」と思案しつつも、「『マジで?』とか『すごいじゃん』とか、『主演俳優じゃん、ヤバくない?』とか。そんな感じに言われましたね」とメンバーの反応について語った鈴木の言葉にドッと沸いた会場内。
すると碓井監督が「この前、何かの番組で見たんですけど、映画のタイトルをいじってなかった? THE RAMPAGEさんがロケに行くような番組で」と尋ねると、「そうなんです。『ただ、昂秀を喜ばせたい』と」と白状した鈴木に会場は大笑い。「早いよ、今日初日なのに。もういじってるの?」と驚いた様子の碓井監督だったが、「はい、もうやられています」とまっすぐに語る鈴木の姿に、碓井監督も「愛情がありますね」と思わず笑ってしまっていた。
監督を筆頭に、スタッフ、キャストも若い人たちが多かったという本作の撮影現場だが、その雰囲気について野村が「みんなすごく仲が良くて。撮影が終わった後もみんなでご飯に行ったり。僕も最近、昂秀くんの家に何回もお邪魔したりしました。本当にみんなの仲の良さがこの作品に出ているので、それを感じていただけたら」と明かすと、「僕が聞いた情報によると、服をねだりに行っているとか?」とぶちまけた碓井監督。その言葉に「違いますよ」と笑った野村は、「ただ同じような洋服はいただきました。僕がパーカーのバージョンで、昂秀くんがスエットのバージョン。おそろいです」と返答。それには碓井監督も思わず「仲がいいね」と笑顔を見せた。
さらに役づくりについて、「意外と等身大の自分で演じることができましたし、環境は違っても(新谷が演じる)葵の気持ちは理解できるところも多かったので。撮影で大変なことはなかったですね」と語る新谷。碓井監督も「僕が印象的だなと思ったのは、クライマックスのシーンを撮る前後で、カットがかかる前に(新谷の)感情があふれてしまい、泣いてしまっていたことがあって。まだもうちょっと待って、みたいなことを現場でやったことを覚えています。そこは注目してほしいシーンですね」と付け加えた。
そして大変だったシーンについて「船のシーン」を挙げたのは森高。「本当に寒かったんです。夜とか朝とかに撮影があって。前日にちょっと雨が降っていたりとかもしていたんですよ。なので春の撮影だったんですけど、夜風が冷たくて。凍えそうになりながら撮影したシーンで。そこは大変でした」と振り返った。そしてそのシーンについて碓井監督が、「今回はわがままを言って、実際の船で撮らせていただきました。漁港でロケハンをした時に、いいなと思う船を見つけて。あれで撮影させてくださいと言ったら、そんなのあまりないですよと言われてしまったんですけど、わがままを言って撮らせてもらった。でもステキなシーンになったので、そこは確認していただきたいですね」と続けた。
また、男性のキャスト陣は野村が率先して「一緒に風呂に入ろう!」と呼びかけて仲を深めたというが、伊藤によると「女性メンバーも一回大浴場に入って仲を深めました。なんか女子旅みたいな雰囲気はありましたけど、それ以外でもみんなでいることが多かったので。それこそ映画の内容も幼なじみという話なので、本当に久々にみんなで集まった、という雰囲気になりましたね」という。
そして山本が印象に残ったシーンとして「詳しい内容は言えないんですが、中盤の後半あたりに、海が見える丘で撮影をしたところが出てくるんですが、そこの景色が本当にきれいで。それを楽しみにしていただけたら」とコメント。続く比嘉には「面白かったエピソードは?」という質問が。それに対して「昂秀くんは体力がえげつないんですよ。一番タイトなスケジュールで、朝から晩まで撮影をしていたんですけど、僕が先に撮影が終わって帰ったりすると電話がかかってきて。『比嘉くん。今、撮影が終わったんだけど、ご飯食べよう』と言ってきたこともあった」と明かすと、登壇者たちは「すごいなぁ」と感心した様子をみせた。
実は客席には、劇中で居酒屋店員の準を演じた吉田晴登の姿も。プライベートで来場していたという吉田だが、急きょ舞台挨拶に合流することに。「碓井さんは普段、俳優をされていて。プライベートでもレッスンをしていただいたり、オーディションの練習に付き合っていただいたりとめちゃくちゃお世話になっている先輩なんですが、このたび長編の初監督作品ということで、記念すべき作品に携わることができて光栄です」と笑顔を見せた。
そんな大盛り上がりの舞台挨拶もいよいよフィナーレ。最後の挨拶を求められた鈴木は「この映画から受け取ることができるメッセージも、1回観るのと、2回、3回観るのとでは本当に変わってくると思うんです。ですから1回とは言わず、何回でも観ていただけたら。そして(鈴木が所属するヒップホップユニット、MA55IVE THE RAMPAGEが担当する主題歌の)『ガーベラ』も2月21日から配信となりました。この映画と一緒に成長できるように、引き続き頑張っていきたいと思います」と挨拶。
そして碓井監督が最後に「この映画がスタートしたのは2年前で。撮影までに1年近くかかって。去年の春ごろにみんなと一緒に撮影をしました。それからは編集作業をやるわけなんですが、その途中で彼が手掛けた『ガーベラ』という曲が届きました。実は彼とご飯を食べながら、『主題歌ができたらいいね』くらいのテンションだったんですけど、たぶんそれを昂秀が、会社に『やらせてくださいと』言ってくれたんだと思うんです」とその経緯を説明。
「だから編集作業に詰まってくると、この曲を聴くんですが、聴いているうちに、最後にこの曲が流れる世界観にふさわしい映画にしたいなという気持ちになってきて。1本の映画をつくるにもいろいろな人の人生や思いがあります。やはり今回の映画の題材のように、誰かを理解する気持ちがとても大事な要素としてあるのかなと思いました。日々生きていくと、大変なことや、困ってしまうこともたくさんあると思いますが、ここにいるキャラクターたちも、それぞれにいろいろな悩みを抱えて生きているので。皆さんも困ったことや、悩んでいることがあったら、彼らに思いを重ねてこの映画を観ていただきたいなと思います」と会場にメッセージを送った。
登壇者:鈴木昂秀、野村康太、新谷ゆづみ、森高 愛、伊藤千由李、比嘉秀海、山本愛香、吉田晴登、碓井将大監督
公開表記
配給:ギャガ
2月23日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開
(オフィシャル素材提供)