イベント・舞台挨拶

『破墓/パミョ』ジャパンプレミア

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 登壇者:チェ・ミンシク、キム・ゴウン、チャン・ジェヒョン監督

 韓国映画『破墓/パミョ』のジャパンプレミアが都内で行われ、映画のプロモーションでは18年ぶりとなるチェ・ミンシクが来日。キム・ゴウンとチャン・ジェヒョン監督は、映画プロモーションでは初来日。舞台挨拶に出席した3人は大きな歓声で迎えられた。

 本作は、観客動員1200万人を記録した韓国で2024年No.1の大ヒット作。墓に隠された恐ろしい秘密を映し出すサスペンス・スリラー。2人の巫堂(ムーダン=朝鮮半島のシャーマン)と風水師、葬儀師が掘り返した墓に隠された恐ろしい秘密が描かれる――。第74回ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映。世界133ヵ国での公開が決定している。

 観客の前に手を振りながら登場したチェ・ミンシクは「俳優として活動する中で、観客の皆さんと触れ合えるこの瞬間は、本当に幸せな時間だと思っています。皆さんにご挨拶することができて、エキサイトしています。舞台挨拶は映画人にとって最後の作業で一番うれしい瞬間なんです」と大きな笑顔で挨拶。

 黒い皮のミニ丈ワンピース姿で登場キム・ゴウンは「日本の皆さんにこの作品を紹介できることは、私の人生にとって大きな経験です。皆さんに作品を紹介することができて光栄です。幸せです。どんなふうに映画を観てくださるのかワクワクしています。この作品について、皆さんからのいい反応や温かい声援を楽しみにしています」とにっこり。

 チャン・ジェヒョン監督は「お会いできてうれしいです」と日本語で挨拶して観客から大きな拍手を受ける。「いつも日本には遊びや買い物で来ているので、仕事で来られて不思議な気持ちです。日本はいつもインスピレーションを与えてくれる場所で僕にとっては師匠のような国です」と話した。

 墓地を見る風水師のサンドク役を演じたチェ・ミンシクは「風水は、家を建てるときにどちらに向けて建てるかなど、いつも生活の中に溶け込んでいる親しみのある世界です。私が演じたサンドクは、自然と人間の調和について考えてきた人物です。山や川、木を見るときは平凡な人よりも視線が深い人物なので、深みを持って見つめて、心で感じようと考えながら演じました」と自身が演じた役柄について話した。

 お祓いを行なう巫堂(ムーダン)のファリム役を演じたキム・ゴウンは「巫堂としてプロフェッショナルな姿をお見せしたいと思い、小さな所作やディテールからにじみ出てくるオーラに気を配りました」と撮影を振り返った。劇中、見事な祈りの姿を見せている。

 チャン・ジェヒョン監督はキャスティングについて問われると、「本作に登場する人々は、プロフェッショナルな専門家たちなので、韓国を代表する各世代の俳優に演じてほしい思いました。そして、その祈りが叶いました!」と笑顔で報告した。客席からは大きな拍手が。

 また、現場で起きたという不思議体験にいて聞かれると、「キム・ゴウンの演じているファリムが霊魂を呼ぶシーンで、多くのスタッフが体調を崩しました。専門家の話では、ゴウンさんが経文を読んでいるときに霊を呼んでしまったのでは――という話でした。お祓いをしてもらい、無事に体調が戻りました」と現場で起きたという恐怖体験を話した。

 最後にチェ・ミンシクは「今後も映画を通して、皆さんと一緒に何かを感じて、共有して、意味のある時間を持ち続けたいです」。

 キム・ゴウンは「この映画に関心を持ち、楽しんでもらえて感謝しています。これからもたくさんの作品を通して、皆さんとたくさんのかかわりを持っていけたら嬉しいです!」。

 チェ・ジェヒョン監督は「映画学校に通っている時、日本の監督の作品をたくさん観て勉強しまた。それと、たくさんの日本の漫画を読みながら育ちました。僕の骨となり肉となった漫画が生まれた日本で挨拶できて感無量です。これからも応援をよろしくお願いいたします」とメッセージを送り、大きな拍手を浴びた。

 フォトセッションでは、「ハートで行くぞ!」とチェ・ミンシクがノリノリでさまざまなハート・ポーズを連発。会場はファンの大歓声や拍手に包まれた。

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:KADOKAWA、KADOKAWA K プラス
 10/18(金)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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