紅葉で色づく那須塩原の美しい自然を舞台に、母を亡くして一人になった青年の成長の物語を描いた映画『川のながれに』が、11月11日(金)フォーラム那須塩原で先行公開、11月25日(金)より池袋シネマ・ロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』他にて全国順次公開される。
この度、クライマックス・シーンのひとつ、那須塩原市の「黒滝」での撮影中のメイキング動画が公開された。このシーンは、松本享恭演じる主人公君島賢司が、3人の女性たちと沢登りをし、川の源流を見に行くシーン。賢司の表情が、ここで初めてはっきりと見えるという貴重なシーンだ。撮影終盤を迎えた時期に、山岳ガイドの廣江秋男さんの案内で、最少人数で挑んで撮影。解禁になった映像には、皆がカメラ横に集まって見守る中、W主演となる森 音葉役の前田亜季に励まされ、「黒滝」の滝壺に入り、川面に身をゆだねる賢司の姿を映し出している。納得がいかないのか、途中自らやり直しをお願いし、再び水に頭まで浸る松本享恭。まだ10月とはいえ、北関東の気温は高くない。川岡大次郎プロデューサーは、「1回目に滝壺に入った瞬間、顔が白くなった気がして心配した」と語る。「演じるという感覚があまり無くて、周囲の出演者の方々を感じていた。風景と空気、人を感じていただけ。自分で感じを作って出すということが、この作品ではあまり無くて、役者としてはいろいろな気づきがあった。いろいろなことを感じていた日々で、経験できて良かったです」と、松本享恭は本作の撮影を振り返る。
メイキング映像
那須塩原市を流れる「箒川(ほうきがわ)」で、SUP(スタンドアップパドルボード)のアウトドアガイドをしている主人公君島賢司(松本享恭)は、父を幼い頃に川の事故で亡くし、母と二人で生きてきた。その母を病気で亡くして、一人きりになる。母が生前言い残した「自由に生きなさい」という言葉、7年間世界を旅してきた女性森 音葉(前田亜季)との出会いを経て、自分の生き方は、ただ流されているだけなのだろうかと疑問を持つ。しかし地元の人と自然に癒され、再び自分らしい生き方を見つめ直していく。
2016年、某テレビ番組の企画で那須塩原に期間限定で移住した「サマータイムマシン・ブルース」の川岡大次郎が今作のプロデューサーを務め、那須塩原の自然と人に魅入られ、その魅力を発信したいと製作を決定。主演の君島賢司を演じるのは、「仮面ライダーエグゼイド」の松本享恭。那須塩原に移住してきた、世界を見てきたイラストレーター森 音葉役に『茜色に焼かれる』の前田亜季。音葉が海外で出会い、那須塩原を訪れる友人風見役で『るろうに剣心 最終章 The Final』の青木崇高が友情出演。賢司の父親役で『孤狼の血』の音尾琢真が特別出演する。監督は、映画『Father 俺の屍を超えてゆけ』の杉山嘉一。
公開表記
配給:株式会社コンセント
11月11日(金)フォーラム那須塩原にて先行公開、11月25日(金)池袋シネマ・ロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』他 全国順次公開
(オフィシャル素材提供)