作品紹介

『オールド・フォックス 11歳の選択』

©2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED

イントロダクション

 1989年『悲情城市』でヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞。2015年『黒衣の刺客』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。小津安二郎への敬愛から『珈琲時光』を製作し、昨年10月には引退を発表した侯孝賢。そんな侯孝賢監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエンが監督を務めた本作。これまでのシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めており、本作が最後のプロデュース作となる。昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、人生の選択肢を知って成長していく少年と、彼を優しく見守る父の姿に心打たれる人が続出。2023年の第60回台北金馬映画祭で監督賞、最優秀助演男優賞(アキオ・チェン)、最優秀映画音楽賞、衣装デザイン賞の4冠を達成。新たな台湾映画の傑作が誕生した。

 主演のリャオジエには『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られている日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュ・ヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役には、台湾の名脇役アキオ・チェン。シャの秘書役に『怪怪怪怪物!』のユージェニー・リウ。そして、門脇 麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たした。

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ストーリー

 台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。
 図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは……!?

 (原題:老狐狸/英題:OLD FOX、2023年、台湾・日本、上映時間:112分)

キャスト&スタッフ

 出演:バイ・ルンイン、リウ・グァンティン
    アキオ・チェン、ユージェニー・リウ、門脇 麦
 監督:シャオ・ヤーチュエン
 プロデューサー:ホウ・シャオシェン、リン・イーシン、小坂史子

ギャラリー

予告編

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オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画『オールド・フォックス 11歳の選択』公式サイト
侯孝賢プロデュース 台北金馬映画祭4冠!台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』2024年6月14日㊎~新宿武蔵野館ほか全国公開

 公式X:@OLDFOX0614

公開表記

 配給:東映ビデオ
 6月14日(金) 新宿武蔵野館ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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