イントロダクション
2019年開催の「FIBAバスケットボールワールドカップ」では世界を相⼿に5戦全敗、出場32ヵ国中31位に終わる。2021年の開催国枠で出場した「東京2020オリンピック」でも3連敗を喫し、予選敗退となった。⼤きな期待を背負って挑んだが勝利を収めることができない男⼦⽇本代表に対し、世の中の声も厳しさを増していった。そんな中、バスケットボール⼥⼦⽇本代表は「東京2020オリンピック」で銀メダルを獲得。⼥⼦⽇本代表の⼤躍進により⽇本中が熱気に包まれ、感動を与えてくれた選⼿、コーチらに賞賛の声が集まった。
男⼦⽇本代表へ逆⾵が吹く中、「東京2020オリンピック」で⼥⼦⽇本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHCが、2021年9⽉、男⼦⽇本代表の新HCに就任。同年11⽉「FIBA バスケットボールワールド2023」の予選から指揮を執った。ホーバスHCのもと厳しい練習を重ね、世界と戦える戦略と情熱を注いで挑む「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」。⼤会出場国中でアジア1位となり、パリオリンピック出場権獲得を⽬指す⽇本(FIBAランキング36位 当時)は、オーストラリア(同3位)、ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)の強豪国がひしめく【死の組】と⾔われるグループEに⼊った。ドイツがグループの「本命」、⽇本は「アンダードッグ」と評される中、トム・ホーバスHCは【BELIEVE=ビリーブ】という⾔葉をチームに掲げ、世界へ挑む選⼿たちを⿎舞し続けた。
敗戦を喫するも終盤では互⾓以上の戦いを⾒せたドイツ戦。苦しい時間が続く中、⼤逆転劇を⾒せたフィンランド戦。グループ突破を掛け⼀丸となって挑むも善戦及ばず敗戦したオーストラリア戦。その結果、1次ラウンドを終えた⽇本代表は「17位〜32位決定戦」へ回ることに。チームメイトやコーチ、そして⾃分を信じ続けて挑んだ結果、初戦で対戦したベネズエラ戦では⼤逆転勝利を果たし、続く最終戦のカーボベルデ戦でも勝利を上げ、アジア1位、パリオリンピック出場権を獲得。⽇本列島は熱狂と興奮、そして、歓喜の渦に沸いた。
国内の映画興⾏収⼊が158億円を突破した『THE FIRST SLAM DUNK』の歴史的⼤ヒットが記憶に新しい中、バスケットボール⼈気もこれまでにないほど⾼まっている。全国各地で開催されている男⼦プロ・バスケットボール・リーグ【B.LEAGUE】の試合会場にも多くのファンが詰めかけ、⽼若男⼥問わずバスケ・ファンは急増、今や国内の⼈気スポーツで上位に位置するほどだ。
今年の夏にもAKATSUKI JAPANの熱い戦いが期待される中、それに先駆けて昨夏の感動と熱狂をもう⼀度呼び覚ますバスケットボール⽇本代表初となるドキュメンタリー映画がここに誕⽣した。
キャスト&スタッフ
FIBAバスケットボールワールドカップ2023
男子日本代表
富樫勇樹、河村勇輝、比江島慎、渡邊雄太
馬場雄大、西田優大、ジョシュ・ホーキンソン、富永啓生
原修太、井上宗一郎、吉井裕鷹、川真田紘也
トム・ホーバス
インタビュー出演:佐古賢一、田臥勇太
ナレーター:広瀬すず
公認・監修・制作協力:公益財団法人日本バスケットボール協会
企画・製作:電通 東映ビデオ
挿入歌:「第ゼロ感」10-FEET
(ユニバーサル ミュージック)テーマ曲/「AKATSUKI」Rude−α
制作プロダクション:ネツゲン
監督:大西雄一
(2024年、日本、上映時間:92分)
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:東映 東映ビデオ
6⽉7⽇(⾦) 4週間限定公開
(オフィシャル素材提供)