イベント・舞台挨拶

『シンペイ〜歌こそすべて』完成披露試写会

©「シンペイ」製作委員会2024

 登壇者:湯本隆英(長野県中野市市長)、武田 徹(ラジオパーソナリティ)、中村橋之助(晋平役)、土屋貴子(晋平の母・ぞう役)、神山征二郎(監督)、新田博邦(プロデューサー)、中山治(中山晋平氏の孫)

 中山晋平が作曲した数々のヒット曲の誕生を描く、感動の音楽映画『シンペイ〜歌こそすべて』が完成し、11月22日からの長野県先行ロードショー、2025年1月10日からの全国公開を前に、中山晋平の出身地・長野県中野市で完成披露試写会が開催された。

 上映前には、完成披露試写会の主催者を代表して、長野県中野市の湯本隆英市長が挨拶し、700席満席の会場を見て、「晋平先生のこの映画に対する皆さんの関心の高さが伺える」と話した。「この映画は、本市が誇る偉大な作曲家・中山晋平先生の、少年期から晩年期までを描いた作品」と紹介して、上映がスタート。

 上映後には、MCの新田博邦プロデューサーが登場し、「いかがでしたか?」と聞くと、会場は割れんばかりの拍手で包まれた。

 観客を代表して、客席で観ていたというラジオ・パーソナリティの武田 徹氏が登壇。「よくできていて、素直に面白かったと思います」と話し、「皆さんが知っている曲がどのようにして生まれたのかというところが興味深かった。特に『ゴンドラの歌』」と具体例を挙げた。

 神山征二郎監督は、「25年前位から、もしできるなら、私が元気なうちに中山晋平さんの生涯を映画にしたいと思っていたので、皆さんに観てもらえてホッとしました」と挨拶。

 晋平の母・ぞう役の土屋貴子は、「監督には、『ぞうさんは細くて小さい方だったようですよ』と優しく言われ、5kg減量しました」と裏話を披露した。

 中山晋平を演じた中村橋之助は、「偉大な中山晋平さんに恥じない作品を作らなくてはいけない、恥じない中山晋平として存在しなくてはならないということを大切に務めさせていただきました」と撮影時の意気込みを話した。

 橋之助は、「普段、歌舞伎、舞台、ミュージカルだとかに出させていただいているんですけれど、映像のお芝居は、2〜3度ドラマに出させていただいた位でほぼほぼ初めてでした」と話し、一緒に登壇した土屋演じる母・ぞうについて、「ぞうさんが亡くなったところは、撮影初日の1シーン目だったんです!」と激白。「舞台だったら、生まれてから死ぬまでを順番にやっていくんですけれど、映画やドラマは時系列がバラバラの状態で撮影していくので、すごいなと思いました」と映画やドラマの役者に敬意を払った。

 監督が観客に、「このポスターでも分かりますけれど、橋之助さんは中山晋平にしか見えないでしょ?」と話しかけると、観客は大拍手で応え、監督は「何をやっても本人にしか見えない俳優さんもたまにいますけれど、役者というのは『役になる人』という意味なんです」と橋之助の演技を絶賛した。

 新田プロデューサーは、「伝記ものをやるときは、遺族の方や親族の方とトラブることもあるけれど、今回は最初から理解をいただいていた」と中山晋平氏のお孫さん・中山治氏を紹介。中山氏は、「いい映画を観させてもらった」と感謝の言葉を述べた。

 土屋は「皆さんと一緒にこの映画を観させていただいて、皆さんがクスッと笑ったり、のめり込む空気を感じ、私たち製作陣・役者陣が頑張って作って、それを観ていただけたと感無量です。11月22日から県内先行上映されます。今日が飛び立った最初の日です。ここから高く高く届けていただけたらと思います」と締めの挨拶をし、最後に観客全員とキャスト・監督が中山晋平が作曲した「シャボン玉」を合唱。試写会は温かい空気に包まれ、幕を閉じた。

公開表記

 配給:シネメディア
 2024年11月22日(金)より長野県先行ロードショー
 2025年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて公開

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