累計発行部数1400万部超、男女の心を掴んで離さないバイブル的なコミックス「東京卍リベンジャーズ」の実写映画である『東京リベンジャーズ』が7月9日より公開中。7月10日(土)には公開記念舞台挨拶が実施され、北村匠海、山田裕貴、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢 亮が登壇した。
公開記念舞台挨拶に登壇した北村は「無事公開することができました。何度も何度も何度も撮影が止まり、公開延期になりと、リベンジを繰り返してきたこの作品が、やっと皆さんの元に届くことを嬉しく思っています」と挨拶。山田も「ようやくここまで辿り着けたことが本当に嬉しくてたまりません。全国の劇場でたくさんのお客さんが集まってくれているんだと思うと、胸に来るものがあります」と映画が無事公開になったことについてコメント。間宮は久々のマスコミと観客と両方が入った舞台挨拶について「すごく懐かしい感じがします。マスコミの皆さんもこれだけ入って、お客さんもこれだけ入っていて、舞台挨拶はこれだなぁ~!という感じがしてとても嬉しいです」と話し、映画の公開に加えて従来の形で舞台挨拶を実施できたことへの喜びを語った。
MCからの【映画の中で一番“エモい”と思うシーンはどこですか?】という質問を受けた北村は磯村たち“溝高五人衆”と過ごした時間がエモかったとコメント。「現場に入る前に芝居を合わせる時間もあって、当時は自粛前だったので、本読みの後に昼から飲みに行ったりもして、芝居上だけで構成される関係性ではなく、プライベートでも醸し出る繋がりからできた溝高のシーンは、自分の学生時代も思い出しつつ、全部好きです」。山田は吉沢演じるマイキーとのシーンを挙げ、「一番エモいのは(映画の後半で)マイキーが1人でふらっと陰のほうに行って、“心配かけさせやがって……!”って言ってボロって泣くところ!エモいっすよね。すげぇかっけぇ!って思いました」とコメント。吉沢も「あそこは強がっているマイキーから素に戻るマイキーというか、ちょっとしたニュアンスの違いなんですけど、ギャップみたいなものを意識しながらやらせてもらいましたね」と応じた。
今田は北村演じるタケミチとの会話シーンについて、「マンションの下でタケミチの傷を治しながら会話するシーンのヒナタの台詞がすごく好きで。“だったら頑張って10年後も私と一緒にいて”っていうシーンはすごくグッときましたね」とコメント。鈴木は映画を観終わった観客に対して「僕の演じたキヨマサはエモいシーンは見当たらないんですけど、エグイシーンはたくさんありましたよね(笑)」と話しかけつつ、「エモいシーンは見当たらないんですけど、タケミチが倒さなければいけない強大な壁という役どころだったので、本当に悪に徹して、自分の善意は捨てて、キヨマサとしてやらせてもらったので、そうした面では非常に良かったなと思っています」と自身の役柄について語った。
眞栄田は自身のクランクイン・シーンでもあり、本編の中でも眞栄田演じるミツヤが初めて登場するシーンを選び、「あのシーンを観るとやっとトーマンの一員になれたなっていうのもあってエモいですね」とコメント。清水は「僕の出ているシーンは(出演時間的に)CMなので(笑)、自分以外のところでいうと、パーちんのプライドを懸けたタイマン・シーンは、ウルっと来ちゃって。ヤンキーとしての筋だったり、仲間同士の絆だったりが滲み出ていて、熱いし、エモいし、素晴らしいなと思って観ていましたね」と話し、磯村は「劇中でよくタケミチにヘッドロックするんですけど、匠海のサイズ感が丁良かった(笑)。学生時代のシーンでもやっているし、最後のほうのシーンでもやっていて、それが繋がっていくところがエモいなと思いましたね」と語った。
間宮は「僕と尋也に関してはこの映画に出ていること自体がエモいのではないかと(笑)。劇中で“種は巻いた”という台詞があったんですが、種蒔きっぱなしの状態なので、ちゃんとキサキとハンマの暗躍の芽が出て育って行くように、続編を願いながらでたという意味も込めて、エモい出演だったのかなと思います」と早くも次回作への期待を煽る発言で会場を盛り上げた。
吉沢は山田同様マイキーとドラケンのシーンを選び、「タケミチの学校に乗り込んで喧嘩するシーンが、エモくて。アドレナリンがバンバン出ていて、最後に僕が落とした学ランをケンちん(ドラケン)がすっと出してくれて、僕がノールックで取るというのが、打合せ一切してないんですけど、マイキーとドラケンの関係性がめちゃくちゃ出たなと思って個人的にエモくなってましたね」と語った。
Twitter募集で選ばれた【自分以外のキャラクターでこれ言いたかったなという台詞は?】という質問には、北村がTikTokで流行っているマイキーの“ひよってるやついるか~?”の台詞が言いたかったと回答。劇中でその台詞を披露している吉沢は「超熱くなるシーンのはずなのに、“あそこのシーンでめちゃくちゃ笑った(笑)”みたいなコメントがあって、そんなシーンじゃないんだけど!と思ってそれが面白かったですね」と語った。山田はタケミチの“分かっているよ! 俺の人生クソだって!”という台詞を挙げ、北村は「あのシーンは撮影中断から再開して1日目だったとので、その鬱憤のままやりました」と撮影秘話を明かした。
最後に北村は「今とても必要なメッセージが詰まっている作品だと思っています。過去にタイムリープすることはできませんが、劇中でタケミチが一歩踏み出す勇気を示してくれたように、『東京リベンジャーズ』という作品が皆さんの勇気の1つになってくれたらいいなと思います。僕らもこの映画に熱量を込めて作ってきました。皆さんの心にこの作品が残ってくれたら嬉しく思います」と挨拶。イベントを締めくくった。
登壇者:北村匠海、山田裕貴、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢 亮
公開表記
配給:ワーナー・ブラザース映画
大ヒット上映中!
(オフィシャル素材提供)