登壇者:ディーン・フジオカ、やす子
『映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル』の完成披露舞台挨拶が都内で行なわれ、ゲスト声優の俳優のディーン・フジオカとお笑い芸人のやす子ときかんしゃトーマスが出席して観客との交流を楽しんだ。
本作は、誕生80周年という節目を2025年に控えたイギリス生まれの絵本が原作で、現在までに500話以上のエピソードが映像化。世界200以上の地域で愛され続けている。シリーズの劇場版最新作は、トーマスたちがルックアウトマウンテンの奥深くに謎解きの大冒険へと向かうお話。
サイクル工場で大好きな発明をしている丸いメガネの機関車・ウィフの声を務めるディーンは、「声優としては2作目になります。初々しい気持ちで舞台に立っています。トーマスの仲間たちの輪に加えてもらえて光栄です」と笑顔で挨拶。ウィフは貨車が消えるなど不思議な現象の謎を解明しようと奮起する主人公のトーマスらに、重要なヒントを与えるキーマン役。
小さな子どもたちが多勢来ている客席に向かってディーンが「映画、楽しみな人?」と呼びかけると、子どもたちから「はーい!」と元気な声が返ってきたのでディーンは優しく微笑む。ディーンが泣き始めた子どもには「大丈夫?」と優しい気遣いを見せ、実生活で3児の父親としての顔をのぞかせる場面もあった。
ダーシー役の声を務めたやす子は、黄色の迷彩服に掘削機の帽子姿で登壇。帽子はスタッフの手作りであることを明かし、初めての声優役に「緊張します。おとながみてもワクワクドキドキするお話です」と作品をアピール。ダーシーについては「鉱山で洞窟を掘っている、仕事が大好きなキャラクターです。すごく一生懸命で、可愛くて、優しくて、やす子にそっくりです」と話し、すっかり気に入っている様子。
一緒に登壇したトーマスは客席に向かって「やぁみんな、こんにちは~」と会場に呼びかける。子どもたちはストーリーを説明するトーマスの姿に大喜び。
トーマスから「日本の探検スポットを聞かせて」とリクエストされたディーンは、少し考えて、「ここは新宿なので、徒歩で行ける探検スポットと言えば歌舞伎町。映画の後は、歌舞伎町を練り歩いてください。大久保、百人町のほうまでぜひ!」と子どもたちになぜか“大人の街”を提案した。やす子が「絶対に行かないでください!」と制止するもティーンは「映画を観終えたら、歌舞伎町を練り歩きましょう!」と何故か歌舞伎町にこだわりを見せていた。
続いて、「これまでに見た一番きれいな景色」を尋ねられると、ディーンは会場を見渡し、「今わたしが見ているこの景色です」と笑顔で応え、会場からは拍手。やす子は「桜ですかねぇ」と応えていた。
一緒に歌を歌う場面も。ディーンが「盛り上がっていきましょう!」と拳を上げ、やす子が「そうだよ!」の合いの手をうながした。
最後に、4月に新生活を迎えた子どもたちに向けてエールを求められると、やす子は、「新学期ドキドキするね。辛くなったら休む勇気も必要だと思うので、不安なことはお父さん、お母さんに相談してください。友達は自然とできるので、楽しい学校生活を送ってくね」と優しく語りかけた。
ディーンは大泣きしている子どもに優しい眼差し向け、「泣いてもいいんですよ。泣いているときもあれば、笑いたいときもある。人生にはいろいろなステージがあります。前に進むことを恐れずに勇気をもって未来に突き進んで行ってくれれば、きっと幸せな人生が送れるんじゃないかな」と力を込めてメッセージを送った。
トーマスからは「仲間がいれば大丈夫って信じること。ドンドン冒険に言って欲しい」とエールが送られた。
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:東京テアトル
2024年4月19日(金)、全国ロードショー!
(オフィシャル素材提供)