イベント・舞台挨拶

『逃走中 THE MOVIE』完成披露舞台挨拶

© 2024 フジテレビジョン 東映 FNS27社

 登壇者:川西拓実(JO1)、佐藤大樹(FANTASTICS)、中島颯太(FANTASTICS)、木全翔也(JO1)、金城碧海(JO1)、瀬口黎弥(FANTASTICS)、西浦正記(監督)

 2004年から放送が開始され、今年で20周年を迎える、フジテレビ系列のバラエティ番組「逃走中」。ハンターから逃げた時間に応じて逃走者は賞金がもらえる、ただしつかまれば賞金ゼロ! 終了まで逃げ切って大金を狙うか、途中でリタイアして手堅く稼ぐか、まさに一か八かの一攫千金ゲーム! そんな大人気番組「逃走中」が20周年という節目の年にドラマ映画化が決定し、『逃走中 THE MOVIE』として7月19日(金)より全国公開!。大スクリーンの舞台となるのは賞金総額1億円超、参加総数1000人の史上最大級の「逃走中」!臨場感抜群、新感覚のアトラクション・ムービーとして、ハラハラドキドキ、そして時には熱く、時には泣ける物語が描かれる。大画面でしか味わえないド迫力の逃走アクション、疾走感、ハンターとの駆け引き……間違いなくすべてが規格外の『逃走中 THE MOVIE』を劇場で体感せよ!

 6月24日(月)、本作の完成を記念して、『逃走中 THE MOVIE』完成披露舞台挨拶が開催された!
 イベントへは、川西拓実(橘 大和役)、佐藤大樹(寺島譲司役)、中島颯太(大澤瑛次郎役)、木全翔也(伊香 賢役)、金城碧海(北村勇吾役)、瀬口黎弥(西園寺陸役)ら、本作を彩る6名のメイン・キャストと西浦正記監督が登壇。JO1とFANTASTICSのメンバー6人が会場に集結し、作品の魅力や互いのグループメンバーとの共演エピソードを存分にアピール。さらには、映画の完成を祝うべくハンターも登場し、何と本番さながらにキャスト陣を追走! 他に例を見ない、まさに圧巻の完成披露イベントとなった。

 大人気バラエティ番組のドラマ映画化、そしてJO1、FANTASTICSの豪華2大ボーイズグループの共演として、大きな注目を集める本作。大勢の観客が会場に詰めかける中、TV番組「逃走中」のナレーションとしてお馴染みのマーク・大喜多氏によるナレーションのもと、ついに“ゲーム”がスタート。キャスト陣が舞台上手、下手からそれぞれ登場すると、割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こり、会場のボルテージは瞬く間に最高潮に! そのままレッドカーペットを華々しく闊歩し、観客の声援に笑顔を振り撒きファンサービスで応える6人。いよいよ舞台挨拶がスタートするかと思いきや、なんとハンターが舞台上に登場! キャストを確保すべく追走開始し、会場全体に一気に歓声と悲鳴がこだまする中、アリーナ上から散り散りになって逃走していくキャスト陣。

 まさかの“リアル逃走中”が突如開始し、誰もいなくなった会場にまず現れたのは、瀬口黎弥(西園寺陸役)。「皆さんこんにちは! 西園寺陸を演じました瀬口黎弥です! ハンターに追われています! マジでやばいです! 一旦逃げます! また後ほど!」と息を切らしながら挨拶し再び逃走すると、続いて姿を見せたのは金城碧海(北村勇吾役)。「陸〜! 北村勇吾役のJO1金城碧海です! こんなの試写会じゃねーじゃん! またあとで!」と呼びかけ、消えていく。

 続いて登場したのは、川西拓実(橘 大和役)。ステージ下からダッシュでステージに現れ、「うぉ〜あっぶね〜、リアル逃走中!? 面白そうじゃん!!」と劇中シーンのセリフを披露し、再び袖に消えていく。

 一方、黒幕で身を隠していたのは木全翔也(伊香 賢役)。黒幕から恐る恐る顔をのぞかせながら、「伊香 賢役の木全翔也です! みんな、ハンターに捕まらないように正しい選択をしろよ!」と同様に劇中シーンのセリフを披露すると、再び黒幕の中へ。

 さらに次は中島颯太(大澤瑛次郎役)がステージ上手から登場し、「大澤瑛次郎役を演じました、中島颯太です! 皆さんハンター知りませんか? 僕の計算上、向こうから来るんだよな、こっちに逃げよう」と言葉を残し颯爽と逃走していくと、最後に現れたのは佐藤大樹(寺島譲司役)。「寺島譲司役の佐藤大樹です! 賞金100億円、皆さんのために逃げ切ります!」と力強く宣言すると、黒幕に隠れていた木全が再び顔を出し再登場。しかしすぐさまハンターに見つかり、慌てて舞台袖へと逃走していく二人。劇中さながらの“逃走中”が繰り広げる演出に、観客は釘付けで大いに盛り上がりを見せていた。

 無事に“逃走成功”した6人と西浦正記監督も舞台に登壇すると、いよいよ舞台挨拶がスタート。
 “史上最走=しじょうさいそく”のレッドカーペットが実現した今回の完成披露舞台挨拶。川西は「楽しいですね! なかなか走ることなんてないですし、嬉しかったです」と嬉々と語ると、中島も「こんなに走ると思わず……、脚が“疲労”舞台挨拶です」と茶目っ気混じりに洒落を挟んで便乗し、会場の笑いを誘っていた。

 佐藤は「逃走中ならではの演出でしたし、何より練習通りきちんとやれてよかったです(笑)」と笑顔を見せ、黒幕で身を隠すというチャーミングな“逃走劇”を披露した木全も、「忍者になった気分で頑張りました!(黒幕は)意外と重たいんですよ」と振り返る。

 瀬口も「(ハンターの足は)速かったですね。気づけばあんなところにいた、という感じです。本作で初めての舞台挨拶で緊張もしましたが、全力で取り組みました」と清々しく語る。

 さらに金城は追走してきたハンターについて「久しぶりに(ハンターを)見て、心臓のドキドキが止まらなかったですね」と語り、久しぶりの光景に撮影当時を思い出した様子だった。

 そしてトークの本題は映画の話題に。放送開始から記念すべき20周年を迎えた「逃走中」。ドラマ映画化となる本作へ出演を果たした当時について問われると、佐藤は「率直に嬉しかったですし、何よりJO1との共演が楽しみでした」とオファー時の心境を告白。川西も「人気番組の映画化で、FANTASTICS(の3人)と一緒に共演できたことが良かったです。(映画の)規模も想像の100倍は大きくて驚きましたが、心置きなく思い切りやり抜くことができました」と語ると、対する中島も「JO1の皆も非常にハードスケジュールの中、一人ひとりがキャラクターをしっかり作ってきていて、とても刺激をもらえました」と振り返り、撮影の充実ぶりを滲ませていた。

 一方、メンバー感での共演についても各々感じることはあったようで、金城は「翔也は普段おちゃらけている部分があったり、拓実くんに関しても普段はカッコいい姿を見てきているので、いつものJO1として過ごす姿とは少し違って。みんな役にハマっていてすごいなと」と振り返り、称賛の言葉を送っていた。
 そう演技を賞賛された木全は撮影当時について「昔から見ていた逃走中に出演できるのは光栄でしたし、FANTASTICSと出演できて嬉しかったです。FANTASTICSの3人が“ウェルカム・オーラ”で出迎えてくれました」と回顧。すると佐藤も「クランクイン前、僕の誕生日にこの世にあるありたっけのレモン・サワーをJO1メンバーからいただきました。あの時にJO1は素敵なグループだなと感じましたね」と応え、相思相愛ぶりを垣間見せる場面も。そして瀬口は「最高でしたね! JO1はカッコいいイメージがあったんですが、話してみるとみんな気さくで……。また新たなグループが作れるんじゃないかと思うくらい、友情も生まれたと思います」と話すと、横で話を聞いていた監督も「6人一緒のシーンは多くはなかったと思いますが、自分たちで“絆”を作れていて安心しましたね」と懐かしんでいた。

 またトークは陸上練習の話題へ。“元陸上部”という役の設定から走りのシーンも多かったため、撮影より先に陸上練習からスタートしたという。監督は「スピードを出してカッコよく走るシーンに見せるために、走りの練習から頑張っていただきました」と回顧し、佐藤も「きつかったですが、JO1はその後6時間の練習があるとか言っててほんとにすごいし、負けてられないなと思った」と話すや否や、木全が「陸上練習後に(FANTASTICSの3人も)ツアー準備をしていてすごかったです」と語り、ここでも互いのグループ・メンバーへのリスペクトが滲み出ていた。そして中島が「(金城)碧海の陸上練習の上達スピードがすごかった」と讃えると、その褒め言葉に思わず金城が嬉しさを堪えきれずに「ありがとう」と抱き合うと、観客席からは大きな歓声が上がっていた。

 さらに舞台挨拶では、監督から各キャスト陣へのメッセージが。本作では難解な役どころを担った佐藤に対しては、「素晴らしかったです! クライマックスの部分にとてもいいお芝居を見せてくれるので、皆さんお楽しみに」と語る。対する佐藤は「自分も頑張りましたが、相方の拓実(川西)の方が、素晴らしかったです」と川西への賛辞も忘れない。
 続いて、明るいムード・メーカーの陸を演じた瀬口について、「一人だけ泣く芝居がなかったのですが、ある役者の涙を誘う素晴らしい演技があった」と話すと、すかさず瀬口が「嬉しいです(涙)!!」と、何とここで“泣く芝居”を披露。そして「監督とたくさん話をしながら、3文字の“ある口癖”を作り上げました。その言葉のパターンなどもこだわって作りましたし、監督がさっきおっしゃってたシーンにも響いて来るポイントなので、注目してください」と自信を漲らせる。
 金城に関しては「最初一番不安だったが、佐藤との切ないシーンが素晴らしかったんです! そしてなかなか難しいアクション・シーンもすぐできて感心しました」とキャストの中でも大きな“伸びしろ”を見せてくれたことへ賛辞を送る。それに対し金城も「不安も大きく試行錯誤しながらのお芝居になりましたが、嬉しいです。考えながら演じ切ったシーンはもちろんですが、アクション・シーンもお気に入りシーンです」と自身の見どころをしっかりアピール。

 今度はメンバー随一の切れ者だが、ゲームに追い込まれていく賢を演じた木全について。「裏を持つキャラクターだったので(演じるのは)難しかったと思いますが、その裏を見せるシーンが抜群にいい芝居でした。(素晴らしすぎて)スタッフも思わずため息が出てしまうくらい」と木全の演技力の高さを語る。木全は「監督の顔を見ているとついて行きたい人だなと思えたし、その期待に応えようと頑張りました」と信頼を滲ませていた。
 続いて、普段の姿と大きく異なり、ギャップ溢れるキャラクターである瑛次郎を演じた中島の話題に。「補欠の役柄として、仲間への想いも(芝居から)伝わってきたし、終盤のシーンで皆がワイワイしてる時の彼の表情は注目です」と中島の熱演を称賛し、見どころを明かす。それに対し中島も「(監督も)一芝居に本気で向き合うと言ってくださって。監督の想いに対して応えられるように、全力でこちらも演じさせていただきました」と熱量を持って演じていた様子を振り返っていた。
 最後は、リーダー的存在の大和を演じた川西について。「撮影を重ねるごとにどんどん成長してくれました。最終盤、仲間たちを思い出すシーンがテストからお芝居が良すぎて、その部分もそのまま使ってしまいました」と大絶賛。川西も「大変なスケジュールでの撮影となりましたが、その分思い出も短期間に凝縮されていて……。今となっては振り返りやすいので、そんなスケジュールにも感謝したいです(笑)。自分の思い違いかもしれないのですが、監督がテストの時点で泣いていた気がして。そんな監督の顔も思い浮かべながら演じることができたので、素晴らしいシーンになったと思います」と感慨深く振り返っていた。

 トークの終盤では、最後に両グループの楽曲についての話題に。主題歌「Believe in You」について、金城は「バラード調として、歌詞の中に僕たちキャラクターのことや、逃走中で駆け巡ったり走るシーンをなぞらえているので、ぜひ聞いてほしいです」と呼びかける。またファイティング・テーマ「ブレイクライン」については、中島が「一人一人にストーリーがあり、葛藤や絆といった力強いメッセージ性がある作品です。本日0時に解禁となったMVも、本作をオマージュした力強い強い内容となっています」と語りかけると、客席からは大きな拍手が送られた。

 そして集まった観客のために、両グループを代表して、川西と佐藤より締めのメッセージが送られた。
 「必ず何か持って帰ってもらえるものがありますし、皆さんにとっての大切なもの思い浮かべながら帰ってほしいです!」(佐藤)、「周りの色いろいろ々な方を誘って観に行ってほしいしSNSに感想を書いてください! 絶対後悔しない作品なので、スリルを味わってください」(川西)とそれぞれが熱く語ると、会場全体が万来の拍手喝采に包まれた。その後マスコミ向けのフォトセッションが行われ、キャスト陣は再びレッドカーペットを歩きファンの声援に応えながら退場し、完成披露試写会は大盛況の中で幕を閉じた。

公開表記

 配給:東映
 2024年7月19日(金) 全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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