BS放送と配信サービスを手掛ける「スターチャンネル」が2022年、新たな取り組みとして、スターチャンネル初となるオリジナルドラマプロジェクトを始動。本企画では、心の風景を映し出す楽曲を独自にピックアップし、オリジナル・ストーリーとして映像化する。この企画のトップを飾るのは、DREAMS COME TRUE。吉田美和が生み出すその奥深い歌詩の世界で、吉田が一番使用している言葉が「あなた」という一語。今回ドラマ化される「何度でも」、「マスカラまつげ」、「空を読む」、「TRUE, BABY TRUE.」の4曲と、このドラマ企画のために書き下ろされた「新曲」の計5曲は、身近にいる家族、恋人、友人、大事な人など、それぞれの「あなた」と言う存在を思い浮かべて観られる物語。
6月19日(日)、千代田区内幸町のイイノホールにて、配信・放送よりひとあし先に#1「空を読む」を大スクリーンで上映する完成披露上映イベントを実施。上映前に行われた舞台挨拶には、各話を代表して貫地谷しほり(#1「空を読む」)、高梨 臨(#2「マスカラまつげ」)、新川優愛(#3「TRUE, BABY TRUE.」)、吉沢悠(#4「何度でも」)、そして高橋義人プロデューサーが登壇。さらにこの日はスペシャルゲストとしてDREAMS COME TRUEの中村正人が登壇。軽妙なトークで会場を盛り上げた。
本作の脚本の総監修を務めたのは、人気脚本家の岡田惠和。さらに各話のオリジナル脚本を渡邉真子、濱田真和がメインで執筆、岡田と3名で執筆している。そんな脚本の感想について#2主演の高梨は「ものすごくリアルな女の子という感じがしました。決して完璧な女の子ではなく、人をねたむ気持ちだったり、恋がうまくいかなかったりとか、そういう女性像が描かれているなと。それで(脚本を)読み終わった後に『マスカラまつげ』を聴いてみたんですが、こういうことなんだと思えるくらい、すごくしっくりきて。この歌だったら前向きな気持ちになれるかもと思ったのが印象に残っています」と述懐。
さらに#3主演の新川は「わたしは台本を読み進めた時点で大号泣してしまって。とても感動するお話でしたし、わたし(が演じる役)には小さな息子がいるんですけど、その息子に何が本当に大切なのかを伝えていく役割で。すごく感動してしまいました。もちろんこの役をやることができるのかなという不安もあったんですけど、監督をはじめ、スタッフさん、いろいろな方に助けていただきながら撮り終えることができました」と続けた。
そして#4主演の吉沢は「僕の場合は逆に、自分の父親と確執があるという。すごく人間描写がしっかりとしている台本だったので、誰もが感情移入しやすい作品だなと思いましたし、そしてテーマになっているのが『何度でも』だったので。すでにドラマでも使われている曲ですし、誰もが知っているだろう曲なので、プレッシャーは感じました。でも新しいこのドラマで、『何度でも』といえばの曲だよねと言われるくらいに、いいものにしたいなという思いはありましたね」と意気込みを語った。
さらに#1の貫地谷は「最初はモノローグというか、淡々としたところから始まるんですけども、こういう女性をやってみたかったなと思って。素直に面白いと思ったし、後半は感動して泣いていました」と切り出すと、同作が13年前の過去と現在を対比して描き出した作品ということで、「さすがに去年、女子高生は無理だということで。制服はNGにしようと決めたんです。大人がコスプレで着ちゃいましたというのはありかもしれないですけど、回想で高校生は無理だと。でも今回は13年前、22~23歳という役柄だったんですけど、これも大変でした。メイクさんが大変そうでした」と笑ってみせた。
この日は残念ながら脚本総監修の岡田の登壇はかなわなかったが、岡田からの手紙が読み上げられた。そこには「初めてこのプロジェクトのお話が来た時のことを思い出します。おお、ついに来たか。分かってるじゃん。岡田とドリカムさんの相性はいいのだよという気持ちで、むちゃくちゃ高ぶりました。不思議な気持ちにもなりました。なんだかずっと前から、こうやって組むことが決まっていたかのような。頑張ってきたから神様がご褒美をくれたのかなと。そういう気持ちにもなりました」とつづられたその手紙は、それぞれのストーリーと主演俳優たちへの思いなどに言及した後、「そして最後にやっぱり思います。ドリカムがいてくれれば、世界はまだまだ大丈夫。わたしたちは生きていけると思います」という文言で締めくくられていた。
そしてゲストとして登壇した中村は「歌詩をそのまま再現ドラマみたいにしたようなのではちょっと面白くないなと思っていたんですけど、お話を聞くと、われわれの楽曲の歌詩を元に、自由に発想したいと。(ドリカムの)吉田美和もその歌詩を、メロディとは切り離さない。あるいは歌うために歌詩を書いてきた人なので。そういう意味では僕もこのプロジェクトに興奮しました」とコメント。さらに今回の曲のセレクトについて「これは脚本家の岡田先生を中心に選んでいただいたんですけど、なんと商売っ気のない選曲だろうと。普通なら『未来予想図II』とか、『大阪LOVER』とか、そういう分かりやすい曲があるんですけど、本当に渋い選曲で感謝しております」としみじみ。さらに「吉田美和の“うた”というのは寄り添う詩なんです。その言葉の一つひとつが皆さん演じてる役に寄り添い、その歌詩と共有できている気持ちが大切だと思います。そしてまさにそれが表現されたすばらしい作品だと思います」と満足げな様子を見せた。
なお、この日は登壇者たちの思い出のドリカムの楽曲を披露。吉沢が「何度でも」、そして高梨が「LOVE LOVE LOVE」。新川が「ねぇ」、そして貫地谷が「週に1度の恋人」とそれぞれ思い出の曲を発表。その流れで自身の思い出の曲について尋ねられるも「今度の新曲が思い出の曲になってくれればと思いますが。でもなかなか選べませんね。うちは吉田美和の歌詩が命でございますんで。全部好きです」とコメントし、会場から大きな拍手がわき起こった。
そしてこの日はサプライズで重大発表が。12月7日、8日に大阪城ホール、そして17、18日に横浜アリーナで「STAR CHANNEL presents DREAMS COME TRUE 5つの歌詩(うた) SUPER LIVE 2022」と題したスペシャルライヴが告知されると、会場は大盛り上がり。中村も「これから内容は詰めていきたいと思いますが、何か(ドラマの)皆さんとコラボレーションできたら」と期待をあおった。
登壇者:貫地谷しほり、高梨 臨、新川優愛、吉沢 悠、高橋義人(制作プロデューサー)
スペシャルゲスト・DREAMS COME TRUE 中村正人
「5つの歌詩(うた)」配信/放送情報
7/7(木) スターチャンネルEXにて独占配信スタート
8/13(土) BS10 スターチャンネルにてTV初放送
■配信:「スターチャンネルEX」
7/7(木)20:00 第1話「空を読む」
7/21(木)20:00 第2話「マスカラまつげ」
8/4(木)20:00 第3話「TRUE, BABY TRUE.」
8/18(木)20:00 第4話「何度でも」
10/8(土)20:00 第5話「新曲(※)」
■放送: 「BS10 スターチャンネル」
8/13(土)20:00 第1話「空を読む」
8/27(土)20:00 第2話「マスカラまつげ」
9/10(土)20:00 第3話「TRUE, BABY TRUE.」
9/24(土)20:00 第4話「何度でも」
10/8(土)20:00 第5話「新曲(※)」
※第5話「新曲」の詳細については後日発表
■音楽:DREAMS COME TRUE
■脚本・総監修:岡田惠和
■脚本:渡邉真子、濱田真和
■出演:貫地谷しほり、高梨 臨、新川優愛、吉沢 悠ほか
■制作:東北新社/MMJ
■公式HP:https://www.star-ch.jp/dreamscometrue (外部サイト)
スペシャルライヴ開催決定
DREAMS COME TRUE全面協力でお贈りするスターチャンネルオリジナルドラマ「5つの歌詩(うた)」。本作の配信・放送を記念してスペシャルなライヴが決定!!
<LIVE概要>
【名 称】
STAR CHANNEL presents
DREAMS COME TRUE
5つの歌詩(うた) SUPER LIVE 2022
【主 催】東北新社
【日程/会場】
2022年12月7日(水)、12月8日(木) @大阪城ホール
2022年12月17日(土)、12月18日(日) @横浜アリーナ
◆ スターチャンネルEXとは
「スターチャンネルEX」は、独占作品を中心に、日本初上陸の最新海外ドラマとスターチャンネルの厳選映画が観られる動画配信サービス。映画スターが出演するドラマや、有名映画監督が手掛ける話題のドラマ、スターチャンネルの映画レーベル最新作など、映画ファンが楽しめる“ここでしか観られない”作品の数々を月額990円(税込)で見放題! オンデマンド配信に加え「テレビ」と同じ感覚で映画や海外ドラマが楽しめる独自編成のライブ配信や、作品のみどころを掘り下げるこだわりの作品解説も充実している。
■公式HP:https://ex.star-ch.jp/ (外部サイト)
◆ スターチャンネルとは
スターチャンネルは映画が好きな全ての人のための「映画エンターテインメントサービス」。BS3チャンネルの放送と配信サービス、劇場公開作品を通じて、映画の様々な楽しみ方を提供する。
■公式HP:https://www.star-ch.jp/ (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)