イントロダクション
「殺人鬼を飼う女」「甘い鞭」や「呪怨」ノベライズなど数々の話題作を世に送り出した大石 圭の角川ホラー文庫処女作にして、孤独な人生を送る男のほんの微かな甘い記憶に執着する歪んだ愛を、純粋にそして盲目的に描いた人気小説「アンダー・ユア・ベッド」の映画化。
この異常で変質的で狂った繊細な主人公・三井直人を、『蛇にピアス』(08)、『ソラニン』(10)、『軽蔑』(11)、『横道世之介』(13)などで頭角を現し、『シン・ゴジラ』(17)、『万引き家族』(18)など超話題作へ出演し、今年も主演作『多十郎殉愛記』ほか『葬式の名人』『カツベン』など続々公開作を控え、日本映画界で益々存在感を増す高良健吾が演じる。
三井が大学生時代から11年間一途に想い続ける女性・佐々木千尋を、『私は絶対許さない』(18)でマドリード国際映画祭主演女優賞にノミネートされた西川可奈子が、夫から激しいドメスティック・ヴァイオレンスを受ける難役を体当たりで演じ魅了する。
監督・脚本は安里麻里。黒沢 清監督、塩田明彦監督の助監督を経て『バイロケーション』(14)、『氷菓』(17)などで確かなファンを獲得し各方面から称賛を集める期待の女性監督。
新たな一面を存分に発揮した高良が演じる、愛する女性への狂気の愛を描いた、痛々しくも繊細な男の結末とは――。
ストーリー
家族や学校、誰の記憶に残らず存在を忘れ去られてきた孤独な男・三井直人。学生時代に唯一「名前を呼んでくれた」千尋との11年ぶりの再会を夢見て、追い始める。
しかし、目の前に現れた彼女は結婚し、学生時代の頃のような輝きを失い、まるで別人のように変わり果てていた。彼女に一体何が起こっているのか。
三井は、彼女に憑りつかれたように監視するようになり、自宅に潜入しベッドの下に潜り込み、ベッドの上の彼女を想い過ごし始める。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか――。
(2019年、日本、上映時間:98分、R18+)
キャスト&スタッフ
原作:大石 圭「アンダー・ユア・ベッド」(角川ホラー文庫刊)
監督・脚本:安里麻里
製作:ハピネット、KADOKAWA
制作プロダクション:ザフール
出演:高良健吾、西川可奈子、安部賢一、三河悠冴、三 宅亮輔ほか
ギャラリー
予告編
公開表記
配給:KADOKAWA
2019年7月19日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)