日本公開がいよいよ今週11月8日(金)に迫る『レッド・ワン』(※全米は11月15日[金]公開)のワールドプレミアがクリスマス・ムード一色のドイツ・ベルリンで行われ、主演ドウェイン・ジョンソンをはじめ、クリス・エヴァンス、J・K・シモンズ、ルーシー・リュー、キアナン・シプカ、ボニー・ハント、クリストファー・ヒヴュ、ジェイク・カスダン監督など豪華キャスト・監督が集結し大きな歓声で迎えられた。
クリスマス・ツリーやイルミネーションなど華やかな雰囲気の中、世界各国から集まった報道陣と世界最速のクリスマスを待ちきれないファンが集結し、会場が熱気に満ちたこの日のイベント。劇中で、誘拐されたサンタを救出し、クリスマスを取り戻すために最強タッグを組んだドウェインとクリスはそれぞれワインレッド、モスグリーンのクリスマス・カラーの衣装で登場し、ここでも相性ぴったりの様子。
さらにクリスマス映画の新定番というだけあって、会場のファンのなかには子どもたちの姿も! クリスが小さな子どもとハイタッチする場面もあり、会場全体があたたかいムードのなか全世界ではじめて『レッド・ワン』が上映され、その上映前の挨拶で主演のドウェインは「とにかく楽しんでもらえたら嬉しいし、たくさんの愛をありがとう、僕たちからも愛を」と大盛り上がりの観客に向けてコメント! プレミアは大熱狂のまま、幕を閉じた。
プレミアの翌日に行われた記者会見では世界中の記者から質問が集まり、初お披露目となるプレミア上映での反響についてジェイク・カスダン監督は「こんな反響ならいつでも大歓迎だね。この作品のもっとも胸躍る要素がまさに新しい北極のサンタや魅力的なキャラクターたちで、これまでに見たことのない形でサンタの物語を紡ぐ術を模索したんだ。サンタのことを、これまでずっとある姿として見てきたわけだが、本作の素晴らしいワクワクするアイデアというのは、“カーテンを少し開けて、サンタの本当の姿を見ることができるとしたら?”というものだった。本作のそういった要素は全て、種となるアイデアから生まれた。考案したのは脚本を担当したハイラム・ガルシアで、彼がドウェイン・ジョンソンと共に、早い段階でクリスと僕を起用してくれた。一同の機動力となったのは、彼のアイデアだったんだ。」とかつてないクリスマス映画の誕生についてコメント。
アクション映画とホリデー映画の絶妙なバランスで作られている本作についてクリスは「チーム全員でその秘訣を見出そうとしたんだ。クリスマスには素晴らしい言い伝えがあるが、それは僕たちが子どもの頃から親しんできた物語だけでなく、世界共通なんだ。そんな物語、神話といったものを聞くうちに、ある種のアクション・アドベンチャー映画が求められていると感じたんだ。だから、みんなが思うほど難しいことではなかったよ」とコメントすると、ドウェインは「僕もそう思う」と共感。「脚本家のハイラム・ガルシア、クリス・モーガン、そしてジェイク(監督)が加わり、チームそのものが、典型的なクリスマス映画には見られないような、大掛かりなアクションのスケールに適していたんだと思う。俳優陣は皆、才能豊かな人たちばかりで、クリスマスを愛して集結し、誰もがそれぞれの役にピッタリの役者たちだった。そして、僕たちは決定的なサンタクロース像を作りあげたんだ!」とクリスマス界の新星・マッチョサンタに自信たっぷり。
続けて、「ジェイクが作品の中に本質的に散りばめるもの、それはハートだ。ジェイクとは(彼が手がけた)ジュマンジの最初の2作、そして今回『レッド・ワン』と、タッグを組むのは3度目だが、本作にも真心が込められている。特に気に入っているのは、JK演じるサンタクロースが、人間の良いところを見ようとする部分。このシーンはそれが僕たちの役目なんだと思い出させてくれる。子どもを見るとき、悪い子リストに載っているかどうかを超えたところにあるものを見る。ジャックにしても、その内側を見ることで、誰もが心の中に宿す子どもを見るんだ。だから、クリスが言ったように、それほど難しいことではなかった」と監督が本作に込めた想いについてもコメント。
アクションの話題になるとゾーイ役を演じたルーシー・リューは「(監督から)“キックを一回するか、パンチを一回する程度かな。そんなもんだよ。女ボスだというだけだから”と言われていたのに、現場に行ったらスタント・コーディネーターがやってきて、アクション・シーン全体の動きを見せてくれた。でもその後、“よし、やりましょう”と言って、スティックを手にした途端、マッスル・メモリーが戻ってきて、まるで生き返ったかのようだった。私はアクション映画を観るのが大好きで、子どもの頃からずっと観てきたので、スクリーン上でアクションをやるというのは、実は最高にワクワクする。子どもたち、女の子や大人の女性たちを興奮させるものだしね。それが自分に今でも備わっているのだと知って、嬉しかったわ」と振り返る。
ドウェインは「クリスと僕は嬉しいことに、撮影現場で何日もクランプス役のクリストファー・ヒヴュと撮影したんだ。今まで僕たちが見てきたものの中で、最上級に見事な演技だった。体がデカいし、彼が身につけていた特殊メイクは、アカデミー賞®受賞者であるジョエル・ハーロウによるものだ。そこでのチャレンジは目でさまざまな感情を表現できなければならないということだった。もちろん、それ以外は全て特殊メイクだからね。彼があまりに優れた役者だからこそ、目だけの演技ですべて感じられたんだ。本作の中で、それを感じることができる。(クリストファーに向かって)とにかく、君には脱帽だ。本当に素晴らしい演技だったよ」と“冬の闇の王”クランプスとの対峙シーンを絶賛!
CGにしなかった点に関して監督は「CGでやろうという考えは全くなかった。ずっとこのやり方を希望していたんだ。ドウェインが言ったように、世界でもっとも優れた人が僕たちと一緒にこれを作り上げてくれた。最高に満足のゆくものだったよ。クランプスが登場する大掛かりなシーンは、出演者全員が洗練された特殊メイクを纏ったキャラクターたち。こういう映画ではCGが多用されるし、本作にもCGは多く使用されているけど、そういうところには使っていない。何ヵ月もかけてあのビジュアルを作り上げたのだが、彼の演技は力強く、エネルギッシュだった。だからこそ、誰もが刺激を受ける。今まで手がけた中でもっとも楽しいシーンの1つだった」とこだわりを語っている。
最後にドウェインにとってのクリスマスを聞くと「家族全員が揃うことが、我が家で一番大切な家族の伝統。僕が子どもの頃は、父はいつも出かけていて、クリスマスにいつも自宅にいるわけではなかった。僕たちのような仕事をしていると、この期間仕事をしなければならないこともある。だから、僕にとっては、家族全員が揃うことが、一番大切なこと。それからクリスマス・ツリーの下に、良いプレゼントを置いておいてもらうこともだ。プレゼントが欲しい! 俺にくれ!」とマッチョサンタに懇願!?
クリスは「ジャックは誰もが2度目のチャンスを与えられるべきだというモットーを象徴している。この映画が見事にやってのけたと思うのはまさにその点で、クリスマス・シーズンに感じるべきハートや人間性を描いている。それは人に対する善意や、(人生における)優先順位を忘れないことであり、特に許しを乞う人にとっては、2度目のチャンスを与えられることなんだ。」とアクションやコメディ要素だけでなく、クリスマスに大人も子どもも楽しめ、心温まる映画として作品をアピールした。
クリスマス映画の新定番となる、本作にぜひご期待いただきたい!
公開表記
配給:ワーナー・ブラザース映画
11.8(Fri)日本公開! 日本語吹替/字幕版同時上映
<Dolby Cinema®/4D/IMAX®>※一部劇場除く
IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories
(オフィシャル素材提供)