作品紹介

『アイミタガイ』

© 2024「アイミタガイ」製作委員会

イントロダクション

 ウェディングプランナーの梓は、日々の何気ないあれこれを亡くなった親友に送り続けていた。たとえ返事が来なくても――。
 見逃してしまいそうな微かなふれあいが繋がり、秘密の糸がほどけるとき、思いもよらない幸せの歯車が動き出す。
 2013年に刊行された小説「アイミタガイ」。ゆるやかに交わる連作短編が、一本の映画に生まれ変わった。『台風家族』(19)の市井昌秀が脚本の骨組みを作り、『ツレがうつになりまして。』(11)の故・佐々部清が魂を注いだ企画を受け継いだのは、『彼女が好きなものは』(21)やドラマ「こっち向いてよ向井くん」(NTV)の草野翔吾監督。親友同士の梓と叶海、二人の関係を軸に、一期一会の連鎖が大きな輪になっていく群像劇を紡ぎ上げた。
 主演を務めるのは黒木 華。かけがえのない存在だった友を失い、立ち止まってしまう主人公・梓の心の機微を細やかに演じ上げる。梓との結婚に踏み切りたい交際相手の澄人を中村蒼、梓の良き理解者で亡き親友の叶海を藤間爽子がつとめる。さらに、草笛光子、安藤玉恵、松本利夫、升 毅、西田尚美、田口トモロヲ、風吹ジュンら実力派が顔を揃え、人間ドラマのアンサンブルを奏でる。

ストーリー

 ウェディング・プランナーとして働く梓(黒木 華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人(中村 蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と二人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。

 (2024年、日本)

キャスト&スタッフ

 出演:黒木 華
    中村 蒼、藤間爽子
    安藤玉恵、近藤 華、白鳥玉季、吉岡睦雄/松本利夫(EXILE)、升毅/西田尚美、田口トモロヲ
    風吹ジュン/草笛光子
 原作:中條てい「アイミタガイ」(幻冬舎文庫)
 監督:草野翔吾
 脚本:市井昌秀、佐々部清、草野翔吾
 音楽:富貴晴美

 製作:「アイミタガイ」製作委員会(U-NEXT/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/TCエンタテイメント/BS-TBS/ダブ/中日新聞社/ダイバーシティメディア)
 製作幹事:U-NEXT
 製作プロダクション:ダブ

 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画『アイミタガイ』オフィシャルサイト
なぜ彼女は、亡くなった親友にメッセージを送り続けたのか?/黒木華 中村蒼 藤間爽子 安藤玉恵 近藤華 白鳥玉季 吉岡睦雄 / 松本利夫(EXILE) 升毅 / 西田尚美 田口トモロヲ 風吹ジュン/草笛光子/原作:中條てい「アイミタガイ」

 公式SNS:@aimitagai_movie

公開表記

 配給:ショウゲート
 2024年11月1日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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