東映プログラムピクチャーの鬼才として数々のB級作品を送り出してきた内藤 誠監督。商業映画産業が衰退期を迎えた1980年、新しい映画を<産直方式>でと名乗りを上げた荒戸源次郎率いるシネマ・プラセットとの出合いがフリーの第1作となった。吉祥寺パルコの屋上に忽然と現れた銀色のエアドーム型映画館での上映。あの時代なぜこうした上映システムの映画が生まれたのか。会社を飛び出した映画監督が「自由奔放に作った」作品の背景は?
映画史・比較文学研究家の四方田犬彦と映画監督・内藤 誠が語りつくす。
映画『時の娘』
東京・吉原を舞台に自衛隊を脱走した青年と花火師の娘の恋を中心に、旧遊郭「夕月楼」の主人(梅宮辰夫)、怪しくも謎の女性(加賀まりこ)、江戸の花火を復活させようとする花火師たちが絡み合うミステリーとファンタジーに満ちた迷宮譚。
日時:2024年9月21日(土)14時半 開場。15時から18時。
イベント・スケジュール
四方田犬彦による『プログラムピクチャーからの飛翔―内藤監督とあの時代の映画状況』(20分ほど)
『時の娘』本編上映。(1時間43分)
四方田犬彦・内藤 誠監督クロストーク「『時の娘』が生まれた背景」
観客席からの質疑応答。
料金:一律3,000円(消費税込み)
予約・問い合わせ:info@cinemahouseotsuka.com
(オフィシャル素材提供)