2022年の出産後、1年9ヵ月ぶりの芝居に臨んだ石原さとみが主演を務め、 『空白』(21)、『愛しのアイリーン』(18)、 『ヒメアノ〜ル』(16)の𠮷田恵輔がオリジナル脚本でメガホンをとった映画『ミッシング』(配給:ワーナー・ブラザース映画)。
この度、本作の公開日が2024年5月17日(金)に決定、あわせて本作初となる本編映像が入った特報映像、そしてティザービジュアルが解禁となった。
本作は、常に観客に衝撃を与え、想像力を刺激する作品を発表し続ける𠮷田恵輔が、雑音溢れる世の中で生きるわたしたちが抱える問題をえぐり出し、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、リアルにかつ繊細に描いた感動作。
石原さとみは、娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親・沙織里を演じる。
さらに、娘の行方を探し続ける家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田役に中村倫也、妻・沙織里との温度差から夫婦喧嘩が絶えなくなる夫・豊役に青木崇高、美羽が失踪した日、最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾役に森 優作。その他、小野花梨、細川 岳、有田麗未(ありたつぐみ)、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳 憂怜、美保 純ら、豪華キャスト陣が集結した。
娘を愛する“母の姿”をありのままに演じきった石原さとみ。セリフのない映像が見る者の心を揺らす。
解禁された特報映像は、沙織里(石原さとみ)と娘の美羽(有田麗未)が浜辺で遊んでいる仲睦まじい様子から始まる。しかし「愛する娘が失踪した。」の文字が浮かび上がり、幸せな映像は断ち切られる。3ヵ月にわたり懸命に捜索するも見つからない焦りと怒りに身を任せ、お互いに感情を爆発させる沙織里と夫の豊(青木崇高)。事件の取材を続けながらも苦悩する地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)。それぞれの思いを乗せた映像は世武裕子による柔らかなメロディーが流れる中、日差しに手を伸ばす沙織里の姿で締めくくられている。先の見えない日々を送る沙織里たちの心に“光”は差すのだろうかと、観る者に深い余韻を残す映像に仕上がっている。
あわせてティザービジュアルも公開。絶望の淵に突き落とされながらも、ただ娘に会いたいという一心で、すがるような眼差しに思いを込めた沙織里の横顔が印象的なデザインとなっている。
今作は、石原が6年前に𠮷田監督へ直接「どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい」と直訴して実現した念願の作品。これまで極限状態に追い込まれる人物を数多く描き続けてきた“人間描写の鬼”𠮷田監督も、本作ではキャスト陣に「メンタルが削られる芝居」を課したという。「自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」と語る本作が観る者にどんな感情を抱かせるのか、期待が高まる。
2024年必見の1本となる映画『ミッシング』は、2024年5月17日(金)全国公開。
ストーリー
とある街で起きた幼女の失踪事件。あらゆる手を尽くすも、見つからないまま3ヵ月が過ぎていた。
娘・美羽の帰りを待ち続けるも少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里は、夫・豊との温度差から、夫婦喧嘩が絶えない。
唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々だった。
そんな中、娘の失踪時、沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られると、ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。
世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。
一方、砂田には局上層部の意向で視聴率獲得のために、沙織里や、沙織里の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。
それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。
その先にある、光に――。
(2024年、日本)
キャスト&スタッフ
出演:石原さとみ
青木崇高、森 優作、有田麗未
小野花梨、小松和重、細川 岳、カトウシンスケ、山本直寛
柳 憂怜、美保 純/中村倫也
監 督・脚本:𠮷田恵輔
音楽:世武裕子
製作:井原多美、菅井 敦、小林敏之、高橋雅美、古賀奏一郎
企画:河村光庸
プロデューサー:大瀧 亮、長井 龍、古賀奏一郎
撮影:志田貴之
製作幹事:WOWOW
企画:スターサンズ
制作プロダクション:SS工房
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X:@kokoromissing
公開表記
配給:ワーナー・ブラザース映画
2024年5月17日(金) 全国公開
(オフィシャル素材提供)