中越地震復興20年祈念 ドキュメンタリー映画『長岡大花火~打ち上げ、開始でございます~』(配給:NAKACHIKA PICTURES)が2024年6月28日(金)に公開することが決定し、併せてナレーターが決定、坂上明和監督のコメントが到着した。
本作は、「死ぬまでに一度は行ってみたい花火大会」と呼び声が高い長岡花火を知り、その神髄をたっぷり楽しめるエンターテイメント・ドキュメンタリー映画。全国の長岡花火ファンをはじめ、現地参加が叶わない人や同花火を知らない人まで、映画館で臨場感溢れる映像と音による感動を届けることを目的に制作されている。
新潟県生まれ・佐藤栞里がナレーターに決定!
本作のナレーションをファッションモデル、タレント、女優として幅広く活躍する佐藤栞里(スターダストプロモーション所属)が務めることが決定した。
これは、映画の舞台・新潟県で生まれ、小学5年生でデビュー以来、地道に幅広い活躍の場を切り拓いてきた頑張り屋さんの佐藤栞里は、幾度もの苦難を乗り越えてきた長岡花火を描く本作にピッタリ、という監督の強い思いが実現したもの。数々の人気番組を経て、培ってきた実績の証のごとく、いまや知名度・好感度ともに抜群の佐藤栞里の、笑顔弾ける花火のような明るい声が本作を彩る。
<佐藤栞里 プロフィール>
1990年、新潟生まれ。
2001年に雑誌『ピチレモン』オーディションでグランプリを獲得しデビュー。現在は『BAILA』『SPUR』など多くの雑誌でモデルとして活躍する一方、『1億人の大質問!?笑ってコラえて! 』 (日本テレビ)のサブMC、『有吉の壁』(日本テレビ)のアシスタント、『王様のブランチ』(TBSテレビ)の6代目女性総合司会、『世界頂グルメ』(日本テレビ)のMCを務める。人びとに親しみや安心感を与える柔らかで朗らかなその人柄は、老若男女幅広い層から愛され、絶大な支持を集め続けている。
監督は、新潟でテレビマンとしてキャリアを積み重ねてきた坂上明和。佐藤栞里のナレーション決定に際して「新潟の生まれでデビューは小学生だったとお聞きし、その朗らかなお人柄の背景にある努力家の側面を実感しました。長きにわたり踏ん張り続ける長岡花火を描き、幅広い世代の方に観ていただきたい本作のイメージにピッタリと思いオファーさせていただきました」と経緯を語っている。
2001年から9年にわたる長岡支社赴任中に中越地震に被災した坂上監督は、現地報道に携わり、その後も県内で多くの防災関連事業などを積極的に手がけてきた。震災翌年に打ち上げられた復興祈願花火フェニックスを見た感動が、本作の制作にも繋がっている。「自然災害や争い事が絶えないなか、復興20年の節目に、不屈の“長岡魂”を世界に届けられたらと願っています。どうぞ、そんな長岡花火の神髄を、迫力を映画館で体感してください」と本作に込めた願いを語った。
この時代だからこそ映画館で観たい、明るく未来を照らす長岡花火を描く本作にぜひ注目いただきたい。
坂上明和監督 コメント全文
テレビで拝見する佐藤栞里さんの温かな雰囲気、優しい声にいつも癒されていました。ご本人は新潟の生まれでデビューは小学生だったとお聞きし、その朗らかなお人柄の背景にある努力家の側面を実感しました。長きにわたり踏ん張り続ける長岡花火を描き、幅広い世代の方に観ていただきたい本作のイメージにピッタリと思いオファーさせていただきました。
自分自身、新潟県中越地震で被災し、長岡市の会社のフロアで1週間の避難生活を余儀なくされています。大きな余震が度々発生するなか携わった現地報道、不安と恐怖の中で過ごした経験は忘れ難いものです。そして翌年打ち上がった復興祈願花火フェニックス。夜空を見上げながら涙が止まりませんでした。
長岡花火には、人の心を勇気づけてくれるチカラがあります。それは、幾度もの困難を多くの人びとの深い思いで乗り越えてきた歴史から生まれてきたものだからと思っています。
長岡花火は、現地以外でも見られるようさまざまな形で届けられていますが、音や空間などダイナミックさを伴うその魅力は、映画館でしか伝えられないと思っています。自然災害や争い事が絶えないなか、復興20年の節目に、不屈の「長岡魂」を世界に届けられたらと願っています。どうぞ、そんな長岡花火の神髄を、迫力を映画館で体感してください。
<坂上明和監督 プロフィール>
株式会社 夢プロジェクト 代表取締役。1958年2月10日 東京都生まれ。明治学院大学経済学部卒業。
1981年 株式会社テレビ新潟放送網入社。営業部、報道制作部、企画開発部を経て、2018年株式会社TeNYサービス取締役、2023年退職。
同年、株式会社 夢プロジェクト設立。2024年映画『長岡大花火 〜打ち上げ、開始でございます〜』を製作、監督・プロデューサーを務める(本作初監督)。テレビ新潟在職中は報道・エンタメ・防災関連まで幅広い事業に携わり、一貫して現場主義を貫いた。阪神淡路大震災では現地で取材・レポート、9年間の長岡赴任中に起きた中越地震発生時は自らも被災しながら現地報道に携わる。
また、ディレクターとしてネパールの秘境で米作りに挑む新潟の農学者を追ったドキュメントシリーズ番組「命のかぎりムスタンに生きる」、事業統括プロデューサーとして少女が獣医師になるまでの26年を記録したドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」に携わり、ともに多数の受賞歴を持つ。
長岡花火について
長岡花火は長岡まつりの2、3日目に開催され、約2万発の花火が夜空を彩る。長岡花火には長岡が乗り越えてきた歴史への「慰霊」「復興」「平和」の思いが込められている。歴史は古く、天正11年(1840年)第10代の長岡藩主 牧野忠雅の時代を起源とし、明治12年に千手町八幡神社のお祭りで、遊郭関係者が350発の花火を打ち上げたのが本格的な始まりであった。同大会は日中戦争から第二次世界大戦時にかけて中止となったが、終戦後の長岡復興祭で復活した。2005年には、新潟県中越大震災の復興と全国からの支援への感謝を表すために復興祈願花火フェニックス花火が始まった。
キャスト&スタッフ
監督:坂上明和
ナレーション:佐藤栞里
撮影:小山一彦
編集:斎藤 隆
音楽:高橋慶吉
題字:金澤翔子
協力:VIC IMF if
製作:夢プロジェクト
公開表記
配給:NAKACHIKA PICTURES
2024年6月28日公開
(オフィシャル素材提供)