イントロダクション
美術造形家・村瀬継蔵は、「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」、「仮面ライダー」などの造形を手掛け、怪獣造形の礎を作ったと言われているレジェンド。映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』は、そんな村瀬が1970年代に香港・ショウブラザーズに依頼され書き留めたプロットを基にしたオリジナル・ファンタジー作品。今回解禁されたメインビジュアルには、ヤマタノオロチをはじめとし、村瀬が今まで作ってきた懐かしい怪獣たちをモチーフにした新怪獣たちが活き活きと描かれている。また主人公が迷い込む無人島にはマタンゴをイメージさせる巨大キノコに囲まれた不気味な建物が幻想的に現れており、この“怪獣たちのいる島“で、一体どんなストーリーが展開されるのか、7月26日(金)からの全国公開が楽しみなビジュアルに仕上がった。
スタッフには村瀬の50年の夢を叶えるために日本を代表する特撮クリエイターたちが集まった。村瀬と同時代を生き、「ゴジラ」シリーズに関わりつつ、さらに「仮面ライダー」シリーズや「蒲田行進曲」などにて一連のデザイナーとして活躍後、惜しくも昨年亡くなられた高橋 章がオリジナルコンセプトデザインで参加。またゴジラ・シリーズの怪獣デザインを担当したとして知られる西川伸司をはじめ、“雲の神様”と呼ばれる背景絵師の島倉二千六(しまくら・ふちむ)、特撮ではロスガトスワークスの佐藤大介も参加するなど、特撮ファンにはお馴染みの面々が強力にバックアップ! 着ぐるみとミニチュアによるアナログ特撮にて表現されつつも、最新のエフェクト効果や合成技術を用いて、CGとはまた異なる味わいを持つ映像を作り上げた。
本作の出演者には、5歳の頃より子役として活躍し、大河ドラマ「八重の桜」や連続テレビ小説「あさが来た」ではどちらも主人公の幼少期を演じて話題となった俳優、鈴木梨央。米津玄師「パプリカ」の歌唱でお馴染みのFoorinのメンバーとして活躍後、「ドラえもん」のコラボCMでスネ夫役を演じたことでも話題の、楢原嵩琉。その他、釈由美子、斎藤 工、佐野史郎、樋口真嗣監督など、特撮映画ではお馴染みの顔ぶれが揃って出演。また本作の主題歌は、DREAMS COME TRUEが本作のために書き下ろした新曲、「Kaiju」(作詩:吉田美和 作曲:吉田美和 編曲:中村正人)となっている。
ストーリー
特殊美術造形家・時宮健三が亡くなった。祖父である時宮の仕事にあまり良い思い出がなかった朱莉は複雑な心境でファン向けのお別れ会を訪れていた。そこには特撮ファンである同級生の卓也の姿もあった。朱莉と卓也は時宮の古い知り合いだという穂積と名乗る若い男と出会う。祖父が映画を作ろうとしていたことを初めて知る朱莉。穂積はおもむろに鞄から『神の筆』の小道具である筆を手にする。「世界の破滅を防いでください」穂積のその言葉とともに朱莉と卓也は光に包み込まれた。気づくと二人は映画『神の筆』の世界に入り込んでいた。そして映画に登場しないはずの怪獣ヤマタノオロチがこの世界のすべてを破壊し尽くそうとする光景を目の当たりにする。
元の世界に戻るため、二人は時宮が作るはずだった映画『神の筆』の秘密に迫っていくことに……。
(2024年、日本、上映時間:74分)
キャスト&スタッフ
出演:鈴木梨央
楢原嵩琉、町田政則、馬越琢己、吉田羽花、樋口真嗣、笠井信輔、春日勇斗
釈由美子、斎藤 工、佐野史郎
原作・総監督:村瀬継蔵
プロデューサー・特撮監督:佐藤大介
脚本:中沢 健
音楽:小鷲翔太
主題歌:DREAMS COME TRUE「Kaiju」(DCTrecords/UNIVERSAL SIGMA)
エグゼクティブプロデューサー:村瀬直人
協力プロデューサー:八木欣也
アソシエイトプロデューサー:牛田直美
監督補:石井良和
撮影:高橋義仁 砂原洋一
照明:田村文彦
録音:飴田秀彦
音響効果:柴崎憲治
アドバイザー:勝賀瀬重憲
オリジナルコンセプトデザイン:高橋 章
怪獣デザイン:西川伸司
造形監修:村瀬継蔵
特殊造形:村瀬文継、若狭新一、松本朋大
製作:ツエニー、TSKさんいん中央テレビ、ストリーム、ロスガトスワークス
制作:ツエニー
制作協力:スーパービジョン
特別協賛:ディーシーティーエンタテインメント
ギャラリー
特報
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X:@Kaminofude
公式Instagram:kaminofude_movie
公開表記
配給:ユナイテッドエンタテインメント
7月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開!
(オフィシャル素材提供)