登壇者:キングズリー・ベン=アディル、【監督】レイナルド・マーカス・グリーン、【プロデューサー】ジギー・マーリー
世界中の希望となった伝説のアーティスト、ボブ・マーリー。ジャマイカ初の世界的トップスターの知られざる激動の生涯を描いた映画、『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が、5月17日(金)より日本公開中。
5月14日(火)に開催したジャパンプレミア レッドカーペットイベントに続き、5月15日(水)には、【主演】キングズリー・ベン=アディル、【監督】レイナルド・マーカス・グリーン、【プロデューサー】ジギー・マーリーの3人が、新時代の渋谷のランドマークとして賑わうMIYASHITA PARKに降臨!
映画公開記念のフリーイベント、【レゲエを知ると、100倍楽しめる前夜祭ONE LOVE REGGAE JAPAN】の会場で約30分間にわたりトークショーを展開し、いよいよ日本公開目前の本作を大々的にアピール! イベントエリアは満員御礼で入りきれずに会場の外から楽しむ人々も多いほどに大盛況で、数々のミュージシャンが順番にDJブース&ステージに登場し、約3時間半・熱狂のLIVEステージに! ボブ・マーリーが生前、アジアで唯一コンサート・ツアーを開催したお気に入りの国・日本への凱旋は天井知らずの盛り上がりで、5/17(金)~の公開を控え日本のバイブス最高潮ぶりを見せつけた!
日中の強い日差しがやわらぎ、涼しげな風も漂い始め屋外で過ごすには最高のコンディションとなった渋谷・MIYASHITA PARKに、豪華アーティストたち集結によるDJパフォーマンスと来日したチーム“ONE LOVE”を一目見ようと、老若男女が大集合。非常に多くの来場者があり、イベントエリアは満員御礼で入りきれずに会場の外から楽しむ人々も多いなかで、17:30頃にはじまったステージはラスタカラーのライトアップに染まり、まずはCOJIE [Scorcher Hi Fi]がDJとしてプレイをはじめ、その後JAH WORKS、CHOZEN LEE、HAN-KUN、TRUTHFUL a.k.a STICKO、KON RYU [Youth Of Roots]とノン・ストップでパフォーマンスを披露。それぞれ自前の曲に加え、ボブ・マーリーの楽曲を1曲ずつ熱唱。名曲「No Woman, No Cry」などボブの楽曲が奏でられると、ムード満点に!
ドレッドヘアーにニット帽スタイルや、ラスタカラーのフラッグを振っていたり、ハンド・サインを高らかに掲げたり指笛をかき鳴らしたり、コール&レスポンスの大合唱など十人十色の楽しみ方でも全員が“ONE LOVE”のメッセージのもとで会場をひとつにした。
ボルテージ最高潮となったステージに、メイン・イベントのMCとしてジャパニーズ・レゲエ界が誇るレジェンド・グループ「Mighty Crown」のMASTA SIMONとSAMI-Tが登場。サウンド活動休止以降久々となるレジェンドのステージ登場にMIYASHITA PARKに集うレゲエ・ファンたちは熱狂。
そしてMCの呼び込みからキングズリー・ベン=アディル、レイナルド・マーカス・グリーン監督が登壇すると割れんばかりの拍手が、そして本作のプロデューサーであり自身もグラミー賞アーティストであるジギー・マーリーが紹介されるとレゲエファンが集う会場からひと際大きな歓声で迎えられた。
会場に集まったファンは映画の前売り券を購入した人も多数、すでにアツさMAXの大歓迎で迎えられた3人は高揚して笑顔をみせ、まずは日本の文化として好きな日本食を問われ、初来日のキングズリーは「ラーメン! おいしいラーメン屋さんを探してるのでオススメを教えてください! 新宿のゴールデン街にはあるのかい? 違うの(笑)?」とさっそくお茶目な一面をみせて会場を沸かせ、同じく初来日ながら今回早めに日本に到着していたグリーン監督は「お好み焼きがイイね! それか和牛のステーキか、迷うところです」とグルメにも目がないよう。何度か日本にも訪れているジギーは「30年ほど前に母のリタから寿司を教えてもらったんだ。生魚なんて!と初めは思っていたんですが、食べてみたら本当に美味しかった。大好きです」と若いころから馴染みもあるようで、3人とも日本の食文化に魅了されている様子。
続いて、父親が伝説のアーティストであるジギーにとって、メンターとなる人物は父なのかそれとも他の誰かなのか、を問われたジギーは「ひとりの師匠がいるわけではなく、出会ったすべての人々から私は学んでいる。一人ひとりと触れ合い、人間だけでなく動物も木々も、自然界の全てから私は学んでいるんです」と回答しファンも心酔。キングズリーは、元々のゆかりはないジャマイカ語/パトワ語を劇中で話していることやボブ・マーリーを演じるプレッシャーについて問われると、「本当に難しかったですよ。ただ周りにたくさん助けてもらい、習得する時間も用意してもらえた。自分にとって一番大切だったのかカルチャーをリスペクトして、ジャマイカの方々が『いい仕事をした』と思ってくれるようなパトワ語を習得したいと頑張りました。プレッシャーは当然最大でしたが、当時は生死を賭ける想いでやっていたしエモーショナルな自分になっていたと思う」と力を込めると会場からも大きな拍手。グリーン監督も続けて「今回この映画を作るにあたって一番これまでと違うことは、この映画の主題である“ボブ・マーリー”という存在がとてつもなく偉大すぎて、どう料理しようかと。ジギーをはじめとするマーリー一家が全面サポートしてくれて、脚本を組み立てていって、なんといってもボブ・マーリーを全身で表現できるキングズリーと運命的に出会えて幸運だった。これだけ全身全霊で役に懸けて演じきってくれる俳優はいない、彼の努力に感謝しています」と感動的なコメント。
映画の注目シーンや記憶に残る撮影についても話が及び、キングズリーは「劇中で♪『War』を歌うシーンはジャマイカで撮影していた。スピリチュアルなフィーリング、バイブスが沸き上がった瞬間を覚えています。楽しみにしてください」、グリーン監督は「私は映画の後半で、焚火を囲んで子どもたちと♪『Redemption Song』を歌うシーンが印象的で、次世代に脈々とスピリットが受け継がれていくことを表現できているのでお気に入りです」、ジギーは「自分が一番好きなのは笑いが起こる、ユーモアのあるシーンが好き。父もそうでした。映画の中で、青年時代のボブがはじめてバンド・メンバーに会うシーンはクスっと笑えて気に入っている」とそれぞれ明かし、映画でそれぞれどのように描かれているのか期待が膨らむ。
日本にも長きにわたって非常にファンの多いレゲエ・ミュージックと文化がこれからも続いていくことを望み、そのポイントとしてジギーは「やはり、お互いを愛すること。音楽はそこに込めたメッセージがあってこそ、そして聴いた人が反応して意味が見いだされる。心と心とで繋がりコミュニティができ、人間らしく生きる、その“ONE LOVE”に行きつくんだと思います」と話した。
最後にはステージ上から、ぎっしりと詰めかけた会場のファンたち、そして極上のパフォーマンスでLIVEを盛り上げたアーティストたちも集まり一緒に記念撮影も行われ、心ひとつに「ONE LOVE!!!」のかけ声が響き渡った。
ジギーから「ヤーマン! アーリーバイブ!」とラスト・メッセージが送られ、名残惜しまれながらトークショーが終了し3人は降壇するも熱気はそのままに、再びファイナル・アクトでLIVEパフォーマンスが始まりバイブスがまったく下がることなく堪能しつづけ、その勢いのままに2日後に迫った映画の公開がますます楽しみになるイベントとなった。
ジャパンプレミア
登壇者:キングズリー・ベン=アディル、【監督】レイナルド・マーカス・グリーン、【プロデューサー】ジギー・マーリー、高岡早紀、松尾 駿(チョコレートプラネット)
レッドカーペット
舞台挨拶
公開表記
配給:東和ピクチャーズ
5月17日(金) 全国公開
(オフィシャル素材提供)