イントロダクション
2011年7月、27歳の若さで早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウスの半生を描いた『Back to Black エイミーのすべて』。
さまざまな音楽的要素を融合させて独自のスタイルとサウンドを作り上げ、世界中で3,000万枚以上のレコードを売り上げ、現在でも月間8,000万回以上のストリーミング再生数を誇る近年の歴史上最も偉大なアーティストの一人エイミー・ワインハウス。カムデン・タウンで過ごしたアーティスト初期からアルバム「バック・トゥ・ブ ラック」を発表してグラミー賞5部門受賞という栄誉に輝き、一躍世界的大スターの地位を獲得するまでの物語。若くして脚光を浴び、突然の名声に戸惑いながらも、感情むき出しの歌詞に独特のけだるいハスキー・ボイスで本能のままに歌い続けた“愛に生きた”エイミーの“波乱に満ちた愛と喪失”を描き、知られざる素顔に迫る。音楽伝記映画に、また新たな名作が誕生した。
『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(09)や『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)で知られるサム・テイラー=ジョンソンがメガホンを取り、エイミー・ワインハウスを演じるのは、現在27歳で英国のドラマ「インダストリー」シリーズでメイン・キャラクターを務め、映画『バービー』では王女バービーを演じた現在ブレイク中のスター、マリサ・アベラ。その他、英国アカデミー賞受賞俳優ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞Ⓡのノミネート俳優レスリー・マンヴィルなどが脇を固めている。
ストーリー
運命の男じゃないと気づいてた。でも――
10代のエイミーは、別居中の父ミッチ(エディ・マーサン)と母ジャニス(ジュリエット・コーワン)や、若かりし頃ジャズ歌手だった憧れの祖母シンシア(レスリー・マンヴィル)ら家族に見守られ、歌手としてのキャリアをスタートする。デビューアルバム『フランク』は成功したものの全米進出を果たせず、悔しい気分で行ったパブでブレイク(ジャック・オコンネル)と出会い、2人は熱烈な恋に落ちる。しかしブレイクはすぐに元カノとよりを戻して二人は破局。ショックからエイミーは酒やドラッグで問題を起こすようになる。心配したマネージャーはリハビリ施設での治療を勧めるが、エイミーは治療を拒否する。ブレイクとの失恋を歌った「バック・トゥ・ブラック」は世界的な大ヒットとなり、再会したエイミーとブレイクは誰にも内緒で結婚する。しかし再び関係が悪化したうえブレイクは暴行罪で逮捕されてしまう。今やスーパースターのエイミーはパパラッチに24時間付きまとわれ、長年の摂食障害と依存症に苦しみ、心も体も蝕まれていく。そんな時、グラミー賞主要4部門を含む6部門にノミネートされるのだったが……。
(原題:Back to Black、2024年、イギリス・フランス・アメリカ、上映時間:123分、PG12)
キャスト&スタッフ
監督:サム・テイラー=ジョンソン
脚本:マット・グリーンハルシュ
製作:アリソン・オーウェン、デブラ・ヘイワード、ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
出演:マリサ・アベラ、ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、サム・ブキャナン、レスリー・マンヴィル
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:パルコ ユニバーサル映画
11月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー