世界で日本人選手の活躍も期待される、今、最も注目されている競技である“ブレイキン”を題材とした映画『ザ・ブレイキン』が９月13日(金)より全国にて公開する。
本作は現在の世界トップクラスのブレイカーが集まり、身体の限界値を超える動きやストリート・カルチャーの本物を追求した世界観を作り上げ、映画としてのエネルギー溢れた映像が収められている。ある事故をきっかけに不仲になった兄弟が反目し合いながらも、ブレイキンのイギリス代表になり、再三の危機を乗り越えながらチームを世界のトップに導こうと奮闘していく青春ブレイキン・ムービー。
アクロバティックに身体を躍動させ、リズムやビートに合わせて創造性を駆使して踊り、対峙する相手とバトルする、今、最も注目されている競技、“ブレイキン”ダンス映画を極めたクリエーターが集結！
ブレイキンとは、1970年代にニューヨークのサウスブロンクス地区のアフリカ系アメリカ人やラテン系アメリカ人の若者たちによって発展したストリート・ダンスのスタイル。当初は、ギャングが抗争をまとめるために武器の代わりにブレイキンを用い、発展していったと言われている。DJの音楽に合わせ即興で敵対する相手と交互に踊ってダンス・スタイルで競う競技。若者を中心に絶大な人気を集めている。
本作のメガホンを取ったのは、ストリート・ダンス選手権で優勝を目指する若者たちの成長を描いた大ヒットシリーズ『ストリートダンス』（2010-2012）を手がけたダニア・パスクィーニとマックス・ギーワ。当時から流行していたストリート・ダンスと対照的なクラシック・バレエが融合した作品となり、「全く違うものが混ざり合う感じが良い！」「新しいダンス映画」と口コミを呼び、全世界興行収入が4000万ポンド（約80億円）にまで上った。エンターテインメント性の高い作品を手掛けた２人だからこそ創り出せた、ブレイキンの魅力を正確に捉えている大迫力な映像になっている。
ブレイカーとして世界を経験している２人が、兄弟となって世界一の夢を掴む!?
本作の主演を務めたのは、世界トップ・ブレイカーである、カラム・シンとケルビン・クラーク。
今回は、兄弟役を演じた２人のブレイカーとしての歴史や、ブレイキン以外の活動を紹介する！
まずは、ブレイキンに夢中な弟・ベンジー役を演じたカラム・シン。８歳の頃に初めてブレイキンに触れ、そこからブレイキンに対する野心を持ち続け、当時最年少でブレイキンの有名なイベントに参加した。また、先日開催された世界大会への出場権を得られる予選にも、イギリス代表として出場するほどブレイカーとしての実力が高く評価されている。数多くの大会でも功績を残し、ブレイキンのイギリス代表として、最前線に立っているブレイカーだ。そして、ブレイキンの実力だけでなく、スポーツ・ブランドのナイキにアスリートとして契約した、最初の男性ブレイカーとなる等、数々の偉業を達成しており、ブレイカー・コミュニティの先駆者として活躍している。
そして真面目な兄・トレイを演じたケルビン・クラークは、イギリスのトップ・レベルのブレイカーとして知られており、現在は、ダンス・チームに所属し、パフォーマンスの部分を追求、各地でツアーを行っている。ケルビン・クラークもブレイキンだけでなく、世界的ブランドのモデルを務め、本作以降、芝居の指導も受けているなど、ブレイカー・モデル・役者と多方面でその才能を開花させている。今回、ダブル主演として大抜擢された２人は、ダンス・チームの「トリニティ・ウォーリアーズ」に所属しており、幼いころから一緒にブレイキンをしている親友同士だったこともあり、脚本の読み合わせの段階で監督を魅了した。
この度、そんな２人が演じた兄弟の場面カットが解禁された。解禁した場面カットには、思いつめた表情で立ち尽くしている幼い頃の兄弟の姿が。不仲になってしまった原因ともなる、過去の悲しい事故に関係したカットとなっている。さらに、お互いを睨み合っているカットや肩を組み合って、全力で喜んでいるカットなど、兄弟２人の関係性は、果たしてどう修復していくのかストーリー展開が気になる場面カットも解禁となっている。ブレイキンでも演技でも息ぴったりな２人にぜひご注目いただきたい！
公開表記
配給：松竹
９月13日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー＜２週間限定＞
（オフィシャル素材提供）
