インタビュー

『ネネ -エトワールに憧れて-』ラムジ・ベン・スリマン監督 オフィシャル・インタビュー

© Thomas Brunot

 世界最古の歴史と格式を持つパリ・オペラ座のバレエ学校でエトワールを目指す少女ネネの物語、『ネネ -エトワールに憧れて-』が11月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開する。
この度、ラムジ・ベン・スリマン監督のオフィシャルインタビューが解禁となった。

 ヒップホップが溢れる街で育ったネネは、パリのオペラ座バレエ学校に入学したばかりの12歳の黒人少女。ネネの才能は誰の目にも明らかだったが、彼女の生い立ちや肌の色が伝統ある学校にはそぐわないと同級生や一部の教師から差別を受けていた。それでも持ち前の情熱とひたむきさで、エトワールを目指し日々バレエに打ち込むのだが、彼女の入学に最初から反対していたマリアンヌ校長との衝突などトラブルが次々と起こっていく。そんな最中、マリアンヌの隠された秘密が明らかになる。

旬の一流ダンサー陣による振付・演出による、本格的クオリティーのダンス・シーンが実現!

 フランス映画界期待の新星ラムジ・ベン・スリマンが監督・脚本を務め、若きバレリーナである主人公のネネ役をルイ・ガレルとヴァレリア・ブルーニ・テデスキの養女であるオウミ・ブルーニ・ギャレルがエネルギッシュなダンスで見事に演じ、元スター・バレリーナから校長に転身しネネに立ちはだかる校長マリアンヌ役を名優マイウェンが、オペラ座の演出家役をセドリック・カーンが熱演する。さらに、ストリート・ダンス振付にコンテンポラリー・ダンスの新星メディ・ケルクーシュ、クラシック・ダンス・アドバイザーにパリ・オペラ座の現役ダンサー、ジュリアン・メザンディが加わり、スター・ダンサーであるエトワールのレオノール・ボラックが本人役で躍るという本格的バレエ・シーンも見どころ。バレエの美しさと厳しさを鮮やかに描くのと同時に、人種差別や才能への僻み妬みで苦しみながらも常に前向きに生きるネネの姿を通して、その周りの人々も成長していく感動作。

「黒人の少女が白人の象徴であるオペラ座に挑むということ以上の大きな意味を持った作品になった」
ラムジ・ベン・スリマン監督オフィシャル・インタビュー

 世界最古の歴史と格式を持つパリ・オペラ座のバレエ学校が舞台となる本作。作品内に登場するパリ・オペラ座バレエ学校について、ラムジ・ベン・スリマン監督は「綿密な取材と資料に基づいたセリフやセットになっていて、オペラ座のエトワールであるレオノール・ボラックからは、自分の経験したバレエ学校ものだという賞賛をいただいたんだ」と、その再現度の高さを語る。本作の内容について「黒人の少女が白人の象徴であるオペラ座に挑むという以上の大きな意味を持った作品になったと考えているよ。『リトル・ダンサー』を観たダンスに馴染みの無い男の子がダンスが出来るようになったように、この作品を通して黒人の子どもたちがもっとコンプレックス無しにクラシカルなダンスに挑戦できる世界になれば。それは映画の使命であり、世界が変わっていくために、これから先も作品を作り続けていくことが重要だと考えているよ」と作品に込めた想いを明かした。
 さらに、日本での公開に向け「日本での公開をとても嬉しく思っています。フランスでの公開時には主人公のネネに多くの注目が集まりましたが、マリアンヌにも注目して観ていただきたい。真の意味でこの作品を分かってもらえると思います。フランスでの上映時とは異なる反応を期待しています」とメッセージを寄せた。

 『ネネ -エトワールに憧れて-』は11月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開。

公開表記

 配給:イオンエンターテイメント
 11/8(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

 (オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました