監督は、CMを中心に映像ディレクターとして活躍する森野継偉。
2015年のネパール大地震をきっかけにグルン族の村に通うようになり、次第に村の人々の生活や文化に惹かれていったことが作品製作のきっかけとなった。
出演はそこに生きる人々。役者やタレントは一切出演していない。
撮影までに7年という年月をかけて村に通ったからこそ出来た村との深い関係性が生み出す映像は、観る者に、圧倒的な没入感を体感させる。
失われていく文化や生活の記録だけでなく、時代の狭間で葛藤する少女が、何を考え、行動していくのか最後まで目が離せない。
スクリーンを通して約50分間観客を異国の地へと連れていく、そんな体験ができる本作が11月末に到来する。
監督:森野継偉 プロフィール
1994 年福岡生まれ。
CMを中心に短編映画など監督作品多数。
本作が初の劇場公開作品となる。
映像に携わる前にバックパッカーとして海外を放浪していた経験は、現地に溶け込み、寝食を共にする撮影スタイルに活かされている。
主題歌:インナージャーニー プロフィール
2019年SSWカモシタサラの未確認フェスティバル出場のために当初はサポートとして結成。18 歳とは思えない歌詞のセンスと純粋な曲の良さが評価され、次々とステージを突破。その後正規メンバーとして正式にバンド体制をスタート。新宿・下北沢などのライブハウスを中心に活動をしつつ、勢いそのままに、JAPAN’S NEXT 渋谷 JACK 2019 WINTER・でら ROCK FESTIBAL 2020など大型サーキット・フェスにも出演。シンプルな曲の中に溢れる魅力が詰まっている。幅広い年齢層に響く曲と Vo. カモシタサラのやさしく響く歌声、それを包み込むバンド・サウンド。 今後の活躍に目が離せない。
ストーリー
ネパール。ヒマラヤの奥深く、美しい自然に囲まれたグルン族の村。そこでは、まるで一つの大きな家族のようにみんなで助け合いながら、ほぼ全員が農業に従事して暮らしている。
今年18歳になる少女ビスヌは、結婚を控えていた。村には結婚相手を親が決めるという慣習があり、ビスヌもまた親が決めた相手との縁談を待つ。家族、友人、大切な人達と過ごす日常を淡々と密着しながらも、次第に婚礼の日が間近に迫ってきて――。
(原題:We are Gurung、2022年、日本、上映時間:51分)
キャスト&スタッフ
監督:森野継偉
音楽:インナージャーニー「流浪のうた」
撮影:鈴木隆司
ガイド通訳:プラベシ ・グルン
ミキサー:高橋 健
宣伝:柏田滉太、大城光穂
スチール提供:連川裕隆
現地協力 :春日山紀子
タイトルデザイン:吉村水純
送迎:五十嵐英祐、長澤和音、佐藤諒文
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:ニチホランド
11月30日(土) ユーロスペースにて公開
(オフィシャル素材提供)