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田山花袋不朽の名作『蒲団』著名人からコメント到着!オフショット8点を一挙解禁

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 映画『蒲団』は、日本の自然主義文学を代表する作家である田山花袋が1907年(明治40年)に発表し、日本文学史における私小説の出発点と言われている不朽の名作を映画化。
5月11日からK’s cinemaで公開されることが決定している。5月11日(土)の初日舞台挨拶には主演の斉藤陽一郎、秋谷百音、片岡礼子、山嵜晋平監督が登壇する他、別日でもトークショーを実施する予定。(詳細はK’s cinema公式HPで随時アップされる。)
 また、つい先日、ローマで開催された映画祭“Asian Film Festival 21”コンペティション部門に正式出品された他、台湾・韓国での展開も決まるなど、国内外の評価が高まっている。
 公開直前、光石 研(俳優)、笠井信輔(アナウンサー)、佐津川愛美(女優)、三島有紀子(映画監督)など映画業界に生きる著名人8名からコメントが到着!
 それぞれが好む映画『蒲団』の魅力や気づきを濃いめにコメントしている。
 そして、オフショットも8点一挙解禁。斉藤陽一郎演じる時雄が、秋谷百音演じる芳美や監督らとカメラを覗き込み、芝居のチェックをする姿、プロデューサーの海谷に押され気味な緊迫したシーンの裏側などを感じられる内容になっている。

 妻子ある小説家・竹中時雄が、懇願されて弟子にした女学院の学生・横山芳子に恋をし、彼女に恋人ができたことで嫉妬に狂い、自ら破門にしたにもかかわらず強い未練を残すという内容の小説を映画化した本作だが、舞台を明治から令和に移し、小説家から脚本家に設定を変えた。
 主人公の時雄を演じるのは、『Helpless』『EUREKA』『サッド ヴァケーション』等、青山真治監督の常連俳優として知られ、数々の映画・ドラマに出演してきた名バイプレイヤーの斉藤陽一郎。今作は『軒下のならずものみたいに』(青山真治監督)以来、20年ぶりの単独主演作となる。
 脚本家志望の芳美には、映画『ベイビーわるきゅーれ』で注目を集め、出演作が相次ぐ期待の若手・秋谷百音。時雄の妻・まどか役には『笑いのカイブツ』『一月の声に歓びを刻め』を始め日本映画界に欠かせない名優・片岡礼子。そして、TBS系日曜劇場「下剋上球児」の熱演で話題を呼んだ兵頭功海は、脚本家を目指している芳美の彼氏の田中秀夫を、映画・ドラマ等数多くの作品に出演している永岡佑は時雄に仕事を依頼しているプロデューサーの海谷を演じる。

 監督は『テイクオーバーゾーン』(20)、『YEN(DIVOC−12)』(21)、『なん・なんだ』(22)で現代の問題を独自の目線で切り取り、エンタメ作品に昇華してきた気鋭・山嵜晋平。『テイクオーバーゾーン』は「第32回東京国際映画祭」(19)日本映画スプラッシュ部門に出品され主役の吉名莉瑠がジェムストーン賞を受賞している。脚本は『戦争と一人の女』(12)や『さよなら歌舞伎町』(14)、『花腐し』(23)等、長年、荒井晴彦と共に脚本を作り上げてきた中野 太。制作陣が、小説の持つ“普遍性”を活かしつつ、どのように“現代性”を入れているかは必見だ。

 中年脚本家の若き才能への嫉妬と純愛とが入り乱れた愛憎劇をお楽しみいただきたい。

コメント

光石 研(俳優)
 明治から脈々と続く、この極東の島のミゼラブル。しょうがないよね、男って。よし、いつもの居酒屋に16時集合ね! 呑もや!

笠井信輔(アナウンサー)
 若い弟子の性の魅力にからめとられた中年作家。なんてダメで、みっともなくて、しょうもない……でも、なんて愛すべき男なんだ! 百年前の原作だが、男の本質は変わらない。

佐津川愛美(女優)
 ちゃんと傷つくということが、ちゃんと心に響いたのは、映画の世界観が完璧だったからだろう。主人公にも弟子にも、共感と嫌悪感。どちらも感じるなんて、傑作だ。

三島有紀子(映画監督)
 蒲団は肉体だ。弟子であった彼女の肉体を嗅ぎ抱きしめながら悶え苦しむ斉藤陽一郎の姿は秀逸であるし、ラストの秋谷百音の表情も見逃してはならない。
 この映画は、作り手には内包されるであろう暴力性の闘いを見せる。
 惹かれ、嫉妬し、屈辱を感じ、裏切り、奪い、愛し、そして作品が誕生する。
 これが他ならぬ山嵜監督の私小説なのだろう。

ウエダアツシ(映画監督)
 単純で、嫉妬深く、見栄っ張りで、情けない――。
 明治(原作)も令和(映画)も変わらない“男”の生態をリアルに描く山嵜監督の手腕と、斉藤陽一郎さん演じるダメ男の愛嬌と哀愁に感服。同じ男として身につまされる思いもあるが……、面白い!

永江二朗(映画監督)
 この作品は「中年男性の、中年男性による、中年男性のための映画」です(笑)。
 ぜひ、悲哀に満ちた中年男性の脳内を覗いてみてください!!

菊地健雄(映画監督)
 令和の世では少し反動的とも感じる物語なのに、時雄を演じる斉藤陽一郎さんの妙な味わいと魅力にすっかり引き込まれ、時雄と共にヒトが持っている根源的な人間臭さを嗅いだような気がした。

樋口泰人(boid主宰/爆音映画祭プロデューサー)
 屋上と橋があれば映画はできる。引き裂かれたふたつの場所を繋ぐ夢見る空間と言ったらいいか。もちろんそれがいい夢であるとは限らない。1世紀を超えて蘇った作家の夢は残酷な滑稽さを伴って、われわれを凍り付かせるだろう。

根矢涼香(俳優)
 斉藤陽一郎さんが演じる主人公の恋心。
 痛々しさすらチャーミングだ。
 やめておけー!と頑張れー!という気持ちが両隣にありました。
 ピュアってずるいなあ。皆が自分を譲りたくない。

解禁オフショット

公開表記

 製作・配給:株式会社BBB
 2024年ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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