登壇者:古賀 豪監督、原口尚子・原口智裕夫妻、内藤圭祐プロデューサー
55年に渡って愛され、もはやカルチャーとなった国民的アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」。子どもから大人まで人々が、妖怪や怪奇な現象に怯えながらも、一度は友達になりたいと願った鬼太郎とその仲間たち。水木しげる生誕100周年記念作品として2023年11月17日に公開された東映配給映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、動員195万人国内興行収入約27.9億円を記録し、Amazon Primeで配信中。
初めて語られる鬼太郎の父たちの物語―かつての目玉おやじと水木の出会い、そして二人の父たちの運命を描いた本作。監督は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』の監督を務めた古賀 豪、脚本はTVアニメ「マクロスF」などで知られる吉野弘幸、キャラクターデザインを『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた谷田部透湖が担当している。キャスト陣は、TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)で鬼太郎を演じた沢城みゆき、目玉おやじを演じた野沢雅⼦に加え、おなじみのあのキャラクターに似た謎の少年役として古川登志夫のほか、かつての目玉おやじを演じるのは「鬼滅の刃」で鬼舞辻無惨を演じ日本中を震えあがらせた関 俊彦。水木を演じるのは「テニスの王子様」シリーズの忍足侑士役の木内秀信。さらに種﨑敦美、小林由美子、白鳥 哲、飛田展男、中井和哉、沢海陽子、山路和弘、皆口裕子、釘宮理恵、石田 彰、庄司宇芽香、松風雅也、といった豪華声優陣も出演を果たし、話題となっている。
この度、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』がアヌシー国際アニメーション映画祭にてコントルシャン部門に選出され、現地時間6月12日に公式上映が開催された!
カンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立し設立された、アニメーション映画祭として最古であり世界最大規模のアヌシー国際アニメーション映画祭。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は6月10日よりフランスで開催されているアヌシー国際アニメーション映画祭2024にて、独創性とユニークな芸術性が際立つ長編作品で、観客に課題を生み出してくれる挑戦的な作品が対象となる部門であるコントルシャン部門に選出された。公式上映は現地時間で6月10日・11日・12日と3回行われ、12日16時30分から行われた上映では、400名以上が詰めかけ場内は満席。大きな拍手に迎えられ、古賀 豪監督、原作者水木しげる氏の長女である原口尚子さん・原口智裕さん夫妻、内藤圭祐プロデューサーが登壇し、古賀 豪監督から「今日はこのような場に立つことができて、本当に幸せに思っております」と挨拶があり続けて、「本作は水木先生の生誕100周年として作られました。水木しげる先生の作品には風刺性が込められておりまして、今回の映画も今の日本に対する風刺が入っております。まさかこんな国際的な場で上映していただける機会があるなんて思っていなかったので、そのあたりの背景についてご説明させていただきます」と観客に対し、原作者水木しげる先生が第二次世界大戦に二等兵として招集されたこと、国家や上官のために命をささげるよう強要され、左腕を失う大けがを負ったことなど、水木しげる作品に風刺が込められるようになった背景を説明した。その後は、水木しげる作品に欠かせない日本に伝承される妖怪について話が及び、貴重な話に場内は大きな拍手に包まれた。
残念ながら受賞には至らなかったが、閉会式後、アヌシー国際アニメーション映画祭への参加を振り返り古賀監督は「日本の観客の皆様のおかげで、この映えある場に送り出していただきました。ありがとうございました」とコメントを寄せている。
冒頭からエンドロールまで見逃せない、初めて語られる鬼太郎の父たちの物語。SNSでは本作の舞台である、因習が渦巻く哭倉村を「因習村」、映画を観ることを「入村する」などの言葉が生まれ、特大ムーブメントを巻き起こしている本作。映画公開から数ヵ月たった今も勢いは止まらず、作品ストーリーと世界観を追体験できる初の展示イベント「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ~追憶展~」は池袋PARCOにて6月21日(金)~7月8日(月)・広島PARCOにて2024年7月12日(金)~8月5日(月)開催、東京ミステリーサーカス ヒミツキチラボ(小ホール)にてリアル脱出ゲーム「哭倉村に渦巻く怨念からの脱出」が7月19日(金)〜9月29日(日)に実施、8月11日(日祝)にはBunkamuraオーチャードホールにて「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 シネマ・コンサート」が開催、そして映画公開からちょうど1年後となる11月17日(日)には、Blu-ray&DVDの発売も決定している。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』Blu-ray&DVD
発売日:2024年11月17日(日)
詳細につきましてはこちらをご覧ください↓
https://www.kitaro-tanjo.com/news/info/474/(外部サイト)
公開表記
配給:東映
(オフィシャル素材提供)