イベント・舞台挨拶映画祭・特別上映

『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』第37回東京国際映画祭ワールド・プレミア上映舞台挨拶

©2024「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会

 登壇者:杉田雷麟、平井亜門、森田 想、近藤亮太監督

 第37回東京国際映画祭・アジアの未来部⾨に正式出品された映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』のワールド・プレミア上映が10月30日(水)、丸の内ピカデリーにて開催され、主演の杉⽥雷麟と主要キャストの平井亜⾨、森⽥ 想、そして近藤亮太監督が登壇し、作品の見どころを語った。

 海外でも人気のジャパニーズ・ホラー。客席には、外国からの観客も詰めかけるなど、国際映画祭の雰囲気が漂うなか登壇した近藤監督は「ワールド・プレミア上映にお越しいただきまして、本当にありがとうございます」と挨拶。

 2022年に行われた「第2回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した短編作品が、新たなキャストを迎え長編映画としてついに完成した。近藤監督は「この長編映画を作り始めたのが去年の3月。そこから1年半以上を費やしてこの日を迎えられて感無量です」と喜びを口にする。

 一緒にかくれんぼうをして遊んでいるさなか、弟が失踪してしまったという経験をした主人公・兒玉敬太を演じた杉田は、ホラー映画というジャンルでの演技について「僕はこれまで幽霊を見た経験をしたことがなったので、幽霊に出くわしたときの芝居についてのリアルな反応を、どのように表現したらいいのか、最初分からなかったんです」と正直な胸の内を明かすと「でもよくよく思い返してみれば、どんな芝居でも自分の想像でするものだなと。同じ経験をしているからといって、うまく演技ができるわけでもないと思ったので、芝居の方向性が合っているかどうかを、近藤監督と相談しながらやりました」と役へのアプローチ方法を明かす。

 同じ質問に、霊感のある兒玉の同居人・天野 司を演じた平井は「僕の演じた天野は唯一幽霊が見えるキャラクターだったのですが、僕自身も幽霊が見える人ではないので、YouTubeなどでオカルトのお話をいっぱい見て、想像しながら演じました。でも幽霊の見え方って十人十色のようなので、それが参考になったのかは分かりません」と笑うと「近藤監督と参考にする漫画のキャラクターなどの話を共有しながら、現場ですり合わせていきました」と振り返った。

 新聞記者として事件を追いながら兒玉や天野と関わるようになっていく久住美琴を演じた森田は「ホラーというジャンルに属している作品ですが、映像や大きな音で脅かすといったような派手さはなく、静かに、すごく映画的なアプローチをする作品になっているのが特徴です」と映画をアピールしていた。

 最後にワールド・プレミアとして作品を観る観客に向け、近藤監督は「僕はジャパニーズ・ホラーと言われる作品を観て育ち、自分自身もそういう映画を撮りたいと思って、今回の『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』という作品を作りました。自分がまさに子どものころに感じたような怖い気持ちを、この時代に味わっていただければ」とメッセージを送る。

 杉田も「この作品は、映画館で観るのが一番いい映画だと思っています。それは分かりやすく音や表現で脅かすのではなく、じわじわと静寂な時間でさえも、この映画館という環境であれば、何か裏に怖いものが潜んでいるかもしれないと思えるから。僕が最初に台本を読んだときに感じた気持ち悪さを一緒に共感していただければ」と期待を煽る。

 森田も「私は出演者側で、ホラー映画にも関わらせていただくことが何回もありました。そんな私でも少し度を越した構成になっています。試写を観させていただいたとき、その怖さに驚いて、かなり引きずった感覚がありました。近藤監督渾身のJホラー、皆さんもぜひ、その怖さを楽しんでください」と伝えると、平井も「すごく静かで忍び寄ってくるような怖いホラー映画なので、五感を研ぎ澄ませて楽しんでください」と見どころを語った。

公開表記

 配給:KADOKAWA
 2025年1月24日(金) 全国公開!

(オフィシャル素材提供)

関連作品

呪怨:呪いの家 Blu-ray BOX
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました