『モルエラニの霧の中』第17回ロサンゼルス日本映画祭最優秀作品賞受賞！

　昨年２月に岩波ホール（今年７月閉館）ほか全国順次公開上映の映画『モルエラニの霧の中』。本作は、北海道室蘭市の美しい風景とともに失われていく街の記憶をめぐる物語を７話連作形式で描いた作品。故・大杉漣、小松政夫はじめ、香川京子、大塚寧々、水橋研二、菜葉菜、草野康太、久保田紗友、坂本長利ら、幅広い世代の演技派俳優陣が揃う。

　この度、2022年９月16日～18日（オンラインでは2022年９月３日～14日）に米・ロサンゼルスで開催された第17回ロサンゼルス日本映画祭（JFFLA 2022、17th Japan Film Festival Los Angeles））にて公式上映され、最優秀作品賞（Best Picture Award）を受賞した。

　■ JFFLA2022公式サイトURL： https://jffla.org/（外部サイト）

　以下、坪川拓史監督より、受賞コメントが届いた。

坪川拓史監督コメント

＜坪川拓史監督コメント＞

　今回の受賞、本当に嬉しくそして驚いております。上映作品に選ばれただけでも嬉しく思っていたので。
　日本での劇場公開から一年半が経ち、その後、公開館だった岩波ホールの閉館や、ロケをした場所の解体、関係者の訃報と、失くなっていく話題が続いていたので。
　海を超えた方々のもとに届いたこと、本当に感謝しております。
　やはり、映画の使命のひとつには、「残していく」ということがあるのだなぁ、と実感しています。