イベント・舞台挨拶

『ファストブレイク』完成披露試写会

© 2024 ファストブレイク製作委員会

 登壇者:中沢元紀、押田 岳、小林亮太、中山優貴、谷水 力、荒井啓志、奥谷知弘、京山陽春、長谷川徹監督

 パリ・オリンピックでの日本バスケットボール男女の活躍で話題が盛り上がる中、高校バスケットボールを題材に青春ストーリー『ファストブレイク』(11月22日公開)の完成披露試写会が、10月16日(水)に開催された。
 主演の中沢元紀をはじめ、キャスト・監督が登壇して、会場を盛り上げた。

 今、注目の若手俳優たちが集結する舞台挨拶ということで、この日のチケットは即日完売。そんな熱気あふれる会場にキャスト陣が登場すると、客席からは大きな拍手とともに歓声がわき起こった。

 バスケットボールにすべてをささげた高校生たちの青春模様を描きだした本作だが、登壇者の中で実際のバスケ経験者はキャスト8人の中で4人。その中でも奥谷は高校時代に全国高校総体(インターハイ)3位入賞という実績の持ち主で、「この中では一番うまいと思います」と笑顔。一方、中沢をはじめとした残りの4人はバスケ未経験者だったが、中沢が「クランクイン前に練習する機会をいただけたので、練習は皆さんとできました」と振り返ると、小林も「皆さん忙しいんで、週に1回ずつくらい。何回かに分けて集まって練習をしました」と続けた。

 そんなキャスト陣だったが、劇中では迫力のバスケ・プレイを披露している。そのことについて押田が「スリー・ポイント・シュートをするシーンがあるので、フォームを重点的に練習しました。でも(撮影では)一発オッケーにはならなくて。けっこうカメラを回していましたね」と明かすと、長谷川監督も「ただボールをスパッと(リングに)入れるだけではなくて、ボールの外し方にも要望をいろいろと言ってしまった。すごく難しかったと思います。でも押田さんは本当にすばらしくて。5~6回くらいでできたんですが、押田さん(のボール)が入ったことに助監督が驚いちゃって。思わず『わ!』と言ってしまったというハプニングがありました」と明かし、会場の笑いを誘った。

 本作が「青春」をテーマとしていることから、それぞれの登壇者たちに「青春を感じた場面は?」と質問するひと幕も。「学生の頃はハンドボール部に所属していたんですが、人数がギリギリで。ひとりケガをしたらもう出場できないような部活だったので、本当にみんなでがんばって走り込んだり、筋トレをしたりしていたのが、そこが僕の人生の中での青春でした」という中沢。

 そして何よりもキャスト陣にとっては、本作の撮影そのものが「青春」だったという。そんな撮影の日々を谷水が「撮影の合間でバスケをやったりして。それは青春っぽかった」と語ると、小林も「やはり高校生の頃ってみんなでハンバーガーを食べに行くじゃないですか。現場でもハンバーガーを差し入れしていただいた日があって。種類もすごくたくさんあって、選び放題だったんですが、それをみんなで撮影の合間に食べていたのは青春っぽいなと思いました」と述懐。

 さらに「学生の時に部活をやってこなかったので、青春を感じたことがなかった」という押田も、「僕は俳優として皆さんと一緒に作品をつくるということが青春の一面なので。今回は特に青春を感じることができましたし、作品の中にもそれをそのまま織り込んでできたかなと思いました」。

 続く谷水が「練習するシーンは、みんな実際にキツい思いをしながら走ったりもしたんですが、僕も中学時代はバスケ部だったんで。その時のことを思い出しながら。男同士でワイワイやるというのが青春ぽいなと感じましたね」と語ると、奥谷も「僕もずっとバスケしかやってこなかったので。本当に厳しかったんですよ。たまにあるオフの日の帰りに、部活のなかまたちと一緒に、お寿司屋さんとか、しゃぶしゃぶとか、お腹いっぱい食べて。誰が一番食べられるのかと勝負したり。今思い返すと青春だったな」としみじみ。

 その後も「今後やってみたい役」について話し合い、お互いに「こういう役が似合うかも」と言い合うなど、すっかり気心知れた様子のキャスト陣。そんな中、最後のコメントを求められた長谷川監督は「わたしは中学・高校時代と、いい子ではなかったので。青春に真面目に取り組まなかったままこの歳になってしまいました。そのことの後悔から、この作品が生まれました。こういう作品を楽しんでくれる人がひとりでもいたらいいなと思いながら、撮影も、準備も、編集もやりました。こうやって皆さんに観ていただける日を迎えることができたわけですが、その時に思ったのが、わたしにとってこの作品こそが青春なんだということ。この作品を観終わった後に、皆さんにも青春を感じていただけたらすごくうれしいなと思います」とメッセージ。

 続く中沢も「今日はお忙しい中、来ていただき本当にありがとうございます。この作品は限られた日数の中で、監督をはじめ、キャストのみんなと話し合って、助け合って撮影した作品です。何より監督の思いがたくさん詰まっています。この作品を観て、何か夢中になれるものだったり、そういうものを見つけるきっかけとなったらうれしいなと思います。ぜひ楽しんでいただけたら」と会場に呼びかけた。

公開表記

 配給:ムービック
 11月22日(金)より、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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