11月1日(金)より新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されるドイツ・ジョージア合作映画『ゴンドラ』の日本版予告編が解禁、併せて応援コメントも解禁された。
世界62の映画祭に招待され、10の賞に輝き*、フランスでは12週のロングラン・ヒット!!
観た後、ちょっと幸福になる<セリフなし映画>
名匠ファイト・ヘルマー最新作『ゴンドラ』の⽇本版予告編解禁。
ジェーン・スーさん、吉⽥恵⾥⾹さんのコメントもゴンドラのようにゆらゆら︕
昨年の東京国際映画祭でワールド・プレミアされ、賞には絡まなかったものの、「どんなに落ち込んでる⼈が⾒ても笑顔になる」「着替えするゴンドラがすごい︕想像⼒の勝利︕」など観客の⼈気を集めたドイツ・ジョージア合作映画『ゴンドラ』が、11⽉1⽇より⽇本公開されることが決定した。
舞台は、コーカサス⼭脈の⻄、ジョージア(旧グルジア)の⼩さな村。ゴンドラ(ロープウェイ)の乗務員として働き始めたイヴァ。もう1台のゴンドラの乗務員はニノ。駅⻑は威張り屋のおじさんで、その態度ときたら腹が⽴つことばかり。だけど、2⼈は負けてはいない。すれ違うゴンドラで2⼈が交わし合う奇想天外なやりとりは、まるでゴンドラ合戦! その楽しさは、やがて地上の住⺠も巻き込んでいく……という物語だ。
監督は『ツバル TUVALU 』(1999)、『ブラ︕ブラ︕ブラ︕胸いっぱいの愛を』(2018)の<セリフなし映画>の名匠ファイト・ヘルマー。⽇本公開作が多いわけではないが、その唯⼀無⼆の独特な世界観にはファンが多い。熱⼼なファンが集まった昨年の東京国際映画祭の上映後Q&Aで、監督は「セリフがないから⽣まれる映画的瞬間を⾒てほしい」と語ったが、まさにセリフがないからこその映画的喜びに溢れた作品だ。7⽉のフランス公開でも「愛する⾃由に捧げられた、きらめく讃歌。美しいジョージアの⾵景の中に、ジャック・タチの精神(エスプリ)が現れる」(仏 La Croix紙)と、フランスを代表する天才監督で喜劇役者でもあるタチの名前まで出すマスコミもいるほどの⾼評価を受けている。
2つのゴンドラは、⾏ったり来たり。世界のどこかに⾏けるわけではないけれど。想像⼒があればどこへでも⾏ける。そんなメッセージを感じさせる本作は、コロナ禍が世界を覆い⾃由な⾏動が制限されていた3年前に、⼩規模のクルーで撮影できる映画はできないかと、監督がアイデアを練り上げたという。気分がふさぐ⽇にもイヤなことがあった⽇にも、この映画を⾒れば、気持ちが晴れやかになり、映画館の暗闇の中で思わず笑顔になってしまう、そんな本作にどうぞご期待いただきたい。
応援コメント
ジェーン・スー(コラムニスト/ラジオパーソナリティー)
美しいジョージアの景⾊も、村⼈たちの表情も、アテンダントふたりの⾏動も、そしてゴンドラ⾃⾝も、なにもかもが饒⾆。
私たちは、⾔葉以外でこんなにも⼼を伝えあっている。
吉⽥恵⾥⾹(アニメ『ぼっち・ざ・ろっく︕』、連続テレビ⼩説『⻁に翼』脚本家・⼩説家)
惹かれあい愛し合っていくニノとイヴァの姿を通じて『⾃由とは何か︖』『規則とは何の為に存在するのか︖』を気づけば⾃問していました。
何を感じて、何が沁みたのかを観た⼈に聞きたくなる作品です。
が〜まるちょば(マイムアーティスト)
セリフがないのはセリフを必要としないから。
⾳も⾳楽も、そして伝えるべき想いもキチンと映像に刻まれた、
⾔葉に限定されない⼼のやり取りは、観ていて⾃然と楽しくなっちゃいます。
ISO(ライター)
ファイト・ヘルマーが⽢美な映像⾔語で紡ぐ、⾔葉いらずのクィア・ロマンス。
⾏き交うゴンドラで奏でられる「どうやってあの⼈を笑わせよう」と思いを巡らす恋の歓びに、何度笑顔が溢れたか。
櫻井知友樹(シネマカリテ/営業係)
セリフはないけれど、会話のキャッチボールのように⾏き来するゴンドラが⼼地良い。
ゴンドラの駆動⾳、村⼈の⽣活⾳、⽜の鳴き声がジョージアの⼭間へと私たちを誘うヘルマーマジック︕
瀧川佳典(テアトル梅⽥/営業係)
85分という時間の中に美しい映像と⾳楽を乗せて、ぬくもり、いじわる、たくらみ、いたずら、ちいさな恋まで映画的滋味がたっぷり。
引っ込み思案で⾼い所と狭い場所がちょっぴり苦⼿な⽅にぴったり。
渡邉隆介(キネマ旬報シアター/番組編成担当)
⼩さなゴンドラが想像の翼を広げる、キュートで愛おしい物語。
セリフがなくても豊かな世界に、チャップリンやジャック・タチ以来の映画の素晴らしさを感じました。
キャスト&スタッフ
監督&脚本:ファイト・ヘルマー
撮影:ゴガ・デヴダリアニ
美術:バチョ・マハラゼ
キャスト:ニニ・ソセリア、マチルド・イルマン
(原題:GONDOLA、2023年、ドイツ・ジョージア、上映時間:85分)
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:ムヴィオラ
11月1日(金) 新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)