登壇者:堂本 剛
アスミック・エース製作・配給により、主演・堂本 剛×監督・脚本 荻上直子で映画『まる』が10月18日(金)に公開となる。
この度、関西を代表する芸術大学である大阪芸術大学の美術学科の学生たちと「巨大“まる”アート」をあべのハルカス内にある大阪芸術大学スカイキャンパスにて制作、お披露目するイベントが実施された。
美術学科の森井宏青 特任准教授の先導のもと、生徒たちが制作した映画『まる』から着想を得た高さ2m、幅6mのキャンパスに、堂本が劇中の主人公・沢田のようにまるを描きこんで作品が完成した!
関西のシンボル・あべのハルカスの24階にある大阪芸術大学スカイキャンパス内ギャラリーにて行われた本イベント。約40名の学生たちと高さ2m幅6mの巨大アートが飾られたギャラリー内に、美術学生たちに迎えられ、堂本 剛が登場。
まずは27年ぶりとなる映画単独主演について「非常にチャレンジングで難しすぎる役だったのですが、悩みながらも芝居の感覚を取り戻しながら演じさせていただきました。現場の皆さんが和やかな空気感を作ってくださっていたので、リラックスして演じることができましたね」と久しぶりの主演作について語った。
撮影については「現場で監督に、セリフの心情などを確認すると、『きっとそうだと思います』とか『多分それで大丈夫だと思います』という返答があり、1シーン1シーンの正解は、現場でディスカッションして、演じてみて初めて“まる”が出るシーンが多かったですね」と撮影時の葛藤を振り返った。
本作の主人公・沢田は美大出身のアーティストであること、そして今回のイベントの実施場所、大阪芸術大学にちなみ、表現者が大切にするべきことを問われると「ただ自分を生きるだけ」と強く答え、また自身が好むファンク・ミュージックについて話題は移り、「日本ではあまりたくさんの方に聞かれるジャンルではないが、だれもがプラス、だれもが魅力的ということを表現している」と語り、「ファンクが好きな理由は自分が好きだから。自分の中で出している答えに向かって日々生きている」と自身の音楽活動についても明かした。
ここでイベントのメインである巨大“まる”アートの制作に。改めて目前にすると、「エネルギッシュだし、それぞれのカラーが反映されているふうに感じます」と印象を述べ、「僕は“雑味”を大事にしたいと思っているんですけど、一人ひとり生まれてきたからこそ持っている個性とか魅力があって、絵を描くっていうことは自分の手を通してそれが反映されていくので、必死にやっている、手を取り合っている、そういう印象をこの絵から受け取って非常に力を貰いました」と語り、その後、黒色の塗料で劇中の沢田さながらの大きなまるを丁寧に何度も筆を重ね、会場がその様子を見入る中、アート作品が完成した。
最後に作品の前で、「僕も頑張って生きていきます。皆さんも自分の人生は1回しかないので、周囲の人からいろいろ言われることもあるかもしれないけれど、自分らしく強く、優しく生きていってください」と改めて今回協力してくれた学生たちへ、人生の先輩として熱いエールを送り、非常にアートな空間でイベントは締めくくられた。
公開表記
配給:アスミック・エース
2024年10月18日(金)ロードショー
(オフィシャル素材提供)