イベント・舞台挨拶

『まぜこぜ一座殺人事件〜まつりのあとのあとのまつり』初日舞台挨拶

© 2024一般社団法人Get in touch

 登壇者:東ちづる、ドリアン・ロロブリジーダ、マメ山田、三ツ矢雄二、齊藤雄基監督

 東ちづるが 企画・構成・プロデュース、一般社団法人Get in touchが制作した映画『まぜこぜ一座殺人事件〜まつりのあとのあとのまつり』が10月18日(金)公開となり、ヒューマントラストシネマ渋谷にて初日舞台挨拶が実施された。

 舞台挨拶は、出演者でもある東ちづるとドリアン・ロロブリジータの掛け合い司会で、にぎやかに始まった。
 東に一言と言われ、ドリアンは「ちづるさんに勧誘され参加し、映画という1つの形になって灌漑深いです、映画は無限の可能性があると思います。これで終わりではないです」。
 三ツ矢は「おねえぶっこきました」と映画の中の役柄を語った。
 息を切らしながら舞台にあがったマメは「楽しかった、言いたいこといっぱい言えて、電車は、子ども料金で乗りてえとか」、監督は「“東京2020オリパラ”の公式映像の“MAZEKOZEアイランドツアー”を見て、こういうのをつくりたいなと思ったんです」と、本作の始まりを語った。

 ドリアンが「脚本は、ちづるさんへの不平が寄せられてできたのよね」と言えば、マメが「これってコメディ? 笑えた?」とお客さんに語りかけたり、何でも言い合える、和気あいあいな撮影現場の様子が伝わるトークが続いた。
 また、三ツ矢がキャスティングした、レジェンド声優11人で歌うエンディング曲の魅力が語られた。
 監督の話を受け、東より「街で障がいのある方にあった時、これまでは気がつかないようにするのが礼儀と思っていた方が、“お手伝い必要ですか?”と声を掛けられるようになるといいんですよね」と語った。
 これで終わりかと思った時、東より、三ツ矢が、初日の今日、70歳の古希のお誕生日であることが明かされ、皆で準備した、紫の帽子やマント、花やケーキが贈られた。そこで、東が、客席にいる出演者のダウン症のダンサーの峰尾紗季を発見し、舞台に呼びあげ、峰尾は「三ツ矢さんのお誕生日と聞いて」とプレゼントを手渡した。

 映画を観ているかのような、個性ある出演者の魅力がぎっしりつまったトーク……というよりパフォーマンスとなった。

 本作の出演者は、「まぜこぜ一座」の座長役の東ちづるをはじめ、ほとんどが本人役。義足・車椅子ユーザー、全盲、ダウン症、聾、ドラァグクィーン、トランスジェンダー、こびとなどなど、特性豊かなまぜこぜの出演者が一体となって笑わせてくれるエンターテインメント。殺人事件を機に、マイノリティ・パフォーマーたちの本音と疑問、怒りと笑いが爆発。美しい言葉も忖度も不要!見せかけのヒューマニズムなどクソ喰らえ!生きていることが表現だ!という思いを伝えたく公開となった。

Get in touchとは

 2011年 東ちづると繋がるアクティビストが立ち上げ、翌年法人化。誰も排除しない「まぜこぜの社会」をめざして、アートや音楽、映像、舞台などのワクワクするエンタメを通じて、“すでに私たちは共に生きている”ということを可視化、体現化する活動をしている。クリエイターをメインに、車椅子ユーザーや視覚障害者、トランスジェンダーなど、まぜこぜの特性のあるメンバーがボランティアで集結(プロボノ)している。
  公式サイト:https://www.getintouch.or.jp/(外部サイト)

公開表記

 配給:一般社団法人Get in touch
 10月18日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて順次全国公開

(オフィシャル素材提供)

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